インセイン「スウィート・スウィート・ホーム」ネタバレ感想(未プレイ閲覧NG)
とんでもねーシナリオでした。さまよう二人に幸福な結末は訪れない……。
PC・烏羽スバル(からすば すばる):あねよ
NPC・高峰宏希(和希):大原キリさん
一見ヒモっぽい雰囲気だけど一途な年下と、年上の優しい恋人、元大学の先輩後輩という組み合わせ。
初日が幸せな導入だけで終わったため「もう終わろうここで」「スウィート・スウィート・ホーム 完」「ここで終わらない?」とずっと大騒ぎしていたのですが、全くもってその通りでした。ここで終われば……幸せな二人は……ウッ……(お約束)
部屋に来てからは、目の前の恋人のこと、ずっと「幽霊?何?これは何?」って思ってたから「生きてる人間です」って言われて死ぬほど笑ってしまったな。まさか死んだ恋人の身代わりにその弟を監禁していたとは。おいお前なにやっているんだい私の知らないところで
いやしかし相手が生きてる人間だとは全く思ってなかった。シャッター下りてるし、電話もわけわかんないし、玄関封鎖されてるし、何?みたいな……見つかるなってどゆこと……?みたいな 夢の中の出来事だと完全に思い込んでました。PLも飲まれてたな~~!!狂気に!!
情報を集めきる前にクライマックス突入は避けたい……と思っていたので、闇の欠片を出来るだけ避けつつ。「リビング」「恋人の部屋」「表札の無い部屋」を序盤で開けて、マスターシーンでしっかり混乱しました。
後半の行動としては、
4-2シーン目にNPCにPCの秘密を調査してもらう
5-1でNPCの秘密を調査、真実を知り秘密の書き換えが発生(ここで爆笑)
どういう状況でNPCを閉じ込め……?やむにやまれず……?この家は何……?と思っていたら想定外の状況だったからさあ……!いや確かによく見たら「そう」なんだけど、バイアスってこえ~
恋人のフリをやめた弟くんに対して「飛影はそんなこと言わない!!」と言って
ここで妄想に縋らなかったところがもうだめだったな、狂人にはなりきれなかったんだ……いやまあ弟くんを恋人だと思い込んで監禁していたのはだいぶ狂人ですけど……
いやしかし「お前!なにやっているんだい!」と雑談タブで爆笑しておきながらRPに入った瞬間に泣き出すという情緒の終わりを見せまして。
真実を知った後、感情判定の手番はあったんですけどね……。
狂気「狂信者」を獲得していたこともあり「いやここで取られるの固定でマイナスの感情じゃね?いやじゃ~~!!!ここにきてマイナスの感情を持たれていたことがデータとして明らかになるのはいやじゃ~!!!」「いやでもワンチャンプラスかもしれないよな。こんなことしておいてまだプラスの感情を持ってもらえるなんて都合のいいこと思っているのか?!はい」「でもプラスの感情が取られたとしても……どれが出ても……そっちにすり合わせにいっちゃいそうだし……まだお互いへの感情は宙ぶらりんのままでいて欲しい!!!!!」という感じの結論に。マイナスの感情は見たくない、プラスの感情であったらそれはそれで『まだちょっと待って!』になりそうだな、となったので感情判定はスキップ、5-1サイクルで手錠を外し、そのまま戦闘へ。
「心の闇」がプロット5、こちらは錯乱していたためランダムプロットで6。いやもうまさに「錯乱してます」って感じのプロットで笑っちゃったな。死なば諸共。
このまま狂ったまま正気に戻れず弟くんを殺してしまうというエンドもめちゃくちゃ「アリ」じゃんと思ってしまったため、あえて回想は切らず基本攻撃でダメージを出していました。それでも3枚顕在化してるから固定ダメ3あったんだよなあ……
でも心の闇くん、何度も回避成功してくるもんだから(プロット5なのに?!)「心の闇根深いなあ!!!!」ってなってしまいましたね。根深い。絶対に逃がさないという気概を感じる。弟くんのお守りで事なきを得ましたが……。
2R目でダメージ9を叩き出し、NPC死亡エンドは回避。
その後は「心の闇」に対して戦果を取れるということだったため、「憧憬」を獲得。
狂ったままでいたかったな。
クライマックス戦闘を終えて、正気に戻ったあと。和希くんに馬乗りになった状態のスバルには大泣きさせてしまいました。限界極まったキャラクターにクライマックスで大泣きさせるのが好きすぎるので(かつて同人誌で何度も何度も書いた……)本当にこれは手癖だったんですけど……泣ける、という時点でそこに逆に健全さを感じてしまって……あれ、これ立ち直れちゃうやつだな、と。どうして狂気に飲まれるほど哀しみを抱えていたかったのか、それも言語化してしまったので……そこまで冷静になっちゃったら、再び狂気に取りつかれることって出来ないと思ってさ……。
「忘れたくないからずっと悲しいままでいい」
「でもその哀しみに耐えられない」
「夢の中にいたかった。君を傷つけても」
もうこれが全てで……「憐れむなら殺してくれればよかったのに」ってこの期に及んで八つ当たりしましたが、普通に最悪ですね。監禁しておきながらその相手に殺人を犯してくれとと言ってるの分かってるのか!分かってないと思います。でもそういう弱い人間が好きだからさ……正気度0だから何を言っても許される。なんてったって正気度0だからね。「兄貴が好きだった相手を殺せるわけない」って返されたとき、「ま、真人間~~」と思ってしまったな……ここでPLからの好感度が爆上がりしてしまった(……)
電話がかかってきた後の描写は、恋人に対する二人称を「あの人」に変えたんですが。もうこの時点で切り離しが出来てしまったんだなあ。
そういや一言も謝らなかったな。まだ「目の前にいたはずの恋人がいなくなってしまった」「現実に戻ってきてしまった」ことへのショックでいっぱいで、和希くんのことを気に掛ける余裕が全くない状態だったという感じ。
だから「君はもう帰って」って突き放すような言葉しか言えなかったんだよなー……。クライマックスで突然心の闇に囚われるようなやつだぞ。急に真人間になれるわけないだろ。
和希くん、頼むからはよ逃げてくれ(継続したいです)
もし和希くんと継続が出来るのであれば、一人称を「ぼく」から「俺」に変えて出直してきたいと思います。宏希さんの前でぶりっこしてたんじゃないかなこの男。
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正気度:0
顕在狂気:「恐怖症(初期狂気)」「絶叫」「望郷」
潜在狂気:「狂信者」「パニック」