今史実を調べて震えているから共有してほしい…
刀ステ終盤で、朔行軍を退けた後、なおも足掻く黒田官兵衛の前に現れた長政さまがつけていた兜、実は"仲直りの象徴"とされているんですよね。
どういうことかと言うと、実はこの兜、福島正則(日本号さんの元の主さん)の
持ち物だったのですが、朝鮮出兵においてささいなことから仲違いをしてしまった長政さまと正則が、朝鮮から帰った後に和解し、その証として長政さまの兜と正則の兜を交換することにしたのだとか。
映画「関ヶ原」にも出てくる、有名な逸話のようです。
更にさらに、この兜、元は竹中半兵衛さんの持ち物でもあります。半兵衛さんと言えば、信長に謀反を疑われ、殺されそうになった長政さまを匿い助けた命の恩人。長政さまにとっては並々ならぬ人物です。
そんな逸話を持つ兜をかぶり、腕っぷしをもって父君の調略を制し、助けた長政さま。
今回の話、朔行軍を従えた官兵衛さんに対して、刀剣男士ではなく「人間」の長政さまが決着をつけるという結末がもうメチャクチャに好きで。
刀剣男士が歴史を守るとき、関わるのはあくまで歴史を変えようとする朔行軍で、その時代に生きる人に必要以上に関与したり、まして手を下したりするのはちょっと違うのでは…と思っていて(あくまで個人の見解です)、でも官兵衛さんは自分の意志で朔行軍に力を貸りていて、これはまさか長谷部が「汚れ仕事」をする展開になるのでは…と冷や汗ものだっただけに、長政さまが現れた時の勇邁なお姿には心臓が跳ねまくって大変でした…。
山伏さんの「長谷部殿の元の主は実に良き武人であるな!!」に5000兆いいね押したい…
そんな兜ですが、長谷部と日本号さんの現在のご実家である「福岡市博物館」で所蔵されています。丁度いま展示中で見られるみたいですね。