約束のネバーランド展@大阪会場初日レポート!
展示内容が東京展のものと一部変わっています。
白井先生の持ち込みネームに新たなノマエマ要素を発見して泣いた。
#約束のネバーランド
#約束のネバーランド展
#約ネバ
#約ネバ展
約束のネバーランド大阪会場展レポート
大阪展初日に行ってきました!
東京展の方には計4回行ってきたので、観客層のことととか両展示会の比較を中心に語っていこうと思います。最後にびっくりノマエマ要素もあるよ(宣伝かつ警告)!
<本日の動員数、観客について>
・正直なめてました。こんなに多いとは思わなかった。公式ツイッターが数日前に、初日は整理券を配布するとアナウンスした時、その必要あるか?とツイートしてしまいました。平日やし、大阪やし、百貨店会場やし。余裕のよっちゃんやろ。スカスカやろと。ぶっちゃけなめくさっていたんですね。
・しかし私は甘かった。余裕を持って整理券配布開始時刻の午前9:00の5分前には配布場所に到着したつもりが、既に列形成が始まっていました(ほんとは午前9:00前に並んではダメという告知がありましたのですが、既に係員さんも列形成を始めていました)。慌てて並んで入手した整理券の番号は62番。惜しい。あと1番遅かったらエマちゃんの番号だったのに……。63番を手に入れたのは後ろのカップルさん?でしたが、会話のはしばしからお二人ともファンのような感じだったので単に約ネバが好きな男女のペアだったのかもしれない。私の後にも続々と人が集まって来ていて、開場前だけでかなりの数になっていました。
・午前10:00に大丸が開きます。エントランス前の柱が約ネバ展仕様になっているのに気を良くしながらエレベーターへ。エレベーターのモニターには約ネバ展のCM(TVCMと同じ)が流れます。15階の会場前に着くと、整理券番号順に5番ずつくらい呼ばれるという形で入場しました。私は午前10:15くらいには入場できましたが、100番~200番台の整理券の人は入場に時間がかかる旨の案内がされていたので、早めに行って整理券もらって良かったと思いました……。
・会場そのものはあまり広くないので、入口近くがどうしても込み合い、ぶっちゃけ相当な密になっていました。しかしそこかしこから約ネバの会話が聞こえてくるのはとてもいいものです。初日だからか、ちゃんとファンの人が多いらしく、「この場面が」「アニメは観てない」「ノマエマが~」などの会話が聴こえてくるのはいいものでした。でもアニメも観てあげてほしい。実写映画版LBのぬいぐるみを付けているガチ勢もいた。東京展にも行ったとおぼしき人の会話もちらほら聴こえました。保育園くらいの小さな子どもが女王戦で紙袋が脱げてしまったザジを指差して「鬼になっちゃった」と言っていたのには笑ってしまいました。かわいすぎる。お父さんやお母さんがファンなのに違いない。もうちょっと大きくなったらボクも漫画読んでね。
・私が会場を後にしたのはちょうど正午になる直前だったのですが、その時に整理券番号の400番台の人が呼ばれていました。ということはその時には整理券は500人分くらいは配布されていたかもしれません。今日一日で1000人くらいは訪れたのかも。地方だと見くびっていたのですが(失礼)、なかなか、やるな大阪。
<大阪展と東京展の主なちがい>
・では肝心の内容について。込み合っていたところはやや駆け足になってしまったところがあり、私の鑑賞も十分ではないのですが、東京展との違いを主に語って行こうと思います。
①東京会場エントランスのコミックス表紙パネル巨大掲示が大阪展では原画?展示になっている。
当然、サイズもだいぶ小さくなってしまっています。スケールダウンしている感は否めませんが、原画と思えばありがたみは増すので差し引き0くらいの気持ち(何が)。でもそれにしてもサイズが小さすぎたのでやっぱり複製原画かもしれない。
②東京会場エントランスに掲示されていた巨大キービジュアル幕が大阪展にはない。
東京ではその大きさに圧倒され、巨大サイズに耐えるぽすか先生の絵の解像度にうっとりしたものでした。大阪では会場の空間設計の関係上、掲示できないのはどうしても仕方のないことですよね。代替となる掲示物もありませんでした。
③大阪会場向けに描き下ろされたサイン色紙がある。
エントランス付近に展示されていました。これは東京展では見られなかった貴重な絵とサインです。フルスコア三人が大阪を満喫しまくっている楽しいイラスト!絵を描いているのはぽすか先生だけですが、サインは白井先生のものもあります。また、東京展での色紙もちゃんと観られます。
④展示原画に一部変更がある。
「GFハウスからの脱出」「七つの壁を求めて」について、東京展では漫画ページ中のコマを再構成したパネルの展示だったものが、大阪展では原画展示になっている点。おそらくですが、東京では該当コーナーが自然光が入る場所だったので、展示ガラスケースに反射しないようパネル展示をしたものと思われます。ただこの展示方法だと、原画のありがたみがないですし、コマが切り出されて文脈から引き剝がされていたので物語を充分に振り返ることができなかったんですよね。この点、大阪は原稿体で展示されているのが優れていました。また、展示ページ自体にも一部変更があり、東京にあった頁が大阪にはなかったり、逆に東京になかった頁が大阪にあったりします。
⑤白井先生の持ち込みネーム「この世界でわたしたちが生き残る方法」について、初公開のコマが見られる!
全15話分あるという量のネームから選び抜かれた展示ページ自体には変更はありません(と思う)。ただし全体が見やすく配置され、東京では見えなかったコマが多数あります。
これがやばい。覚えている限り、初めて見られた主なコマについて記述します。
⑴崖に関するエマの回想。ノーマンの「とても飛び降りられる高さではなかった」、レイの「誰もが無理だと思うからこそ裏をかける」の台詞の頁(この台詞は正確ではないです)。東京展よりもう少しページの全体が見やすくなっていた。
⑵ソンジュとムジカの会話について。原作でエマ達と別れた後に、ソンジュがなぜエマ達を助けたのかをムジカと語る場面です。東京よりも見られるコマが増えて、白井先生の持ち込みネームの段階からこの流れがほぼそのままの形で存在していたことがよくわかりました。大阪展で(多分)新たに見ることができたのは、ソンジュが人間の養殖の歴史について語っていたところで、ここでは本編にはない設定を語っていました。「過去の教訓から養殖という形を取っているが、本来人間なんてのは放っておけば増える生き物だ」(台詞は正確ではありません)。「過去の教訓」は本編にはない設定です。持ち込み段階ではどんな設定になっていたのか気になります。
⑶エマが脱獄時、崖から伝い降りる場面。大阪展では東京展よりももう少し具体的に崖から降りていく過程が見られます。エマはレイにもらったマッチ(箱に五芒星マークのついているもの)に火を点けて崖下へ投げ落とします。火が落ちていくのを見て崖の高さを目測し、「高いな」と独白します。短いロープのようなものをつたい、まずは中間地点の足場帯へ降りていきます。この流れは、東京展では確認できなかったものでした。
⑷朝の支度の場面、特に朝食の席にエマが遅れて来る場面。エマはレイに「ギリギリセーフ(ギリギリに傍点あり、おそらくエマは大分遅刻してきたのだろう)」とからかわれます。エマがレイにムッとしてみせると、ノーマンまでもが口元に手を当ててくすくす上品に笑い、エマがそれにショックを受ける場面。ショックを受けるエマの横顔がかわいい。てかノマエマみを感じて私は死んだ。
⑸ネームのラストの頁について。このページがノマエマでやばかった!!!東京展ではこのページは、エマがコートを掴んで前へと歩み出し「西へ!」とモノローグする下部の大きめのコマしか見られませんでした。「西へ!」の台詞だけでも原作本編の「西の果ての新農園」を思い出し、ノーマンと再会する流れが初期構想からあったのでは?!と東京展当時に騒いでいた私ですが、その頁の全体をやっと大阪展で見ることができてひっくり返りました。上部にはなんとエマがノーマンとのツーショット写真を見つめているコマがあったのです!!!このページはずっとエマの独白で、次のような流れになっています。まずは最初のコマで「だからって悲観なんかしない。道はないのが自然(あたりまえ)だもの」とエマがモノローグし、次のコマでノーマンとのツーショット写真を取り出し、さらに次のコマで「大丈夫」と自分に言い聞かせます。それをコートのポケットにしまうコマを置いてからラストで「まずは 西へ!」と力強く一歩踏み出すポーズをややアオリで捉えるコマで締め。どうですかみなさん。こんなの、あまりにもノマエマではないですか。エマがこれからの未来を開拓しようと決意を新たに胸に刻む大事なシーンで、エマはノーマンとの写真を見ていたんですよ;;;;白井先生、あまりにもエマとノーマンの関係性が好き過ぎじゃないですか。しかも「西へ!」と言っているので、初期案にあったような構想が当時からあったのであれば、たぶんエマは、レジスタンスになったノーマンと西で再会する流れなんですよ;;;;私は会場でこれを見た時ひっと息を呑み、リアルに涙汲んでしまい、慌てて涙をこらえました(おかげで周りからはちょっと引いたような眼で見られた気がする)。ヤバ過ぎる。こんなノマエマが会場で待ち受けていようとは思ってなかったですよ。突然の不意打ちノマエマ爆弾心臓に悪いけどやめてくれなくていいですもっとやれ。この持ち込みネームのエマとノーマンのツーショット写真は、漫画本編の写真の構図とは違います。木立の中に、エマとノーマンが向かってやや左側を向いている姿を少し遠めのアングルで捉えます。二人はポーズを付けていません。おそらくレイが、エマとノーマンの日常の風景を切り取った写真と思われる。レイ……大好きなエマとノーマンの、大好きな日常の光景を写真におさめたんだと思うと泣ける。私の情緒もガタガタですっかりレイ気分です。どうかその写真を私に現像してよこしてほしい。
というわけでですね、持ち込みネーム段階からエマとノーマンの関係が白井先生にはしっかりと固まっていたってことがよくわかって、ノマエマオタクは感無量だったのでした。これが観られただけでも大阪展来て良かったですほんと;;;;
・大阪展でも東京展と変わらず観られたものとしては、エントランスでの1話を編集した音楽付きPV、GPの鬼達の面、鬼の頂点さんの人形、キービジュアル作成タイムラプス動画、ラストの最終回を編集したあの伝説のノマエマ音楽付PVがあります。装飾の趣向も東京展と変わらず、木箱やGPの立て看板などの小物はそのまま使われています。東京展行かれた方は東京展との違いを楽しめますし、大阪展が約ネバ展初体験の方はスケールでは劣りますが約ネバワールドがコンパクトに凝縮されて楽しめます。展示会行こうか迷っている方は行って損はないのでぜひ行って楽しんでくださいね!
・私はあと2回行きます~!トレーディンググッズが全種そろわなくて負けたので、またチャレンジしたいと思います。約ネバ展のグッズは複製原画以外全種そろえると決めてるんですよね。このミッションは必ずコンプリートするっておらァ決めてんだ。では、ここまで読んでくださってありがとうございました!!!