お召し列車での旅 / 対決! 荒野のガンマン
しゃみさん卓。
ソードワールド2.5のメモ書き、第5-6話。
みらのリモート回。
前回(https://fusetter.com/tw/oSOSBGjZ )
【5話】
・導入:お召し列車
ふわふわオムレツ亭に別れを告げた面々。
ククサブジは「姉さんを見かけたら頼むね」と言って卵を一人2個くれた。
果たして「頼むね」の意味を正しく理解している者は何人いるのか。
何はともあれ、今回はハーヴェス王国へ向かうため女王が列車を手配してくれている。
なお、乗り込むにあたって噂を聞けるか判定したものの、誰も成功しなかった。
用意されたのは特別に連結したお召し車両で、くつろぐための客車と景色を楽しむためのテラス車両のふたつ。
列車の動力を使用した通話のピアスで、双方向のやり取りも可能になっている。
ドルイドのオーレアは、窮屈な車内で揺られ続けるのに耐えかねてテラスに入り浸っていた。
「そっちの様子はどうかな?」
「ちゃんと風が吹いてて……もうここに住みます~……」
そんなこんなしていると車掌がやってくる。黒曜石のフロウライト。
「なにぶん、お召し車両の運行は久々のことですからな。何事もなければよいのですが……」
「何かあるんですか……?」
「ところで、このタビットを知らないか?」
「タビ……?」
やんわり「行く先々で聞いてみたらいいですよ」と言われた。
・襲撃
3日とかからず無事ハーヴェスにたどり着くはずが、夜更けに列車強盗の襲撃が発生。
最後尾のテラス車両が襲われ、オーレアも不意打ちで眠らされてしまう。
しゃみさん「オーレア捕まるのとやられるのとどっちがいい? 抵抗する?」
みらの 「敵は何人ですか?」
しゃみさん「ふたりだね」
みらの 「しない!」
車両の連結部で敵と対峙することに。
強盗の一人はオーレアを大事そうに横たわらせると、
「一度も穢れていないなんて、まだまだひよっこね!」
なぜか唐突に煽ってきた。
メルはナイトメアなので目を逸らした。
アットは対話を試みた。
「どうして蛮族なんかに与するんだ!」
「私は私の好きなように生きる、穢れなんて関係ないわ!」
あやたか 「この子、結局穢れに対するスタンスどうなの?」
しゃみさん「まあほら、人生一回目だからさ。いや二回目なのか?」
・戦闘
相手は片足の穢れ憑き(人間)とアンドロスコーピオン。
たしか後者の魔物知識判定で6ゾロが2人出た。
リモートのサブGMみらのがアンドロスコーピオンを操作。
知能が人並みにあるのでナイトメアの弱点看破を始める。やめろ。
先に落ちた穢れ憑き、賢いけど2連続でピンゾロするスコーピオン。
後衛が撃たれたりアットが落とされたりしつつ、イズが敵の頭を粉々に粉砕して戦闘終了。
しかし死の間際、アンドロスコーピオンが車両の連結部分を破壊し、オーレアの乗るテラス車両が切り離されてしまう。
強盗の増援が多く乗り込み、反対方向へと走り出すことに。
・報告
「アットさん起きてください」
「……はっ、敵は!?」
「イズさんが倒したよ。だけどオーレアが……」
立ったまま寝ていたアットを起こしつつ、まずは列車強盗のことを車掌に報告。
「列車強盗ですと? しかし、線路を逆走するにはダイヤが……」
「人命がかかってるんですよ!」
「ダイヤ! 人命よりダイヤ!」
折衷案として、客車を切り離して強盗を追うことに。
そんなところで前半が終了。
【6話】
・準備:道中
奪われた車両を見失わない判定にはメルが、機械操作の判定にはアットが、力づくで装置を動かす判定にはイズが成功。
また道中、HPとMP各10点の回復と2回の主動作ができたので、草を焚いたり水を作って飲んだりした。
・列車の墓場
より荒れた方へと進んで行くテラス車両を追い、ついにこれ以上線路がないというところまでやってくる。
おそらくこれまで奪われて運ばれてきたのであろう車両たちが積み上がる中、穢れ憑きの気付けなどを指示していたリーダー格がパーティを待ち構えていた。
「ここは元より我々の土地だった、我らは奪われたものを取り返したまでなのだ。これ以上何もせず立ち去るというのであれば、お前たちのことは見逃してやろう」(魔動機文明語)
「イズさん、今の何て言ってた?」
「ここは自分たちの土地だと主張しています」
なぜなのか。
「『女の子がひとりいなかったか? 仲間なんだ』って伝えてもらえないか?」
「わかりました。『私たちの仲間の女の子がいませんか?』」
「ほう……であれば貴様らも我が妻を差し出すがよい。戻っていないのだ」(魔動機文明語)
「はて……?(似たようなものは粉々にしたけど……という顔)」
「貴様……!」(魔動機文明語)
「すごく怒ってるけど何言ったの?」
なぜなのか……?
・戦闘:荒野のガンマン
いつだって魔物知識判定ができない。
先制値(ウォーリーダー)と天秤にかけて選ばなかった結果がこれです。
先制は取ったので許してほしい。
スコーピオンっぽい3部位の生き物が1体、ザーレィが3体。
オーレアも起きてきて挟み撃ちにしたところで戦闘開始に。
今回は戦闘のメモがなかったのでダイジェスト。
3部位の攻撃を全部受けてもまだ立ってるイズ。
支援や攻撃をばんばん飛ばすオーレア。
武器を切り替えて器用にダメージを出すアット。
固定値が裏切らないメル。
「奥さんと同じところに送ってあげます!」
「今の台詞で全部理解したよ」
アットは命中で変転を切って威力表でピンゾロした。
初めてのことではないので、ちょっと曇ってたね。力がほしいか……。
あとは立ち寝のレギンスのおかげで、倒れたメンバーが出たときの選択肢が格段に増えたのがよかった。
何度落ちても毎ターンペナルティなしで殴ってくるイズ、悪夢でしょ。
・顛末
スコーピオンを倒した時、片足の穢れ憑きはどこかへ姿を消していた。
何はともあれ、2両の列車を繋げてハーヴェス王国へ。
駅では車掌が(おそらくお召し車両の)到着を待っていた。
「おかげさまでダイヤを守ることができました」
「そっか、俺たちも仲間を守れたよ」
ちなみに仲間が助けに来たと知って、オーレアは少し意外そうな顔をしていたらしい。
「だけど、蛮族に捕まってよく無事だったな。何かされなかったか?」
「いえ……ありがとうございます。昔馴染みがいたので、なんとかなりました」
「昔馴染み……? ともあれ、何もなくてよかった」
「そうだね。改めて、おかえりオーレア」
「……?」(周囲の行動原理を理解しきれていない顔のイズ)
「イズさんは後で別室指導ね」
またパーティが倒したのは、長年この路線を悩ませていた有名な列車強盗だったようで、駅長室に迎えられて大層感謝された。
名誉と報酬を得た冒険者たちは、いよいよハーヴェス王国に降り立つことになる。
次回はアットがデーモンルーラー技能に手を染める回と聞きました。
大変楽しみ。
→(https://fusetter.com/tw/skBGOwoX )