深夜に目が覚めてしまったので、万夜一夜リプレイの探索者について個人的な感想でも述べます。お疲れ様会とか雑記でも散々言ってるけど(笑)
なお、深夜に目が覚めて書き始めたのに、筆が乗りすぎて朝が明け始めた。
碧くんは既に感想述べまくってて今更言うことないです。埒外の世界からの流れがすごく綺麗で控えめに言って大好きです。青二才が50年以上の研鑽を積むって名前の回収が素晴らしいですよね。偶然とは思えない。廻姉ちゃんの代わりを演じるって言うのもめちゃくちゃ好きです。想も冒頭で死亡するので、前回死亡した廻は空気になるかと思っていたのですが存在感ありましたね。2人の死を背負っている感じが良い。過去の碧くんと星野姉妹は幸せになってね……。
順二くんも感想ある程度述べているのでそんなに言うこと無いのですが、最初と最後のギャップがすごく良いと思います。特徴の【親の七光り】の設定を逆手にとって、自分で財閥を立ち上げて自分が後ろ盾側に回るようになったとかすごく好きです。事故にあわなかった過去の順二くんも、きっかけさえあれば大成しそうな感じがします。姉には全部バレてるって、一華は順二くんの努力を全部見てくれているってことなのかな。あしながおじさんと言ってたけど、あれは過去の自分のあしながおじさんなのか、それとも過去の姉のあしながおじさんなのか、両方なのか……。どれだとしてもエモいです。あと、碧くんと年が近くて、同じ年代に戻ったことも好きです。碧くんと順二くんはズッ友に違いない。若干話が反れますが、ステータスいじると言いながらシナリオを進行しやすい感じにしてくれたの本当に助かりました。
今城結衣は、本シナリオにおいてかなり異色な探索者だと思います。リプレイにしてない第2回目のセッションの探索者を含めても、大切な人より別の何かに執着したのは彼女だけなのです。セッション中は彼女の設定を把握しきれなかったのですが、リプレイを作成にするにあたって設定を読み返してとても切なくなりました。他の人は過去に戻ったものの、最低限の干渉で済ませるようにしていましたが、彼女だけは人生丸ごと書き換えています。生まれる前ですからね。シナリオの最後では全員共通の描写として、飛行機には過去の探索者と大切な人が乗っていると描写していますが、性格とかも絶対違うだろうし、過去の今城結衣だけは友姉と出会っていない可能性もかなり高い気がしています。飛行機には友姉だけが乗っているのかも。『幼少期は父親にいじめられいたが現在は関わること無く生きることができ、友姉のおかげで今は幸せを謳歌できる』みたいな設定ですが、彼女の心に空いた復讐という穴は友姉が埋めてあげることはできなかった……。仮に事故に遭わず、友姉の幻影ではなく本物の友姉が寄り添ってあげられれば変わったのかもしれません。最後に巨大アニミークリの討伐に来たのは、仲間(他の探索者)への義理立てか、それとも友姉のことがやっぱり大切だからなのか……。考察すれば考察するほど楽しくなる探索者ですね。
帆波はPL本人も言ってましたが、ムードメーカーとして活躍してくれた印象が強いです。大切な人である海帆のロールプレイもかなりやってくれたので、探索者単体というよりは姉妹セットでの印象が強い。あと探索者イラストがかわいい上にキャラにめちゃくちゃ合ってる気がします。シナリオ関係なくキャラとしての完成度高いですね。どんなシナリオでも合いそう(でも他のシナリオだと姉妹セットにならないな)。全体的にハイテンションなので、この感想を書くまで高校3年生くらいのイメージ(碧くんより年上なのはわかってた)でいました。キミ、22歳(誕生日は7/20)だから大学4年生もしくは社会人だね。今城結衣が23歳だから、実は碧くんたちよりむしろそっちと年が近い。セッション中は特に絡みがありませんでしたが、海帆と友姉(探索者が通訳すればOK)も交えて女子大生トークとかしてたのかもしれない。そうなると想も女子大生だから、碧くんを通訳として連行して……。困惑しながら抵抗する碧くん、それを引きずっていく帆波(と海帆)。高1男子に女子大生の群れはキツイよ。でも碧くんは女の子っぽいという設定があるから実質女子会。抵抗すると言ったけど、想が参加を希望すれば一瞬で抵抗止めそう。一華は年齢設定が無いので高校生か大学生かはっきりしないのですが、もし大学生なら大切な人全員女子大生でもありましたね。脱線しましたが帆波に話を戻します。最後の方でリーダーとか突然言い出して、ちょっとびっくりしたのですが今城結衣は友姉の後をついて行くタイプだし、ユッグ=ゴトフはお爺さんすぎるので、リーダー的な役割があるとすれば年齢的にも帆波で確定ですわ……。PL本人も言ってましたが、他の探索者の経歴が負の側面強いので、リプレイ中では描写がなかったけれどみんなのメンタルケアに多いに貢献していそう。<精神分析>は碧くんが持ってるはずだけど。やはりリーダーは格が違った。サイドストーリーとかアンソロジーがもしあれば、一番登場しそうである。
ここまで書いていて、エンディング後は碧くんと今城結衣は全てをやり遂げた感じがすごくて、人知れず消えてしまいそうな気がする。碧くんのPLがSANゼロになっても悔いは無いと言ってたから余計に。順二くんは財閥も立ち上げたし、まだまだ人生これからって感じがする。帆波はまだ過去に戻って2年しか経ってないので、どっちにも転びそうな気がします。でも、持ち前の明るさがあるのでどこかで元気にやってそう。落合春香として生きる第2の人生はどうなるのか。
以上で探索者に関する感想はおしまいです。帆波はちょっと脱線したから長くなったな。
書いたりするつもりは全然ないのですが、サイドストーリーになりそうな妄想を箇条書きで垂れ流して締めとします。
▼サイドストーリーになりそうなネタ
・不定形であるアニミークラムを見て、木賀代(原ショゴス)の悍ましい姿を連想する碧くん
・積年の思いを一華に吐露する順二くん
・順二くんの頑張る姿を見つめる一華
・悪夢にうなされる今城結衣(大切な人は探索者の夢なので、一時的に友姉が消えて父親が出てくるとか)
・想と碧くんがお料理(想は食べれないし、碧くんの夢なので碧くんが知らない、できない料理はつくれない)
・帆波と海帆が提案する女子会
・父親を憎む今城結衣の姿を春原違と重ねてしまう碧くん
・姉の萌えポイントで盛り上がる碧くんと順二くん
・本物の想にいつか食べさせたくて、ユッグ=ゴトフに料理を教わる碧くん
・製作[カロン]を帆波が碧くんに教えてくれる
・10年後くらいに落合春香として順二くんと思い出話をする帆波
・今城結衣と出会わなかったので、何かが欠けているような気がしている友姉
・帆波の成長速度に驚き、カロンの完成を確信するユッグ=ゴトフ
・過去に戻った後、共に研鑽を積む碧くんと順二くん(ムエタイと合気道の異種格闘技)
・夢の世界で眠気も無いのに夜に弱い順二くん
・帆波と海帆主催のパーティー