MAO感想 122話&123話&124話 百火と紗那さまとあの日青い光と大五の謎が追加
122話 皆であの日
900年前の百火の回想からスタート、当時五色堂に呼ばれてから最初に大五が呪殺されてそれを皮切りに
実力者と目された兄弟子たちが立て続けに呪殺された。勿論百火の元にもしょっちゅう何者かの呪詛が
飛んできていてその度に対処はしていたがしつこさに辟易して正直逃げ出したかった百火。
そしてあの夜、燭台を持った紗那さまが百火の元を静かに訪ねてきた。
本当はひとりでやらなくちゃいけないんだけど、力を貸してほしいと言う紗那さま。
呪殺事件が始まってからずっと元気がなかったが夜は特に様子がおかしかったと感じた百火。
雨の降る天気の館を紗那の後ろをついて行く百火、その最中雨の音にまぎれて宝物殿の方からなにか
大勢の騒ぐ声が聞こえてきた。
大正、華紋が世話になってる家に場所を移して話を聞いていた一行はその騒ぎについて摩緒が
自分が不知火に斬りつけられた後の事だろうと話す。その後摩緒はお師匠さま殺しの疑いをかけられて
館の庭に追い立てられて矢を射掛けられたのだと。
つかいつの間にこの家にやってきてたのかびっくりしたわwwまあ華紋にも話しておくべき事ではあるけど。
百火もそうなんだろうなと肯定する。百火が紗那さまについて宝物殿に入った時お師匠さまは死んでいた。
紗那さまは驚いていたが百火にこの宝物殿を燃やして欲しいと言う。ここにある巻き物も呪具も燃やして
そして百火はこの家から逃げるようにと、この呪いの家は続いてはいけないこれで終わらせなければ…と
真剣かつ思いつめた様にも見える顔で紗那は言った。
その話を聞いて摩緒は大五との関係を知ってた故に呪殺されて紗那さまは絶望したのだろうかと考える。
ここ、夏野が「紗那…さまが」って台詞があってちょっと言いよどんでるって言うか呼び捨てにしそうに
なった所に「さま」をつけたって感じがするんだよね…
ただ、表向きかも知れないけど大五は紗那さまの事一応「さま」付けだったし呼び捨てなのは猫鬼と父親
ぐらいなんだよなあ…どうなんだろう…
百火が宝物殿に火をかけてる間紗那さまはお師匠さまのそばにうずくまって遺体の手をさすっていた。
父親の死を悲しんでいるのかと思ったけどお師匠さまの握った手をこじ開けているようにも見えたのだと。
そしてその手の中から青い光の玉が出て飛んでいった、その時紗那さまは泣いていた。
燃え盛る宝物殿の中百火に礼を言ってもう行くように言う、百火が紗那さまはと聞くと自分は御降家の娘だから
見届けなければいけない、自分は大丈夫だから逃げなさいと。
そして百火はいったん館の外に逃れたがどうにも気になって館に引き返して来た時にはすでに紗那さまは死んでいた。
と言うのが百火の当時だった、まあまあ大事な話でなんで今まで黙っていたのかと華紋に聞かれて
百火はずっと摩緒が犯人だと思ってたしと言葉を濁すと摩緒がその言葉を汲んで自分には話せなかったんですねと。
一緒にいるうちにやってないんじゃないかなと思っていたのだと。
それにあの時百火が逃げずにそばにいたら紗那さまはあんな死に方をしなずに済んだんじゃないか、そう後悔を洩らす。
で、と新たに切り出したのは華紋。お師匠さまが握っていた青い光の玉ってなんなんだ?と聞くとわからないと
答える百火、だが摩緒が自分も見たと答える。あの夜不寝番をしていた摩緒は館の上空に青い光が現れて
宝物殿の方に飛んでいった。摩緒はその光を追って宝物殿に行くとお師匠さまが死んでいたと言う訳だった。
その直後不知火に斬られたので摩緒もあの光がなんだったかまでは分からないのだと言う。
今回はずっと聞き手に徹していた夏野にも華紋が心当たりは?と一応聞く。
当然夏野は見ていないからとあっさり答えると今日はこんな所かなとお暇しますと荷を持って出ようとする。
菜花がまた右手を捜しに?と聞くとそれはもういいんだしばらく帝都にいるからなにかあったら符牒で呼びなと
言って出ていってしまう。
ここで誰もが言わなかった師匠は誰に殺されたのかと言う疑問を乙弥が聞くと、あれは誰に怨まれてもおかしくない
人だったしねえと言う華紋に摩緒も今にして思えばと同調、百火もイカれていたと三人の答えに
菜花は人望ゼロだったんだなと驚く。
場所は変わってどこかの田舎の民家で追い剥ぎにでもあったのかすっぽんぽんで森から出てきたと噂される男に
死んだ息子のお古だけどもと服を着せられている先日甦った男、服を着せられたその男はまたふらりと民家を
後にし再び歩きだす。どこに向かっている…?と猫鬼も彼の行き先を知らない様子だった。
一方華紋の世話になってる家を後にした夏野は百火の話した言葉を反芻する。
青い光の玉を見て紗那さまは泣いていた、新しい事実に知らなきゃならない事はまだまだあるのだと考える。
今回は情報更新って感じなんで終始シリアスなもんで最後の菜花ちゃんのツッコミ以外粛々としてるって感じ
だよねえ…まあ時系列は繋がった部分もあるけど謎が追加されてしまった所もあると言うか…
摩緒が光の玉追いかけて行ったって事だけどその後光の玉は師匠の手の中にあったって言うあたりも謎だよな。
123話 情報整理回
現代に戻って来ていた菜花、風呂上がり夏野が急に右手捜しをやめた事を不思議に思っていた。
だが代わりに紗那さま殺しの事件の事を調べ始めて、結果今回の話で色々わかった事は多かった。
菜花ちゃんのお風呂アヒルさんが浮いてるwwww
あと地味にお布団の模様のトーンが変わってて待ってってなった真夜中(このトーン持ってない)
現代での陥没の跡はもう埋め戻されていた、二度目の陥没の後猫鬼が大正に戻った事で夏野は
右腕を捜すのをやめたのではと考える菜花。
その考えに摩緒も肯定する。全部繋がっている気がすると。
夏野が右腕を捜すのをやめたと言う事は右腕が見つかったのかもと言う事。摩緒も菜花の世界での陥没の穴が
関わってるのではと言う。夏野は何者かに記憶を操作されながら動いているようなので今回級に紗那さまの
事件を調べ始めたのもその何者かの意思ではと摩緒は考えを示す。
あ、やっぱ紗那さま殺しの真相探り始めたのそうなんだ…。しかし知って、どうするのかってのが出てくるなこれ…。
色んな事を知った後なのに摩緒はすっかりいつも通りの冷静に戻ってるなと感じた菜花。
本当ならもっと辛いだろうにと思う菜花は摩緒に大丈夫?と声を掛ける。
幽羅子が紗那さま殺しの犯人というのは予想していてもさすがにまいったと、そう落ち着いた声で言う摩緒に
菜花はえーと、と元気出してねって言うのも変だけどと言葉を濁す。そこで摩緒は自分が心配されている
事に気付き大丈夫だと答える。それでも菜花は顔に覇気がないしと言うともともとこういう顔だよと摩緒は答える。
もともとこういう顔wwwwwwwwお前自覚あったのかwww
いやうん、最初は900年も生きてるからかな~とも思ったけど幼少の時からリアクション薄いタイプだから
そうだろうとは思ってたけど自覚はあったのね(笑)
にしても菜花ちゃんが摩緒が大丈夫って言っても本当?って懐疑的で紗那さまの事好きだったんでしょって考えてる
所、これは紗那さまがこんな死に方してしまった事に対してなのか摩緒も原因の一因になりかねん事に心配
してなのかがちょっと分からない。でも予告の時は後者的な意味で書いてたからそっちかなあ…。
そして菜花ちゃんはやっぱ紗那さまに対して引け目感じてるよなあ…どうやっても御降家組に対して部外者だし
皆の話と同じ顔の幽羅子からしか想像がつかない人間像だけどでも今摩緒が向き合ってるのは菜花ちゃんだから
もっと自信持って欲しい所もある…。
以前の摩緒は猫鬼を倒せばすべてが終わると信じて旅を続けていた。900年前のあの時摩緒は死にかけていたが
結果的に猫鬼と融合する事で不死の体に、だが兄弟子たちは違う。900年なにか別の力で生かされている、
幽羅子や夏野も御降家に関わりのある人達が。あの夜だけではなくそれを迎えるまで御降家でなにが起こっていたのか
すべてを知らないと終わらない――それどころか御降家を再興しようとする白眉や不知火も居る。
全部が御降家に繋がっている、摩緒はそれを終わらせなければと口にする。
これは紗那さまが御降家を終わらせようとした事を引き継ぐって感じなのかな。
白眉と不知火は紗那さまがこうしようとした事を知っても尚再興させようとするのかなやっぱ。
どこかの田んぼのあぜ道でペテン師とか水を操れる人間なんておらんと暴言を吐く村人に蹴られる一人の男が居た。
その蹴られてる男はなにを今更、雨乞料を払うんが惜しなったんですねと言いバチ当てますよ?と
手に持っていた法螺貝を吹くと中から水が湧き出して蹴っていた村人たちの顔の周りを水疱で包む溺れさす。
いつものミルクホールでは貂子さんからの新情報、周辺の村には何事もないのにその村だけ
不自然な旱魃が起こっていると、それで田畑が干上がって困ってる所に修験僧みたいな少年が現れて
雨乞いをしてくれると言う話らしい。そして今またそこだけ川も田畑も干上がってる村があると言う噂が。
不自然な旱魃の後に現れる雨乞いの話を聞いた摩緒は水を操る術者ではないかと勘ぐる。
電車に乗るは蓮次と芽生の二人、水分(みくまり)村になんの用があるのかと聞く蓮次に芽生は私用だと答える。
むしろ蓮次こそなぜ付いてきたのかと、不知火の命令でと聞くとそんな所だ、付き添い料はきっちり貰ってるから
気を使うなとぶっきらぼうに蓮次が言うと芽生も使いませんよと淡々と答える。
少し前から水分村に乗っ取り屋が入ったと水鏡の情報を不知火から教えてもらった芽生、そして今水分村は
不可解な旱魃に襲われていて偶然とは思えない。自分がいた村に現れた乗っ取り屋と同じ輩か
確かめなけれればと考える芽生。
一方同じく別の電車に乗る摩緒と菜花と乙弥、レトロな電車にワクワク感を隠せない菜花は摩緒に遠足じゃ
ないんだよとたしなめられる。
ここで芽生さんの掘り下げくるのか~って思った。あと私用のせいか私服(着物)なの可愛い…。
着物は鱗柄かな、羽織の柄がよくわからないけど…鱗のある生物は木属性なのですごい合ってるw
あと電車の旅が良い(笑)多分そこまで遠くない所だとは思うんだけど…
電車内で菜花だけじゃなくて乙弥も窓の外見てるの可愛いんだけどw
124話 乗っ取り屋
今週はカラーだ~~~センターカラーなのに見開きカラーとかめちゃくちゃ豪華だな!!!
菜花たちが水分村に入ると途端に干上がっている田畑、これも水を操る修験者の仕業なのだろうか。
一方先に進んでいる芽生と蓮次、遠目から村を見ると工場が建設されている。
しかし妙な事にこの場に来るまで田畑も川も干上がってるのに同じ水分村のこの場所だけは潤沢に水が使えてる。
そこに老人が水を操る変な修験者を雇って村中の水を干上がらせたんじゃろうと声を荒げる。
乗っ取り屋の事も調べて今までも色んな村や土地に入り込んで強引に工場を建てて人を殺した事もあると叫ぶ。
そこの言葉にざわつく作業員、2階建ての洋風の家から外に居るヤクザ風の男たちに老人に入ってもらいなと声を
掛けると老人は無理やり家の中に入れられる。
中にはいかにもな悪人の風貌の男が葉巻をふかしながら変な噂をされたら困ると言う。
老人は自分がここに来る事は村中の者が知っていると言うが、相手の男は旱魃でやむなく田畑を捨てて
一家全員姿を消すと言うのはどうだと提案…脅しをかけてくる。
年頃の孫娘たちは売るとして他の家族は行方知れずと老人を震え上がらせてる所に入り口から
蔓でヤクザ風の男たちを締め上げながら入ってきたのは芽生。自分の村の時とやり方が少し違っていたので
別の乗っ取り屋だったらどうしようかと思ってたと言う。
いや、なんか珍しいぐらいの悪人面の悪人だわw人魚とかだったら出てきそうなやつ。
芽生に鬼竹と呼ばれた男は芽生の姿を見て御手園村の芽生かと。芽生が覚えていたのかと聞くと
村には似合わない上玉だったから逃げられてくやしかったのがそっちから会いに来てくれるなん嬉しいと
不敵な笑みを零す。芽生と蓮次の周りを柄の悪い男達が刀を構えて取り囲む。
優男は殺していいと鬼竹が言うと男たちは一斉に斬りかかるが蓮次の荷火虫で一気に内部から燃やされて
死んでその場に倒れてしまう、中に連れ込まれていた老人に対して芽生はお逃げください、お助けできて良かった
と声を優しく声を掛け老人はその家から逃げ出す。
蓮次の術に何をしたのかと動揺する鬼竹に蓮次は標的はこいつなんだからさっさと殺せと促すが
芽生はすぐには殺さず鬼竹は連れて行くと言って鬼竹の額に何かを飛ばす。
鬼竹はその額を手で抑えながら身の危険を感じたのか「流石」さんと言う修験者風の少年にこいつらを
殺っちまってくれと声を掛ける。ええんですか?と聞く流石、蓮次はその流石に向かって荷火虫を
繰り出そうとしてさっきの変な技に怖いと感じ手の法螺貝に一気に息を吹きかけると大量の水が湧き出す。
その水は巨大な竜巻となって家の外へと押し出す。
その竜巻を見た摩緒たちはそこへ急いで駆け寄ると木の枝に串刺しにぶら下がる芽生の姿が。
芽生の重みに枝が耐えきれなくなり枝は折れ芽生は地へと落ちてしまう。
腹から背中にむけて貫かれた枝だが、芽生の枝の刺さった穴から蔦が伸びて刺さっている
枝に巻き付き体から引き抜く。そこでぐっと体と起こす芽生、竜巻で乱れて開けた胸部、胸の下辺り
には貫かれた穴が塞がりはじめていた。それを摩緒はこれは魄の種ではないかと見る。
魂魄の概念今回も来ました。そして芽生さんセクシー…いや蔦どうなってるねんが気になるんですけどね。
種はやっぱ不知火からかな…不知火と芽生がどういう関係かは今後出るかな…。
鬼竹をすぐに殺さずに連れて行こうとしてるのは何かを聞き出そうとかかな…?
魄の種については摩緒が知ってるみたいだから次説明ありそう。
あと蓮次どうなったよ…別々の場所に吹っ飛ばされたとかかな…しかし今回の相手は蓮次には不利だな…
にしても水の術者、本名じゃないにしても名前名前ってツッコミたくなるよ(笑)
そう言えば流石さんの持ってる法螺貝どこから来た物なんだろう…あれも呪具よな…?
あと流石さん関西弁だったんだけど関西出身なのだろうか…。
そして芽生さん、鬼竹曰くだけど上玉って事はやっぱ美人さんなんだな~…
蓮次と並ぶと美男美女じゃないですかー。
しかしなんていうか、摩緒や百火、華紋は生きる術として術を使うのに対して
白眉や不知火はそれ自体がプライドの拠り所なんだなって。そう考えると双馬やかがりも似た所あるんだよね。
個人的には白眉と双馬って似てるんだよなって。二人との自分に自信のあるタイプだし。
今週は11巻の発売だよ~~~~12巻はいつになるかな…早ければ3月…なんだけど…
前に3巻が1月に出た時は次が5月という長さだったけどあれはすぐギリギリまで収録されてたからで
今回はすでに本誌が13巻目の真ん中なのでそこまで大きくは開かないかなとは思ってる…。
去年も1月に7巻が出てたけど8巻は3月だったので…。