『ゴースト&レディ』配信見ました……………感想(原作にも触れています)
原作を半分しか見てない状態で見てしまったんですが、ミュージカルめちゃくちゃ良かった………。
何かもう、そもそもグレイが『舞台の幽霊』なので幕が上がる瞬間から『良い』わけなんですよね……。漫画家漫画ならぬ舞台舞台!!グレイが幕上げの口上を言ってワーーーッと幕が上がるシーンは予告編から入ってるんだけど、めちゃくちゃいい。現実の客席が舞台になる図も面白い。
幽霊の表現難しそうだな~と思って見てたけど、グレイ壁からの登場シーンとか特に良かったな~!表情や話し方がグレイすぎてすごい。口の開き方がグレイ。フローもすごいフローだな…。配信だからというのを抜きにしても喋りも歌も聞きやすくてびっくり。
生霊は漫画だとかなりクリーチャーぽく描いてあるけど舞台だと大きな影になってて、その辺の演出も見やすかったです。(説明を極力省いて成立させてるのすごい。そのための演出の切り替えなんだ)
文字通りずっと一緒にいるグレイ…に観劇後思い出してじんわり。
舞台では聞いているだけのグレイ(いなきゃいけないけど目立ってほしくない)が後方にスーと移動してメイクが真っ白・服は灰色なので壁に同化してて強いライトが当たっていないと、ほんとうに幽霊みたいに背景に溶けててすごーーとなる。
ダンスシーンの二人、手が触れあっていない!!!!最高
原作より話はかなりコンパクトになっているけど、それでもかなり見やすくまとめられていて…。
フローが仕向けられた暴漢に襲われるシーン、原作だと全員ブッ倒しているのでそれ見たかったな~と思った(グレイが唯一持っていると自覚していた闘い方をフローへ教えている激熱シーンがあるため…)
でも衛生委員会のシーンに繋げるためなのね…!と思いウマ…と思いました。
フローの皮膚の少し厚くなったボロボロの手がアップになった時、劇場ではきっと手元は見えないだろうに…すごいな…と感嘆。
「不思議な絆」の歌、舞台装置、構図、表情 ぜんぶ素晴らしすぎて涙。交差した階段で目を合わせ、一本の道になり降りてくるの……あまりにも二人を表している……。ここ絶対生の舞台で見たいんですが……。
デオンが喋り方がセクシーでいいんだよなあ…決闘シーン、ダンスぜんぶかっこいい。
「独りで死なせない」と看取りをするフローのシーン原作でもすごい好きだけどいいなあ。
灯りもともさず物を書いてるフローに灯りをくれるグレイさあ………!!!!!こんなん…人生を照らす光だよ…!
あまりにも孤独で涙するフローに泣いた…。フローとグレイのお二人ほんとうに演技が上手すぎる。
「私が死んでも誰かが歩くでしょうこの道を」フロー~~~~~~~
(そして実際にその道を歩んでいる人がたくさんいる事実にグッとくる…)
「オレは信じたいものを信じた!!」グレイ~~~~~~~~
この辺はもうずっと泣いていた。フローの力強い歌声と台詞表情にしびれる。信念の目。ほんとうに歌声すごい……。
フローが心底絶望したのがグレイとの別れなの……ほんとうに~~~~……今!今グレイがいなければいけない…どうして…。手を汚させないグレイ…。
サムシングフォーの青空、好きだ。……めちゃくちゃ穏やかでありがとう……。
観劇後すぐ原作を最後まで読んで、ラストよすぎて大の字になりました……。この漫画こんなに私の好きなやつ過ぎるのに今まで読んでなかったのほんとう??なんか読んでたんじゃない?という気持ちになるくらい、好きだった。
あ~~~~ありがとうございます……。原作また読み直して来年の舞台行きたいです。
原作の台詞
「それでも!人は“理想”を目指さねばなりません!!」「私はやめない 私がやめたら皆がやめてしまうから」「“偽善”でも貫き通さねばならない“偽善”がある。“偽善”でしか成し遂げられない“善”がある」というのは今みんなが噛みしめる言葉だ。
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