フラトリサイド/HO1 現行未通過❌自陣も❌
なんか、本当にこれがフラトリサイドってワケ……
遂にDの正体が分かって、ウィスラー先生〜〜……………………………………ッッ!!!?!!!!!!!!!!!!!までが今回。
テイラーくんの恋に溺れちゃってる感じも、真っ直ぐそこしか見られなくなってる所があまりに青くて……!
後悔も葛藤もあるけど、それでも嫌いになり切れないこの………。きっと、テイラーくんの欲しかった言葉をダヴィーはくれたんだろうな……。トーマス兄弟を害する気なんてなかったのに、結果的にそうなった時、きっと遺体を見つけた時にテイラーなら気付いてたと思うんだよな。自分が開けていたせいだって。でもだからといって、それが全ての原因じゃないと思いたいよな……。なんで!どうして!って。
自分のすきなもの=相手も大切にしてくれる、みたいな甘い考えが根っこにあるのかもしれない。きちんとした環境で育ったがゆえの、感はある。
セオドアからジェームズの手紙を見せて貰ったけど、本当に最低の気持ちになった。
怖かった、悪意がぜんぶわかってしまうって言うくせに、自分の片割れの気持ちは分からないって逃げ出したジェームズ。
ヴィンセント視点、なんでそこまでセオドアには言えるんだよって余計に腹が立って、ぐちゃぐちゃの気分だったよ。
寮長としての自分も、本当ならジェームズが居るべき場所だろうって気持ちがあるからこそ冒頭の代表者云々の話も自分は選ばれないだろうなって気持ちで返してた。
ジェームズの代わりに寮長をやって、ジェームズの代わりに家を継ぐために頑張らなくてはならなくて、ジェームズの代わりに正しく在る為の努力をしてきて。
努力は、努力だけは自分の意思でやってきたはずだったのに、それすらもジェームズの代替品である為だったのかと。
勝手に閉じこもって、役割を投げ捨てて、それなのに「理解したいと思っていた、ヴィンセントが理解してくれなかった」ってなんだこいつ……?
見た目が同じだからって対話を怠れば伝わらない。
ジェームズはジェームズで、ヴィンセントはヴィンセントでしかない。
「最低最悪だった」?一緒に悪戯した思い出も、過ごした時間も、全部。少なくとも、ヴィンセントにとっては良い思い出で、レオやセオドアとの対話を経てやっともう一度歩み寄ろうと思えていたのに。それすら、と思うと首根っこを掴んで引きずり出してやらなければってしか思えなかった。
「憎くて、馬鹿で、勝手に僕を諦めたくせに、今更大好きだなんて言うな。また、あの頃みたいに傍に居たかったのに、勝手にまた置いて行った事は許せそうにない。
目一杯生きてから扉を蹴破りに行くから、精々震えて待っているといいよ。」
手紙はセオドア宛で、最期の最期まで置いていかれてたなと。セオドアが見せてくれた気持ちは分かるけど、すっきり蟠りが無くなるってことはないと思う。幽霊に効くちょっと痛い事とかないんだろうか。
セオドアがジェームズ=ヴィンセントって重ねてるのは察してた。見た目も同じで、きっとセオドアが会いたかった顔だろうから。ヴィンセントを守る事で、ジェームズを助けられたんじゃないかって後悔を消化しようとしているんだろうか。お門違いもいい所だ、と。
セオドアは手を汚す、と言っていたからダヴィーに対して復讐に近い行動を取ろうとしてるのは分かる。それは、ヴィンセントも抱えている気持ちだから。
家族をコケにされて、勝手に利用されて、それでも黙っているなんて出来ないし、そう言われたくなかった。
多分少し前までの自分と重なる部分があったんだと思う。自分はどうなってもいい、刺し違えてもいいから、みたいな。でもそれはレオにヴィンセントと同じ思いをさせる事になるから許せなかった。
「僕は第五寮の寮長だよ。寮生は全員、僕が身を賭しても守る。悲しい思いをする子がもう、いなくなるように。」
レオの前で声を荒らげるつもりは無かったんだけど、抑えられなかったなぁ。
格好をつけたい気持ちは勿論ある。でも、セオドアだってレオに大切に思われてるって気付いていないのが、あまりにレオの気持ちを蔑ろにしているようでガー!っと。
ベイリーとはどんな話をしてたんだろう。らしくないなぁって言われてそう。そんなところもヴィンセント・マクニースであって、隠している面ではないんだけども。
わりとわがままだし、傲慢だし、揶揄うのも悪戯も好きな面倒おちゃめな男。
ベイリーと期せずして一緒に行動する事になったけど、話せるかな。
どこまで話せるだろう。
セオドアとは共有、レオとは共感。ベイリーにだけは対等でいて欲しくて、距離感をはかりかねてる感じがある。
「寮長としてのヴィンセントにしか価値がない」と思われてるなら頑張るしかないし、これ以上近付く事はないかもしれない。寮長としてのヴィンセントは、ジェームズの代替品でしかないから、自分には重荷でしかないし出来るならもう捨てたいと思っているくらいだし。
自分がいなくなっても、ベイリーならって信じたい気持ちと、それとベイリーなら頼っても良いんじゃないかと少しだけの期待を。
どう切り出そうか、まだ迷ってる感。
補佐とかそういうのじゃなくて、セオドアともベイリーとも、ただの友達になりたかった。一つ漏らしただけで、もう決定的に駄目になるんじゃないかと、価値が無いと思われてしまうんじゃないか。うーーーーん、感情の向かう先が難しい。
どろどろの感情は寮長としてのヴィンセントには不要だって思われてるのかなぁと思うと、また余計に怖いな!
追記
ヴィンセントは、ベイリーに対して一番格好つけたいんだろうな、と思った事を追記する。
次回!楽しみなフラトリサイド!!!!
本編開始前に置きで12会話進めておいた方がいいかなぁ。