同人誌というと立派な装丁の「本」もあればコピー誌もある。
はたまた和綴じのものや巻物もある。
厚い紙にフルカラー印刷して折って綴じた冊子を出してみたいなあ。
かわいい絵がいいなあと思ってたぬ斧さんに合同誌製作をお願いしました。
そして表紙も本文もかわいいレイアウトを考えていただきました。
作るものは表紙込みで16ページ、販売価格は300円でと考えました。
手持ちのものを参考にしてフルカラーの冊子をいくつか見積もってみましたが厚い紙はもちろん価格もそれなり。
その中でここだなという印刷所に決めました。これが昨年12月のこと。
文フリは5/19開催ですが、できれば連休前に手元に欲しい。そうすると入稿は…と逆算してスケジュールを立てました。
そうこうしているうちに印刷所から発表がありました。
一部の用紙の取り扱い中止と料金改訂のお知らせです。
当初考えていた仕様では12月の予定の1.6倍の金額になりました。
たぬ斧さんと相談して仕様を一部変更して(ここで原稿の仕様も変わりました。たぬ斧さんにはものすごく迷惑をかけました…)入稿しました。
それでも予定の1.4倍の金額がかかりました。
印刷費が予定より高くかかったからといって販売価格を予定の1.4倍にするわけにはいきません。
だったらもっと安い印刷所を探せばいいとか、紙の質を落とせばいいという意見もあるかとは思います。
でもできあがった本には満足しています。この紙にしてよかった。
そういった事情ですが文フリでは当初の予定通り300円で販売します。
もしも再版できるとしたらBOOTH通販も考えてはいますが、その際には販売価格は値上げします。
書店に行って文庫本を見て「うわ高い!」と思うことも多いですが、印刷費と紙代の価格上昇をこれほど実感したことはありません。
本は作るのも買うのも早い方がいいです。