✨新刊巴里休暇感想です✨
『短い休暇』。
短い話なのは覚悟していましたが休暇自体が激短だったとか聞いてない!
以下感想は無駄に長くなりますのでご容赦ください(5000字程度)
今回はノリが大事なので敬語抜きで気持ちをダイレクトに描き残します。
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・ホテル滞在
アパルトマンじゃ
なくて????????????????
ま、まあいい
そういうこともあるだろう
・連想ゲーム
間がもたなくなるとしりとりしたり
連想ゲームしたり
このカップルかわいすぎないか?
いい大人の男同士なのだが心は少年か
・移動中、試しに手を繋いでみた
ハイ、聞いてますその情報
だから心臓止まるほどではなかったよ
ありがとうね
お互い照れて爆笑してるの、
友人から恋人昇格の
付き合いたてカップル特有だと思う
デート初日としては満点
・不老の秘訣を教えてくれよ
教えてくれよ私にも
・ついでに白ワインも仕入れて
二人は基本的に好んでは
飲酒をしないタイプなので
これはそれなりに浮かれている
証だと受け取った
ナカタ的にも気合を入れて
初夜(???)を迎えたかったのだろう
・エッフェル塔を眺めながら
自分は観光での演出などに実はさほど興味は
沸いてなかったという自己分析
周りが楽しんでるから自分も楽しむべき
なんだろうなという同調
とはいえ正義の場合、相手が喜ぶことが
自分の喜びみたいな
なんていうか…奉仕精神でここまで
出来上がっちゃった子だから、
ある意味仕方がない
・「……あー……キスしとく?」
「これまでの人生で聞いた中で
最悪の誘い文句です、どうも」
読みながら
「あーーこれはーーー情緒!!!!」
と思わずツッコミ入れたくなる下手打ちだった
爆笑だよ
そこにいるカップルがしてるから俺たちも
一発いっとく?てお前それはないよ
リチャの返しが最適解でした
・ほっぺにキッス
やさしすぎんか~~~
情緒のかけらもない
彼氏の誘い文句に怒るどころか!
「そういうつもりじゃない」って
要は言葉で伝えた感じの軽いノリではなく
思い切って伝えてるんだよということを
理解して先回りして許してくれてんだよ
リチャお姉ちゃんは
ほっぺで許してくれちゃったよ
あ~~~かわいい~~~ありがとう~~~
・俺は少しほっとしている自分に気づいた
なんだろね、清水の舞台から飛び降りるのを
先延ばしにしてもらえたというか
そういう感覚なの?
・また手を繋いでみた
がんばるね~~~
このままでは終われないんだよ今日は
という気概が感じられるね~~
やらされてる感を感じてたけど
それは自分自身になのだという解説付き
そりゃそうよね
やらなきゃいけないんだって
思いながらいちゃつくのって
逆に難しいわよね
・ホテルの人のキャンドルサービス
ナイスサービス
おそらくハイクラスのホスピタリティを
兼ね備えたホテルなのでしょう
てか「二人がそういう関係だろうからこれ
あったら盛り上がるっしょ?OKOK任せて」
てこと???
彼か彼女か分からぬが
チップを多めに振る舞おう(わたしから)
・NAKATATIME
いつものやつです
蝋燭の揺らめきの向こうにいるリチャを
これでもかと褒めちぎり
リチャも当然のように受け止める
慣れてる2人よ永遠に
・好きだ
何回言ってるのこの子
好きであふれかえっちゃってる
こんなに好きなのにね
ぜんぜん前に進めない
・「俺ってあんまり好きな相手にも
ガツガツしないタイプなんだな」
ここはもう中田の中田たる所以というか……
まだ1部の名残がある
好きな相手に自分から何かを求めたり、
行動したり、そういうことがとことん苦手
いいやつのまま消えたいとか言ってた頃
よりか大分改善はされたけれど
逃げずになんとか
その場にとどまることが限界である
ましてやここまで自分の人生の一番いいとこ
をリチャに見てもらってきたから
これ以上はもうなくなっちゃうよっていう
恐怖が前提にあるんだものね
それは二の足を踏む理由にはなるだろう
手を出したくても出せないんだよ
・俺はそれが嫌なのではなかったのか
リチャに遠慮させたくない
期待に応えたい
健気だなぁ
自分は今そんなことできる状態じゃない
けど、リチャのために己の身体を捧げたい
そんなふうにがんばってる正義が愛おしい
(リチャ目線)
・ゴチン
ファースト・キッス
大☆失☆敗~~~!!!!!
ラブコメすぎて転がってしまう
ありがとう
わたし反省してるんだ
二次創作で中田をこれでもかと
スパダリに描いてしまったこと
3部で異常な輝きを放って
華麗に登場してきたから
私てっきり恋愛方面も
それはもうすごいテクで
リチャをメロメロにして
日々腰砕けにしてるんだとばかり思って
自分の拡大解釈と期待で
上塗りしていることは
うすうすは感じてたけど
とんだかんちがい ごめんなさい
思い返せばこの子は元々粗忽でデリカシーの
かけらもないTHE・男子だったわけで
それをリチャが磨きに磨いて
今の中田に育て上げたわけで
恋愛方面の作法も振る舞いも、
もうリチャに教えてもらえばいいと思う
こればっかりは
よそで勉強できることじゃないでしょ
もういまさら恥も何もないし
カッコつけてたって無駄ってことも
わかったでしょ
はい、まずはキスのときの
顔の角度の調整から~Lesson1
・「もう一回やり直したい。今度はちゃんと」
からの上着を脱いで椅子に放り投げ
今日イチ興奮が絶頂に高まった瞬間だった
臨戦態勢じゃん
上着を???脱いで???
椅子に放り投げ????????????
「キスリベンジをして
お前を抱くぞ俺は!!!」ってこと!?!?
でしょ?????????
ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーー
わたしもう限界ですーーーーーーーーーーー
たすけてーーーーーーーーーーーーーーーー
押し倒してーーーーーーーーーーーーーーー
(リチャを)
・背中からそっと抱いてくれた
えっ……これは初めてでは……
リチャ……
背中から抱くって、どういう感情だろう
無理しないでいいですよ
私は気にしないからっていう包容力?
ふわぁ……リチャって年上だったんだなぁと
今更ながら噛み締める……
包み込むように中田を愛撫する
・「そういうのとは違うんだ」
決して中田は好きの行為を
望まないわけではなく
嘘をついてまで為そうとしているのではない
したいんだけれどできないんだ
そしてその感情を分かってくれてるリチャ……
彼こそスパダリなのではという気がしてきた
・明日はもっとキメられるだろうか?
キメる中田を見たいので、
どうか今世のうちにお願いします
・「――ジェフ?切りますよ」
最高
・「今週電話をかけてきたら~…」
ここから察するに、
休暇ってまさか1週間の予定だった……?
あんなに用意周到に準備してたったの……?
わたしの予想は1か月くらいの
見込みだったんだけど
・俺はリチャードの手を握った
今度は放さなかったよね
全然心持ちと状況が変わったものね
これなんだよ
繋ごうと思って繋いでるわけではなくて
自然と手を取り合ってる感じ
絆だなぁ
・あやすように俺に握られた手を軽く振った
ここ……すごいかわいくない?
手を繋いだ状態でフリフリしてくれるの
弟に会えるのが楽しみだよって
励ましてくれてる
リチャ……優しさのTOPに君臨する
・リチャードを飼い殺しのような目に
遭わせることに、俺の心は
言いようのない痛みを覚える
なるほどねぇ
リチャが自分についてきてくれる
確信があって
でもこの状態では恋人同士になるステップは
お預けになることも確定で
自分はリチャを手放す気など毛頭なく、
リチャを傍に置いた上で
あれこれ奮闘しなければ
それを、「飼い殺し」と
なんかもう中田やっぱりずるいや
でもしょうがない
リチャが惚れた相手なんだもの
とことん甘えてしまうしかないじゃない
結果として破綻をきたして
タンゴ・コモ・ラーヴァに至ったわけだし
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というわけで、蓋を開けたらわずか一日とちょっとでパリ休暇は終焉を迎えていました。このあとなんやかやして横浜行きになるわけですが、時系列的に真砂なすや海街が挟まるわけで、読み返すとまた感慨深い。
とはいえ海街ではどちらかというと中田がぐいぐい来てた気がするのでその辺のブレはまたご愛敬的な?
(「俺が迫るとするりと逃げようとする」のは短い休暇のあとだと違和感。正義からは迫れないし、リチャは常にウェルカム体制)
これもあったからスパダリ誤認識したんだよ、やっぱりわたし悪くないじゃん!!(手のひら返し)
真砂なすではパリのアパルトマンでの逗留があったことが初お披露目されたわけですが
(追記修正)
ここは私の認識違いでパリでリチャと
アパート借りてた話の初出は海街の方
でした!失礼しました
時系列的にはドイツより横浜は後なんだと
思いますが…公開順が逆なので
冒頭でもつぶやいた通り、ちょっとここ食い違ってるんですよねぇ。
実際はアパルトマンじゃなくてホテルだったし
毎日ダラダラ過ごしてたとかフランス語が上達したとか、割と長期滞在前提の話だったと思うんですが、「短い休暇」に即すと滞在1日程度と齟齬がある。
長い休暇取ってまで二人で過ごしたのに、まだぐずぐずしているのですか?大切な人がいつまでもそばにいるとは限らない、時間は有限なのですよ?というシャウル師匠のありがたいお説教がこの話の主軸だったかと思いますが、いや1日じゃいかんともしがたいわ!としか言いようがありません。
サイドストーリーが書かれてから時間もたっているし、あくまで本編とは別だからしょうがないかぁ!と流そうと思ったけれど、そもそもタンゴ・コモ・ラーヴァではパリ休暇のときの回想を「ナイトクラブに出かけたり気鋭のシェフのディナーを楽しんだり、時々手を繋いで歩いたりしてる」と言及してたのに、手をちょびっと繋いだところしか合致しないですよね(笑)
「仕事は仕事と分けるとして、私とこの関係を続けてみる気はありませんか?」とリチャから滞在中に申し出があった点なんかはほぼなかったことになってないかしら?
同じ本の中の章違いでこんなに認識ズレちゃっててもいいのか?な???
あんまり校閲の人って内容の齟齬までは指摘してくれないのかな。
最近Xで創元推理文庫の激アツ校閲の話が話題に上ってただけに落差がひどい(創元では「この時間帯は部屋にこの角度で日は差し込まないから探偵の手元は見えなかったはず」とかわりと細かい指摘が入るとかなんとか)
100万歩譲ってパリの思い出は正義の妄想で盛られてたとかだったら理由になるけど(理由になるかよわたしみたいなオタクと正義を一緒にしないで)
至極どうでもいいことですけれど
わたしは巴里休暇の妄想と称してすでに8日分の4コマエピソードと4本のパリ滞在中エピソードを二次創作してWeb上に垂れ流しています。
とんだピエロだよ!!!!!!!!!!
そんな暇一切なかったわ!!!!!!!
さて、ツッコミどころはこの辺にしておいて。
もうほんとにね、「短い休暇」の中にたまらなくもどかしい2人のやり取りがギュウっと詰め込まれていたのは紛れもない事実なんですよ!
「手を繋ごう」「キスしよう」って実際に中田がリチャに伝えてる。
言葉にこそ出せなかったけれど、その先も想定して行動しようとしていた。
とんでもない一歩だと思います。
ずーっとふわふわもやもや決定打を避け続けてきた二人(というか正義)がようやく!よーうーやーくー!!!!
実際はできなかったんですが、しようとする気持ちはあって、そういうことする関係になろうとしてる。
すごくない???私たちの夢が現実になりつつあるんですよ???
ありがとうございますしかないです。
いまは恋愛レベルマイナス100くらいの中田ですけど、これからリチャの手を取り足を取りなレクチャーを経て真のスパダリ正義に成長することを心から応援しています。すべての初めてを、リチャからもらってリチャに捧げて、リチャを喜ばせてあげてください。
しばらくこれを燃料に、また隙間を埋めるように広げるようこじ開けるように(!)妄想を続けようと思います。オタクは諦めが悪いし粘り強いししつこいんですよ。
ここまでの駄文にお付き合いいただいたあなたもありがとうございました。
今後ともよろしければお付き合いください。