黄金の感想を書こうと思って頑張ってたんですけどほぼほぼ愚痴になっちゃってこれ以上はいけない
◆システムとか
・クエスト受注キャラの周りが非表示になるの本当~~に最高ありがとう。
・採集場所復活急に来るとビビるけどラッキー!てテンション上がる。
・漁師リーヴで文中に場所とか漁の方法とか書いてくれるの親切。最高。
・PT組んでるとき限定みたいだけどレベルレで近いレベル帯指定できるのありがたすぎ。
◆マップ
雰囲気もBGMも最高。雰囲気はオルコ・パチャ、BGMはヤクテルが好きです。ヤクテルBGM、なんかディズニーみを感じる。ギャザラーしながら「ここディズニーぽいな…」て二分に一回くらい毎度思ってる。
ただ、広さに対してエーテライトが二個だったり採集場所ほぼ200m間隔ってマップ広くしすぎて感覚バグってない?不便。オルコ・パチャのエーテライト両方右に寄せたのは反省して欲しい。不便。ソリューション9もだだっ広くてクソ不便。テレポで飛んだ後一歩前へしないとエーテライトに届かないのが地味だけどめちゃくちゃ嫌。ユールモアを見習ってくれ。リビング・メモリーは無理だって。Bモブ探すの無理すぎるって。
あと、これは具体的にいつだったかは忘れてしまったけど(暁月前だったかな)結構前に既に「今後はやらない」って言われてて、諦めろよって話なのはわかってるんだがそれでもやりかったと思ってしまった。
その地域ごとのストーリーが展開される連続FATEを。
~ここから読まなくていいFATEへの熱意~
一万回のアチーブをいつの間にか獲得していたくらいにはFATEというコンテンツが好きです。深夜から明け方のほとんど人がいないフィールドで、1人と1羽で道すがら起こる出来事を粛々と解決する。そういうプレイが好きです。最近社会がそれを許してくれないんですけどね。辛い。
連続FATEはそういうプレイを好む者にとって最高の遊びです。印象深いのはやっぱりアジムステップの13連FATE、ダタクの旅でしょうか。合間合間にダタク族が天幕を張ってその場に暫く留まるので、一緒になって火を囲んだりする時間があっていいんですよね。ギラバニア山岳地帯のキキルンのやつとか一人でやるとだいぶ怖くてあれも好き。
紅蓮が自分の中で上位なのは、この辺含めてマップの密度の高さがとても面白かったというのが理由として大きいです。
そんな感じの好みがあるので、黄金のメインストーリー中も目についたFATEはそこそこ参加しながら進んでいたのですが、
なんか、種類、少なくない?
実際数えたら今までとそんな変わらんのかも知れんけど、マップが広いせいかまたこれか…ってなるのがなんか早くてさ…。
いや、自分が少数派なのは何となく察しているので、FATEにかける分の労力を他の所に回した方がいいって判断は仕方がないものだと思っている。やりたいときにやりたい人だけが気軽に参加出来るのがFATEの良さですから。
~ここまで読まなくていいFATEへの熱意~
◆ストーリーとかキャラ
・ウクラマト
元気な子やね。グルージャジャにうちの子どう思う?て訊かれたときは「伸び代はあるよね」みたいな当たり障りのない感想の極みみたいな答えをしましたけども、あの中で王様に向いてるのってウクラマトだよなぁと素直に思っていました。そこまでで色んな部族のそれぞれの暮らしをいくつか見てきて、こんだけ文化の違う人たちを集めて出来てる国のトップって、武も理も大事だけどそれ以上にコミュ力ないと無理だろな、と感じたので。ウクラマトの人懐っこさと一切照れずに大好きだ!って言える陽のコミュ力、得難すぎる才よな。王政と言えど国だから、なんか難しいことは頭のいい人がやってくれんだろ。な。
武王ゾラージャ、理王コーナ、そんでなんか適当に心王とか新設してウクラマト、っていうのがもしかしたらグルージャジャの理想だったかも知れんなあ、とも思います。シャブルク・ピビルは蒸し料理だったはずなのにほろほろになるまで煮込んだ肉がうまいって言い出したときは「コイツほんとに話聞いてんのか?」と不信感も生まれましたが、特に嫌いではないです。
嫌いとかはないけど武王就任おめでとう!じゃ!って別れたと思ったらまた一緒になってほぼほぼニコイチ活動させられたのは正直お腹いっぱいになりました。何事も程々が良いということですね。
あとゾラージャが親父から継いだもの、「青いフビゴ族はお前だけだろ」はさすがにないと思う。養子であるウクラマトからしたら血の繋がりってきっと羨ましいもので…って良い方に考えることは色々出来るけどそれにしてももっと言い方ってもんがあんだろ。
・コーナ
グルージャジャの第二子であると同時にサンクレッドとウリエンジェの第二子。緑髪のメガネの期待を裏切らない緑髪のメガネっぷりでした。序盤の印象だと闇落ちしそうなのは…コイツだ!!と思っていたのですが、普通に良いシスコンでした。サンクレッドが人との付き合い方をレクチャーしてるときずっと(ナンパ講座か?)と思ってしまいすみません。
・ゾラージャ
いやわかるよ、偉大すぎる父の足元でプレッシャ-に押し潰され……っていうのは。誰かこの人を継承の儀より心療内科に連れていってあげて下さい。初対面の時点で既にだいぶ煮詰まっており、戦争すれば戦争がなくなるって何言ってんだオメーって当然なるし、本人の口数が少ない上にウクラマトもコーナも兄さんやべえと兄さんすげえしか言わないので人となりを知る機会がなさすぎた感が否めません。まあ超える力があるしな!と思ってたのに過去視不発だし。なので国語のテスト的な理解は出来ても、その先、共感する隙であるとか、もっと内面を知りたいと思うフックが個人的には見つけられないままメカゾラージャになりアクセの人になってしまった感じです。ずっと「会ったばっかの他人のご家庭の問題」的な一歩引いた目線のままでいてしまったので特に感情が湧かないまま…だったな…。いや、でもそれで良かったんだろな。ゾラージャの問題をどうにか出来るのはコンプレックスの源でもある家族であり国だったろうから。自分には残念ながら刺さらなかったけど、内面を考えはじめると一番沼るキャラだろうな、とは思います。
・バクージャジャ
こいつに関して一番疑問なのは、生まれて来られなかった兄弟のことはあんなに気にしてんのに取り巻きへは普通に横暴なの何?です。キャラ紹介に「一つ頭の同胞を見下している」と書いてあるけど、里のため…とかじゃなくほんとに双頭のことしか気にしてないんか?船から落ちて怪我した手下がやっとの思いで追いついてきた、っていうシーン、あれ何のために入れたんだ?あそこって「本当は優しい子」をちらっと見せられる最大のチャンスだったと思うんだけどな…。大丈夫か?!心配したぞ!って言わせろってことじゃなくて、手間かけさすなって言いながら乱暴に担いでくとかさ、後々手下がどっかで「実はあの時…」って話をだすとかさ、あるのかと思ったら別にないしなんなら手下たちもバクージャジャ見限るし。でもそんなことしたら俺様系妖艶トカゲ獣人の俺様の部分が足りなくなってしまうのかな。人間の性癖って本当に深いですね。それはそれとしてヴァリガルマンダ解放も拉致チも人質父も普通に駄目です。処しな?
91IDの船上にプレゼントくれたあとそれ倒すまでぼったちで待っててくれてんのは優しいかもしんない。こっちに聞こえてないだけであの間ずっとアリゼ-とフリースタイルラップバトルでもしてんのかも。審判エレンヴィル。
マムークの双頭関連の話は想像して覚悟してたよりエグくなかったなという印象です。生まれない卵を産まされ続ける女性とか、双頭じゃなかったら間引かれるとか、設定としてあってもコンプラが許さないのかな…。
・ストーリー全体
いやー、今回は刺さらんかったなぁ…特に後半…。こればっかりは好みなのでしょうがない。TLで流れてくる感想とかちょこちょこ読んでいて、ここが良かったって仰ってる部分がことごとく自分には刺さらなかったので、このゲームが想定するターゲットから外れてしまった感すらある。ノットフォーミー。
今までのメインストーリーの好き度発表ドラゴンすると、漆黒の次に紅蓮、そんで暁月と蒼天が同じくらい、という順位なんですが、紅蓮好きくないっていう意見がそこそこ多いのもわかるしそういうもんだと思う。
ただどうしても諦めきれんところがあって、黄金やってる間そこはかとなくずっと「雑だな」という気持ちが拭えなかったんです。黄金ってプロットは面白いんだと思うんです。英雄じゃない英雄の夏休み。突如現れるハイパーテクノロジー。最高じゃん。ただ、肉付けが足りなくて骨組みが見えてるというか。ああ、ここでこういう展開、コンテンツが必要だからあのキャラはこうしたんだな、という、都合で動かされた部分が見えすぎるため、いちいち現実に引き戻されて物語に没頭できない。漆黒と暁月ってそこのカバーが上手だったな、と改めて思います。コンサポで8人コンテンツまでやれるようになったけど、ラストバトルはプレイヤーでやって欲しい、ってなったときに「守るために仲間は船に転移させた。きっとみんな無事だろう。あとは目の前のこいつを倒す。よし、やるか」と「仲間がどっかに飛ばされて敵にお前だけ先に殺す!って言われた。やるしかない。え?1人壁壊して出てきたけどあと二人は?!無事なの?!どうしてるの?!」ってだいぶこう、やる気と集中力と没入感に差が出る。あとその異空間から壁ぶちやぶって出てくるのエデンという最高でもう見た。
前2パッチの優れたところに、情報の提供とノイズの除去のタイミングが丁寧、というのもあります。情報の提供は言わずもがな、ノイズの除去というのは、考えなくて良い可能性とか、一旦忘れておいて欲しいこととかに取り敢えずでもいいから結論を用意してくれること、みたいな感じで言ってます。お笑い芸人が言う「笑いがブレる」のを避けるみたいな。大事なシーンで余計なことを考えずに済むようにしてくれること。漫画とかイラストでいうところの視線誘導。
もしかしたら人間不信が生んだレアケースかも知れないのですが、ケテンラムに対して疑惑の目を向けてしまった瞬間がありまして…。ロボ軍団にトライヨラが襲われて、王宮に駆けつけたらメカゾラージャと生死不明だったケテンラムが居たところなんですけど。シーンの中で経緯の説明とか言い訳がないままケテンラムがヌン…としているので、あれ?もしかしてゾラージャ陣営になってたりする…?って思っちゃって、その後の大事なシーンをそのまま素直に受けとることが出来ませんでした。グルージャジャが亡くなった後のヒントトークで「油断して秘石トラリタ…ゴミン…」て言ってて、「なんでその一言をもっと早く言ってかれんかった?!」と、ご高齢の方に対して申し訳ないのですが、そこそこの憤りを抱きました。前述の通りレアケースかも知れないのですが、考えなくて良い可能性のために感動チャンスを逃してしまった例として挙げさせて頂きます。(これ書いたあとにまとめブログにケテンラムの記事があがり、みんな同じ気持ちだったんだ…と安心しました)
漆黒と暁月ってほんとにそういうのが丁寧で、何らかの問題の解決が必要、ってとこで、当然プレイヤーに出る疑問だったり、他の手段だったりを「それはこういう理由でだめ」とか「そっちは別グループがやってるから大丈夫」とか、やれることは全部やってるから安心してね、あなたはこれをお願い、と、ひとつのことに集中させてくれるのが、エオルゼアが生んだ世界の暴力装置としてはすごく心地良かったんですよね。考えなくていいことは除去し、あえて残された疑問は伏線として回収されるので「あ!やっぱり!!」の気持ち良さもちゃんとある。漆黒序盤で水晶公に「グ・ラハ・ティア?」って訊く選択肢を出すのお見事すぎたよね。そうでしょ?!って思ってる人は、否定されることで「ほな違うかぁ…」と思うもよし、「何か否定する理由があるんだな」と思うもよし、そこで一旦「今考えることリスト」から外してくれて、そもそもそんなこと考えてなかった人や存在を忘れてた人には「そういやいたなぁ」と名前を思い出させる。無駄がなさすぎる。
なんというか、代替りをするのであれば、そういう細かいところをこそ、どうにか受け継いで欲しいなぁと思っています。
◆他の色々
・完全なバカンス気分でアロハシャツを着たままオルコ・パチャに行ったらめちゃくちゃ雪が降っていて「誰か教えといてよ」と思いました。黄金のアルパカだぁ?俺なら虹色のゲーミングアルパカ見つけちゃうね。だからやらせてください。アルパカを捕まえるの。自分、やれます。やりたいんです。やらせてください!ここで働きたいんです!!
・ハヌハヌ族に太陽の舞を教えてあげたい。祭とか伝統行事の成り立ちって面白いよね。ウケブ、好きです。「そうですか、では気にしません」のマインドを広めた功績はマジででかい。
・天深きセノーテは今回一番好きなIDでした。もの悲しくて神秘的なBGMも良いし、何よりやっぱり石造りのダンジョンの角を曲がって、坂を登ったら黄金郷の扉が……あの景色、めちゃくちゃワクワクしました。
・暴走機関車クラフトタイム、グルグ火山を思い出させるシーンですが、思い出話をしようと皆に話しかけたのに誰ものってきてくれなくて寂しかったです。ごめん、なんか…1人で浮かれてて…そんな場合じゃないよね…。ラハが水晶公の記憶を大事に大事にしてるのが伝わってグッと来たし専門じゃないのにでけえバリスタの作り方覚えてて設計図まで描けるのアメイジングかしこキャット。邪魔はしないのでつむじだけ吸わせて欲しい。魔装砲を撃たされる俺、行儀が良すぎてシュールの極み。当方、列車の屋根に躍り出たところで悲しみの演舞で零の型を付け続けるしかないモンクだったため異論の挟みようのない采配でしたが、遠隔攻撃を主体とする皆様におかれましてはどのようなお気持ちだったのでしょうか。
・ヴリトラが助太刀に来てくれたとこ、黄金で一番涙腺にキた。かっこよすぎる。
・30年くらいだったらオブリビオンみたいに本格的な活動するんでもなく「他人の魂を使うなんてバカなこと言いやがって」って集落の隅でぶつぶつ言ってる人くらいいそうなもんだけど見かけなかったな。そういう人は過酷な環境でみんな死んでしまったんだろな。
・リビング・メモリーで3人組の子供に近づいたらかけっこに巻き込まれて驚いた。ちゃんと勝ち負けでセリフが変わる…!!因みにスプリント使用は不正とみなされたのか負け判定でした。
・初対面でスフェーンの正体が視えるだろうヤ・シュトラも、ウクラマトより先にブチ切れそうなアリゼーも、スフェーンにレスバを仕掛けたり住民に演説が出来そうなアルフィノも、まぁ、居られたら、ちょっと困るわな…。
黄金の旅路を思い出してて気付いたんだけどなんか今回…新しいなって思ったことがほとんど…なかったな…?フライング、スイミングまでは行かなくても吹き矢とか同行とかの(好評だったか否かはおいといて)おっ初めてやるなこれ、っていうやつ…なかった……よな?オーティスの演劇を手伝う時に「おっとこれは!?」と思ったけどムービーだけだったの寂しかったな。やらしてくれよ。剣劇ミニゲームをよ。ボタンポチポチさせてくれ。ていうかそれに限らずウクラマトの後方待機が多かったのもあって何もしないで待ち…っていうのが多くてコンセプトとして後方腕組みヒカセンて悪くないと思うんだけどあまりにも何もやらせてくれなくて一体今なにやってるんだっけ?ゲームをやってるんじゃなかったっけ?楽しませてくれよ。プレイヤーをよ。アルパカ捕まえさせてくれよ!!!!
新しいことないな関連で言えば、100IDにアレクサンドリア来た時のマジでオブラートに包まない正直な感想「またかよ」だったんですよね。アーモロート、レムナント、地下渓谷、って、記憶再現ID好きだけど、確かに好きだったけどさ、こんだけ続けてお出しされたらさすがに飽きるよ。一回好きだって言った食べ物嫌いになるまで出してくるおばあちゃんか?子供の頃イチゴが好きだからと家庭菜園にイチゴを植えてくれたけど毎日ボウルいっぱいのイチゴが食後に出続けて今では立派なイチゴ嫌いです。喜ばせようとしてくれたのにごめんね。でもショートケーキのイチゴを人にあげると喜ばれるから悪いことばかりでもないよ。話が逸れたけど記憶再現IDはもう恒例として意地でもやり続けるならそういうものとして受け入れるけどそうでないなら少なくとも今後5年は禁止カードにして欲しい。5年後ならまた感動できる気がするから。