メレーのロールクエストをやってみて思ったんですが、コーナ兄さん、同族のもとにいた頃はたぶんメガネは手に入らなかったはず。
もし幼い頃から目が悪かったとしたら、そのことでだいぶ苦労していたかもしれない。
※Lv90からの近接DPSのロールクエストのネタバレが含まれています。
ウケブさんというメガネキャラがいるので、トラル大陸でもメガネはある程度は流通しているかと思います。
でも、サカ・トラルの奥地で伝統的な暮らしを送っているような人々にとっては、決して一般的なものではなさそうなんですよね。
メレーロールクエストでは、サカ・トラルの奥地出身のシャトナ族が登場します。
彼女はうまく弓を扱えないのですが、クガネで眼鏡を手に入れた後は、正確に矢を射ることができるようになります。
コーナ兄さんの出身部族は「昔ながらの営みを続けるヘイザ・アロの一族」だったそうです。
以下、コーナ兄さんの過去について語られている場所を引用します。
コーナ:
……今となっては様々な暮らし方をしている同族がいますが、僕の生みの親は、昔ながらの営みを続ける一団にいました。
ロナークと呼ばれる牛を連れ、季節ごとに草原から草原へ……。
そんな中で、彼らは僕を置き去りにしたのですよ。
たった独り……何も告げることなく……!
(Lv92メインクエスト 兄として)
この内容から一番に連想されるのは、メワヘイゾーンにいる伝統的な生活を重んじているヘイザ・アロの一族でしょうか。
あの人たちがそのままコーナの血縁者だと判断するには情報が不足していますが、似たような生活を送っていたであろうことは間違いないかと思います。
ただ、無駄に登場人物を出すとは思えないし、7.0での出番もさほどなかったので、あそこの一族は今後何らかの形でまた関わってきそうです。そういった見方をするなら、コーナ兄さんの身内である可能性はそこそこ高そうな気がします。
もし子供の頃から目が悪かったとするならば、という前提つきの話になりますが、その場合、コーナ少年は一族の間でけっこう肩身の狭い思いをしていたかもしれません。
伝統的な生活形態を維持している者たちにとって、「目の良さ」はかなり大切な資質ではないかと思います。矢を射るのは無論のこと、獣の見張りなどを行うにしても、視力の良さが要求されます。逆に言えば、目が悪いということは、都市生活を送っている者よりも大きなハンデとなります。
コーナ兄さんの一族がどういった経緯で彼を置き去りにしたのか、本当のところはわかりません。
ですので、邪魔だから捨てられたのか、あるいは、なにか止むを得ない事情があって置き去りにせざるを得なかったのか、実のところ不明なのではないかと思います。
ただ、コーナ本人の主観としては、自分は「捨てられた」のだと受け止めざるを得ない状況だったのでしょう。
それが例えば、目の悪さに起因するものだったとしたら。
コーナ兄さんのあのメガネ、単なる属性強化の小道具ではなく、生い立ちそのものに関わる重要アイテムなのかもしれません。
といったことを、ロールクエのあの子を見ながらふと思いました。