名探偵コナン 黒鉄の魚影 ティーチイン付き舞台挨拶レポ
(ネタバレあり)
5/1時点で興行収入79.7億円を受けてのコメント
「黒ずくめの組織が出てくるコナンの王道の作品。キャラ数も多いので、キャラ性の良さを引き出せればと思って作った。嬉しい」
本作時の見どころは
「女性陣(灰原、キール、ベルモット、直美)の活躍。これまでメインでなかったので、新鮮で今作の魅力かなと」
横浜国際映画祭の裏話
「山田孝之さんが宣伝してくださった裏話。待機中のテント、残ってる役者さんが少ない中で山田さんと沢村一樹さんと(立川監督)3人で話していて。沢村さんがコナンの興行収入の自慢で山田さん煽った。山田さんが人気にあやかりたいと言って、ああなった。演技が上手いので今後ゲスト声優で出てほしいですね」
監督の好きなキャラは?
「男性だと小五郎だったんだけど、今作でカッコよかったからやっぱりコナンくんかな。女性だと灰原」
ここから観客から質問
①ピンガと組織の人間(バーボンとか)との関係性など
「現在25歳。20歳で潜入してパシフィックブイの立ち上げ。IT系に強い。ジンとの回想入れようとしたけどタイミングが難しかったのと尺の問題でなしに。バーボンと面識はない。ピンガが裏方の人間だから、目立っているジンが気に食わなくて自分がそのポジションにいきたい」
②直美の後日談など
「青山先生は気に入ったキャラを原作で出してくれるので、直美の声優の種﨑さんと先生が気に入ってくれたらいいね、と話した」
③哀ちゃんから蘭ちゃんへキスを返した裏話など
「冒頭20分で哀ちゃんが拉致される緊迫シーンは決まったから、その後のプロット(話の流れ)はお客さんも想像できちゃう。だから助かったあとにもう一つ展開欲しいね、ということで哀ちゃんが自らコナンくんを助けに行くシーン入れた。そこからは青山先生が『思いついた!』と。海から上がって、コナンくんが直撃しそうな浮きを蹴る、その間に灰原が何を考えたか。コナンとはこれからも運命共同体だから気持ちに一区切りつけるため、蘭ちゃんへキスを返した。灰原はコナンが新一になって蘭ちゃんのもとに戻ってほしい」
④一番カッコよく作ったシーン
「灰原の『どうしてそんな顔ができるの』のシーン。あそこは哀ちゃんから主観のシーン(哀ちゃんから見たコナンくん)で、原作寄りの絵にした。これはコナンくんに惚れちゃうよ」
⑤ゼロシコからの降谷さんとコナンくんの信頼関係の変化について
「ゼロシコ〜ハロウィンの信頼関係をリセットしたくなくて地続きのつもり。降谷さんも赤井さんも出番少ないのにカッコよくてズルいよね。高木渉さんと飲んだ時に『高木刑事を出して欲しかった。ハロウィンのときだって安室さんがうんたらかんたら』と文句言っていた。笑」
⑥「待たせるの好きよね、新一くん」のシーンの哀ちゃんの気持ち
「シェリーだとバレたけどコナンくんが「俺がなんとかする」と言って、そのあとの「待ってろよ」と、コナンが何か解決策を思いついたのを哀ちゃんは間近でみていた。もともとは違うセリフの予定だったけど普通の見送りにはしたくない、と青山先生に言ったところ、いつもあの呼び方はしないから「新一くん」と呼ばせようと、先生に提案していただいた」
終わり