今日の暗黒
暗黒70
・というわけで実家から再開。ミストが帰ってこないので最後に一緒だったラールガーズリーチに探しに行くことに。リエルちゃん「行くなら私も連れてって!」と、シドゥルグの付き添いと聞き込みに意欲を見せる。最初は話しかけても無言だったのに、元気になってくれてうれしい。
・ミストの足取りはつかめたものの、ラールガーズリーチでチョコボからエーテルを抜き取ったようだ。道々なんか鳥も殺してるし。前回「もっとたくさんのエーテルがあれば」とか言ってたからこんなことをしでかしたのか。これはきつく説教しないと。
・シドゥルグ達と手分けした結果、合流場所に行ったらリエルちゃんは倒れてるしシドゥルグは膝ついてるしミストはイストリド連れてるし! リエルちゃんさぞ怖かっただろう。やっぱり説教じゃ済まさん。
・シドゥルグ曰く、誰かの幸福を願って力を使うばかりじゃない、散々エーテルを吸って何かおぞましいものに成り下がったミスト。「ひとがなにもなくさない世界をつくるためにちからをおぎなった」と。そんな世界できるわけがないし、そのために命を奪うのは矛盾している。それに誰もが完璧でなにもなくさないはずの世界が崩壊したときの様子を、私は海の底で見てきたんだ。
・「この目だって髪だって、誰かがもう一度あいたかった「君」だ!」結局その姿は私の知る誰かではなく、クリスタルに刻まれた過去の誰かの想いだったんだろうか。
・「あなたの暗い心にだって、すきに触れられるんだから……ッ!」こいつ完全に闇堕ちしてやがる。漆黒を終えたイシュガルドの女のクソデカ感情、触れて無事でいられると思うなよ。
・イストリドと神殿騎士の幻をボコってもまだ納得しない様子で、イルベルド(だから青二才だと言うんだよの人……)、リウィア(ルキアの妹さん……)、えっと……あっ……すぐ死ぬ人(たぶんリットアティンさん……)の幻を呼び出すミスト。
・戦いを続ければ仲間を失い、守り抜いてもいつかは離れていく。それは事実だ。「あなたこそ、本当は」「とっくに。よるべのない、ひとりぼっちだ……。」でも、それは違う。形はなくとも、揺るぎなく頼れるものがこの心にあって、この魂だって、今はひとりではないと知っている。心にはつれてきたものがあるし、魂にはつれていくものがあるんだ。
・「ありふれた奇跡に押されて進むのだと、彼女はもう自身に示した」と語る声。わああああああ! フレイくん!! フレイくんだ!!!
・ヒカセンの片隅にあった苦い記憶がミストの力で形を為しただけらしいので、残念ながら生前のフレイくんではなくて英雄の影身だったけど、つまりは私のフレイくんだ!!!!
・「僕は敵にはなりえない。最後まで『君』とともに在るものなのだから」。ミストがヒカセンを止めようとして作り出してる幻なのに、それでも敵にならないってめちゃくちゃ熱い。
・「あなたたちは、ただの強がりだ……!」ミストの言うとおり、ただの強がりかもしれない。悲しい顔は似合わないと言われて無理に笑ったこともあったけど、その強がりだって紛れもなく前へ進むための力だっんだ。
・戦闘フェーズ、蒼天トラウマのオンパレードか。「さあ、まずは邪魔者を蹴散らしますよ。信じて……僕らの前に、脅威はないッ!」フレイくんがそう言うなら信じる。
・アルバートの仲間達、まだロールクエ全部終わらせてなくてごめんね。すぐに成仏させてあげるからね……!
・アデルフェルとグリノーとシャリベルはここに来るまでに30回は腹パンしてきたからな、今さら蒼天騎士の幻ごときで動揺するものかよ。
・ゼフィランが来たので動揺した。
・「あの男と同じように神意の槍で貫くまでだ!」いくら幻でも言っていいことと悪いことがある。楽に死ねると思うなよ。MPの続く限りその腹にヤクザキックぶちこんでやるからな。
・ゼフィランとアルバート、それぞれ何パターンか台詞があったけど、偶然タイミングが合ってアルバートの「お前を殺せば世界はッ!」とゼフィランの「救われるものか!」が続いて悲惨なやりとりになってしまっていた。アルバート、代わりに蹴り入れておくからね。
・漆黒を終えた今、アルバートが敵として出るものかと思ったけど、手柄を横取りしたみたいな負い目とか、力になれなかったという無念は確かにある。
・「確かにこの人は傷つきすぎだ。でも、それは意味なき痛みじゃない。」「我が身は傷の化身にして、苦難を往く命の証……。」「だから僕は、君の理想を否定する!」戦闘中のフレイくんの台詞、かっこよかった。ミストが暗黒騎士の願いの化身であるように、フレイくんは暗黒騎士の傷の化身で、その存在は表裏一体なんだろう。すべてを護りたいと願うのは当然だけど、きれいごとだけでは護るべきものを護れないから。
・「そんな……あなたに、負けるの……? いちばん孤独な……あなたに……」。歴代の暗黒騎士の中でもいちばん孤独ってことなんだろうか。失ってきたものの大きさを思えば、確かにいちばん孤独かもしれないけれど、自分が得たものの大きさもよく知っている。だから心配しないで。
・戦闘後、薄らぎながら「やっぱり別れはさみしい」と呟くミストに声をかけるフレイくん。「とても、痛くて悲しいんです。その重みや苦しみに耐えかねて、足が止まることさえある」「ですが、いつしかまた、性懲りもなく……足取りは、軽やかになっていくんだ」。歩みを鈍らせていた7/30の今日暗と、足取りの軽くなった8/21の今日紅がきれいに回収された。
・「別れを……いなくなった人を、忘れる、から?」違うと言いたいけれど、ある意味で真理なのかもしれない。時間が経てば、辛さと一緒に、他愛ない日常の出来事や顔や声は薄らいでしまうものだから。でも、その人から受けた影響や感情は消えずに、自分の一部としてずっと残っていく。ある種の傷跡のようなものなんだろう。
・「いなくなった人との記憶、受け取った想いを、私の先にある未来へ届けるために」「そうして受け止め、前を見据え続ける強さ……今、身をもって味わっただろう」。エメトセルクの前で、ただひとり前を見据えていたアルバートの姿を思い出す。ここの流れ完全に漆黒。
・そして珍しくドヤ顔でポーズをとるヒカセン。うちのヒカセンはそんなにドヤらない性格だと思うので、アルバートはすごいんだぜ!的なあれかもしれない。そんなすごいやつが私の中にいるんだ、孤独なものかよ。
・フレイくんと一緒に、これからはミストの想いもつれていこう。なにもなくさないなんて欲張りだし無理な話だけど、願いの原点はそこにあるんだものね。
・実家に帰還。シドゥルグに「尊敬している」と言われてしまった。あのシドゥルグが面と向かって尊敬してるとか言い出すだなんて相当なデレでは??? 尊敬しているの前に多少の沈黙があったのが余計にかわいい。
・「ミストはソウルクリスタルが欠けたのと同時に生まれたんだよね、どうしてあの瞬間だったんだろう」とリエル。「何か決め手となる想いがあったんじゃないか」「どんな想いがミストを喚ぶきっかけになったのか、同じ場所で問うてみるのもいいだろう。あるいは、もう知っているのかもしれんがな」。喪った人に会いたいとか、もう何もなくしたくないとか、そんな思いの集積地みたいな場所だものな。そりゃあ毎日通ってたら溢れてクリスタルも割れるわ。
・フォルタン邸の近くで元に戻ったクリスタルを眺めてたら、エドモンさんに声を掛けられた。「近くまで来たならば、遠慮なく屋敷によればいいものを」。そうですよね、毎日来てるのに珍しく顔も出さずにぼんやり外で立ってたら心配しますよね、すみません。
・「暖炉に火を入れて、変わらず暖かにしておきましょう」と去って行くエドモンさんを見送って穏やかに微笑むヒカセン。いつだったか、オルシュファンも「暖かい床を用意して待っているぞ」って言ってたなぁ。普通に温石とかでぽかぽかのおふとん用意してくれてたんだろうなぁ……!
・イシュガルドの騒乱からもあちこち旅をしたけれど、オルシュファンの存在はあまりに大きくて、彼に代わる存在はいない。今は孤独だと思わないけれど、喪失の穴は埋められずにいる。それに彼ほどの騎士が盾を持ってしても、自分と友の命、ふたつのものは守れなかったのに、大剣だけで守れるのかという疑問も実はずっと持っている。それでも今回習得したスキル「ブラックナイト」が純粋に自分または仲間を守るスキルだったのちょっと嬉しかったな。暗黒クエ第一部の最終回はリビングデッドでヒエッてなったから……
クソデカ感情のあふれまくった第三部最終回だった。ロールクエやって続きやらなきゃ……。
ちなみにゼフィランの台詞SS撮りたくて粘ってたらフレイくん死なせちゃって「ッ……やはり僕には過去が効くか……。ごめん、Jill……」ってクエ失敗になって、「その術はオレに効く」みたいでちょっと笑ってしまった。過去の傷で心が折られるっていう深刻なシーンだったはずなのに。ごめんねフレイくん。