【ふせトラ更新】botさんたちの夕べで「ふせトラ行き」になったものについて、カメのペースで拾い上げるふせトラのお時間がやって参りました! 今回はスワロー大統領についてのお話です。
(運営さん)
#トライナリー
こんにちは、とある観測者です。
今回は、「スワロー大統領の経歴」についてお届けします。
…と、その前に、
前提として1つの事実をお伝えしておきます。
以前、「逢瀬ひばりさんの現在」についてお届けしましたところ、「E線での逢瀬家は、両親はどうなっているんだろう?」といったお声を拝見しました。E線においても、日本を包んでいるフェノメノンの設定に特段の変更はありませんので、D/F線と同様、逢瀬ひばりさんの病気は快方へと向かっています。啓介さんも健在です。その点はどうぞご安心ください。
ただ、スワロー大統領は、「逢瀬家とは一切関係ない西洋人」という状態で世界の定義付けがなされています。それを踏まえていただいたうえで、以下をお読みいただければと思います。
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【スワロー大統領の経歴】
名前:トライスト・スワロー
出身:グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国イングランド東部ケンブリッジシャー、ケンブリッジ市
幼少期は取り立てて目立つ子ではなく、勉強も出来るほうではなかった。人見知りの性格で、あまり友達を作らなかった。とくにアテもなく、とりあえず地元だからということでケンブリッジ大学に入ったが、そこで積極的に活動していた政経サークル「21世紀ルネッサンス」に身を置く。最初は暇つぶし程度の気持ちだったが、活動するにつれて、世界の裏側に触れ、のめり込んでいく。
その後、サークルの後押しもあり、懇意にしている先輩のツテで、数々の政治家を輩出している会員制の政治塾「マーガレット・サッチャー・カレッジ(MSC)」に入学。大学の勉強と平行して日夜、世界の暗部を学習する。
とはいえ、MSCの思想には迎合しなかった。MSCは、NWO(新自由主義)を標榜する政治塾であるが、彼女はそれに疑問を抱いていた。かつ、だからといってすぐに反抗することもなかった。自らの力をつけるために、コネクションを粛々と築き、しかし思想からは一歩退いて、あくまでも1つの知識として身に付ける。
その冷静な判断が評価されたのか、MSCに一目置かれるようになり、英国自由民主党に送り込まれることになる。25歳で代議士としてデビュー。当時は若手美人議員誕生ということでマスコミにも随分騒がれた。そして、その後の世界的な「人権保護法」と、それに伴うRedinessの義務化において、常に英国内での実施を反対する立場に立ち、「人権保護法否定派」としての超党派閥を形成、そのリーダー格として活動するようになる。それによって、英国でのRediness施行は、欧州諸国に比べて1年近く後ろ倒しになる。
Rediness義務化施行後は、反対派として立場を悪くし、一旦は失脚間際まで行くことになるが、そんな中で元MSCで講師を務めていたうちの1人、プロフェッサー・シノノメと再会。新自由主義に対する私見(否定的見解)と、自らの所属する非公開組織「バーバリアンステート」への招待を受ける。バーバリアンステートは後に、PSC(パブリックソーシャルコミュニティ。ロシア母体の共同体)のコア組織となり、AEZと世界を二分する強力な組織の重鎮となっていく。
そんな最中、人権保護法に端を発するAEZ構想が誕生し、壊滅しかけているEUのポストポジションとして確立。AEZは元EU各国が加入し、北米も含めた一大勢力圏となる。だが、その急作りな体制が疲弊し、また国家格差と民衆格差を是正することが出来なかったどころか更に格差が拡大したことで、おもに低所得層で大変な暴動が起きていく。
そんな中、PSC体制を支持する者がAEZ内にも多く出てくる。そして、彼らのカリスマ的存在としてのシナリオを一身に受けたトライスト・スワローは、AEZ中央議会の議員として当選し、そのカリスマ(と、30代美人代議士という魅力も相まって)および民衆の力を源として、発言力を強くしていく。
AEZはその後、元ドイツの脱退を契機として一気に基盤が崩れていく。そんな怒濤の最中に、元AEZ大統領が失脚、新たな大統領選がスタートする。最も混沌とした時代に、PSCが資金源となって大統領として立候補したトライストは、圧倒的な民衆支持を受け、AEZ大統領として当選。現在に至る。
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以上、スワロー大統領の経歴でした。
土屋Pが新たに調べ上げた情報になりますが、いかがだったでしょうか。
なお、この「経歴」は、どこまで実際にスワローが「経験」したものなのだろうか、と思われる方もいるかもしれません。こういった「経歴」を彼女が「作った」としても、実際に「経験」していなければ、持てる知識は実質ゼロということになるでしょうから。
事実、彼女は日々の職務を遂行するためにかなり苦労しています。それこそ、毎日ほとんど休む暇も無いくらいに。ですがそれは、大統領になる前の積み重ねというより、大統領になってからの職責の重さに依るところが大きいようです。
世界を作るということは、すなわち全てのアカシックレコードを書き換えること、そこで全てのアカシックレコードを読むこともできるわけで、過去から未来に至るまでの可能性の線を、根本から組み直すことでもあります。これによって知識の面はカバーできるとしても、実際の経験と成果はこれから積み上げていかねばなりません。その行く手には、さまざまな障壁、不確実性が立ちはだかっており……。
次回は、そんな彼女の「現在」を観測したいと思います。