+No.490 officina様 執着イネーブリング2 過去編「眠れない夜~秋斗の子守唄~」より 秋斗の子守唄の制作裏話のようなもの その2
こんにちは。こんばんは。
改めまして琥珀と申します。先程、やっと同期できた100DL特典のフリートークを拝聴しながらこちらを書いております。その1に引き続き、拙文ではございますがご興味がございましたらどうぞお付き合いくださいませ。m(_ _)m
今回は曲のことやお二人のお歌のことなどを少しお話できればと思います。
■曲のことを少しだけ
怒らないで聞いて頂きたいのですが、打ち込みで曲を作ったのは今回が初めてなのです。(ははは…石投げられそうだ)曲はギターで作って、それを譜面に起こして、MIDIで書き出して取り込んでみたいことを延々黙々と繰り返していました。途中から自分でも何してるかよくわかってなかったですね^^;あはは…なので、音色はアコギ(アコースティックギター)っぽいので作りましたが、生音ではありません。(全部機械が弾いています)
また、原曲はDから始まるのですが実装して頂いた音源はこの原曲キーverと、近衛さん、拷人さんのお歌に合わせてG始まりにキー変更したverのどちらも使って頂いています。どこで切り替わったのか探してみるのも楽しいかもしれないですね♪
尚、公開順が逆になっていますが、こちらのギターverを納品し終えてからオルゴールアレンジを制作しています。(実はこの頃、水面下では過去編の作業が着々と進められておりました)オルゴールアレンジ投下時、聴いてくださった皆様、暖かいメッセージをくださった皆様、どうもありがとうございました。素敵なメッセージ、大変励みになりました。
実は幻の○○○○verというのがありまして…////いつか公開できたらいいなぁ…
オルゴールアレンジverはこちらから↓ よろしかったらどうぞ。
https://twitter.com/kohakuchan_000/status/1416223792431394817?s=20
オリジナルverはこちらから↓よろしかったらどうぞ。
https://twitter.com/kohakuchan_000/status/1446500003619368964?s=21
■お歌のことを少しだけ
本来、こういう場合はおそらく”仮歌”(曲のイメージをつかみやすくするために誰かが仮で歌った音源のことです)をお渡しするのが暗黙のルールかと思うのです。が、今回私は仮歌をお出ししませんでした。メロだけを単音でピアノで流した音源を別に作成し、前述のギターverと歌詞を一緒にお渡ししただけです。(鬼です。悪魔です。ものすごく不親切ですよね…反省しています。)
理由は2つ。1つは自分で仮歌を入れる自信がなかったということ。もう1つは、仮歌をお渡しすることでその歌にお二人のお芝居の自由度が制限されてしまわないようにしたかったということです。
メロは私が作りましたが、この歌もいつあき2人の物語の一部であって欲しいと思っていたので誰かの何かを聞かない方がお芝居しやすいのではなかろうかぁ…と勝手に思ったのです。仮歌は邪魔にしかならないだろうなぁと。(2つ目の理由は490さんにもちゃんとお伝えしていなかった気がします…配慮も説明も不足だらけで申し訳ありませんでした><)しかし、こういうパターンのお歌のご依頼ってあまりないと思うので(そもそも私はご依頼自体をしたことがないのでよくわからないのですが)490さんをはじめ、お二人にはご苦労をかけたなと反省しております。
ですが、完成版を拝聴してみて…やはり仮歌はお渡ししないで大正解だったなと思いました。
■お歌のことをもう少しだけ
今回、お二人はそれぞれご自身としてではなくあくまでも秋斗として、小さい頃の樹としてお歌を歌ってくださいました。仮歌はお渡ししていません。つまりはそういうことなのです!
勿論、今回のお歌収録に関して、曲のことに関して、私はお二人と何も打ち合わせをしておりませんし何もお伝えしておりません。資料(音源と歌詞のみ)を490さんにお渡ししただけです。初めて拝聴したとき、あまりにもイメージとぴったりで…いやいやその何倍も素敵で鳥肌がたちました。
きっと物凄く苦労されたと思うのです。とてもとても工夫してくださったと思うのです。物凄く丁寧に丁寧に心を砕いてくださったのだと思うのです。それはもうお歌のあちらこちらから感じられて、私はとてもとても感動しました。
私個人は元々お二人のお芝居もお声も大好きですし、いろいろな作品を拝聴させて頂いておりますが、改めて作品作りとかお芝居に対して誠実で真摯な方達なのだなぁと心が温かくなりました。お二人ともお芝居だけでなくシナリオもお書きになりますものね。ご存知の通りお人柄もとても素敵ですし。誰かの好きをちゃんと大切に演じてくださる素敵な演者さんだよなぁと改めて思いました。このお二人に命を吹き込んでもらえるキャラは幸せですね。とても。
とてもお気に入りなのは「♪月ぃのかぁけぇらぁを〜」のところです。秋斗と樹の息がピッタリなんですよね。すごく素敵でしょう?秋斗が近衛さんでなければあんな素敵な節回しにならなかったでしょうし、それを受けてきっちり合わせてしまう拷人さんのセンスのよさったらないですよね。490さんともこの部分がすごく素敵だよね♪と楽しくお話させて頂きました^^
■曲に対する個人的な想いなどを
私の場合は何かを見たり、聞いたり、感じたりしないと自分の中にあるものを形にすることが難しいタイプの人間なので、何かを自発的に創るという作業があまり得意ではありません。なので、イメージがふわっと霧散してしまうこともしばしばです。でも、この秋斗の子守唄に関してだけはほとんど迷うことなく形になったので、自分でも本当に驚きました。(人生で初めてキャラに頭の中で話しかけられましたしね)それだけ、作品やお二人のお芝居から受けた影響が大きかったのだということだと思います。
秋斗の子守唄は、今回の過去編のお話の内容を伺ってから書いたわけではなくて490さんがUPされていた息抜き(全然息抜きじゃない完成度)と称されたイラストや添い寝の妄想で私が勝手にイメージして書いた曲です。なので、過去編を拝聴した時、あまりにも作曲時に想像していたお話とぴったりでびっくりしましたし、なんだかほっとしました。
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こちらが作曲のイメージ作りに使わせて頂いたイラストたちです↓
2020/12/8 こんなに無邪気に笑っていた子が(18歳と8歳)
https://twitter.com/490sigoto/status/1336281392854884356?s=20
2021/5/4 こんな表情に…(24歳と14歳)
https://twitter.com/490sigoto/status/1389282935744864256?s=20
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不慮の事故で突然両親を亡くしてしまった樹…小さな男の子が秋斗しか頼る大人がいないのです。小さいとはいえ状況がわからないほど幼い歳でもありません。秋斗が大好きだとはいえ、本当の親ではないし…樹なりに小さな体で気を遣って、気を張って過ごしていたのだろうなぁ…と
だから、樹の不安な気持ちが少しでも和らぐように、寂しくなくなるように、一人でこっそり悲しまないで済むように、ゆっくり優しい気持ちで眠れるように、そう願って曲を書きました。
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2020/8/2 納品完了後にこの幸せそうな寝顔を見て、あぁ、よかった…天使の寝顔だ…と思ったあの日…(遠い目)
https://twitter.com/490sigoto/status/1421916655785943043?s=20
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秋斗の子守唄は、490さんの執着イネーブリングと出逢えなければきっと生まれなかった曲です。秋斗役が近衛さんでなければ、近衛さんのお芝居を拝聴しなければ、きっと生まれなかった曲です。樹役が拷人さんでなければ、拷人さんのお芝居を拝聴しなければきっと生まれなかった曲です。私はお三方に本当に抱えきれないほどたくさんのモノを頂けてとても幸せでした。ありがとうございますと何度言っても足りないほどです。この胸いっぱいの感謝を。
■最後に
前作から秋斗と樹には本当にいろいろなことがあり、それらを経ての今作…感慨深いと涙された方も多いのではなかろうかと思います。かく言う私もその一人です。そんな二人のとっても優しい優しい物語でしたよね。やっぱり執イネ、大好きなお話だなと思いました。さらに続編とかあったら本当に素敵だなぁ…
私がお話できることはこのくらいでしょうか?ほんの少しでも楽しんで頂けたなら幸いです。こちらの制作裏話1、2を書くにあたり、過去分の資料、490さんとやりとりしたDMなどを片っ端からひっくり返しました。(記事の内容については事前に490さんと調整済みでございます)勿論、前作、今作も繰り返し拝聴しました。すごく短い期間だったのに、物凄く濃密な時間だったのだなぁと改めて思いましたし、過去最高の夏休みの自由研究が提出できたと思います。(制作時期が7〜8月だったので)
この作品(執イネ)が!490さんが!いつあきが!近衛さんが!拷人さんが!もう大好きなんだ!!!!愛しているんだ!!!という画面の向こう側のアナタが…優しくて温かい気持ちになれるお手伝いがほんの少しでも、ほんの一瞬でも、できたのならば…私はもう本当に本当に幸せなのです…
どうかこれからもたくさんの方のところに執着イネーブリング、執着イネーブリング2、この素敵な作品が、素敵で優しい物語が届きますように…愛されますように…
最後までお付き合い頂きましてありがとうございましたm(_ _)m
※ご覧頂く機器により改行等お見苦しいところがあるかもしれません。ご容赦くださいませ。
2021.10.3 琥珀