三池極デザイン小噺 大典太光世極 ソハヤノツルキ極の服装等の話をします。
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三池派は元々グレー系ブレザーでデザインし始めましたが極に当たってソハヤは黒、大典太は白に対となる形でイメチェンすることにしました
対照的かつおそろ感出るように共通のパーツ等は各所に設置しました。襟元のもふもふとか、初の頃からのチェック柄を模した装飾とか。
シルエットと実像のイメージはなるべく想像が繋がらないようにしてみたつもりでしたが想像以上に世紀末だったので
お待ち頂いた方にはドギマギさせてしまったかもしれません。ハハハ
実装順にそれぞれの極デザインについて
・ソハヤノツルキ極
大元のデザインイメージの黒はやはり狸爺こと徳川家康の好んだ具足の色や、久能山東照宮に共に所蔵されている黒漆刀箱から着想を得ています。
胴鎧もしっかり体に装着し心身ともに引き締まった感じに。正直デザイン仕上がった時に完璧すぎてだいぶ舞い上がってましたね。いい仕事した我!!
立ち絵の表情もすこし落ち着きと余裕のある表情を意識しました。目の雰囲気がだいぶ変わったように思います。絵柄の変化もあるかもですが。
昔Twitterにアップしたラクガキで初の頃のブレザーをちゃんと着ている三池兄弟を絵をご存じの方ならお分かりいただけるかもしれませんが、
普段着崩してる人がしゃんと着こなしてるみたいな姿が非常にその性癖でございましてヘヘヘ 逆にいつもきっちりしてる人のオフの時のゆるい格好とかも
非常に栄養価が高いと感じております。なので極まった後の内番服とのギャップが兄弟共に更に美味しい感じになったのではないかと…
自身の紋以外にも徳川の三ツ葉葵の意匠が各所に入りました。おじいちゃん子感が増しましたね。
大典太極共々襟にフサフサがつきました。拙者襟のフサフサ大好き侍
二の腕につけてる鎧は家康の歯朶具足の前立+鬼瓦みたいなイメージです。実は背面の腰の方にも同じような装飾がついています。
初の頃からつけているチョーカーのトップにも小さくあしらわせているんですが、負傷や真剣必殺で千切れてナイナイさせてしまうか考えた時に
本体を握る手にグルグル巻きにして覚悟完了みたいな感じにしようとなったのは作画作業中のライブ感による賜物でした。何かが降りた瞬間。
インナーの産籠手みたいのは完全にフェチの産物ですね…あと霊力漲ってめっちゃ髪の毛逆立ってる。
中傷までの時点では黒のシャツも着ていますが、最終的にチョーカーの代わりにナイナイしました。
極になってソハヤも刀から霊力の炎みたいのが出るようになりました。弧を描く軌跡の内側に炎が広がっており、逆に大典太は外側に広がっています。
黒と金がソハヤにこんなに似合うとは自分でも想定外でしたが如何にも徳川の秘蔵っ子って感じになって良くできたデザインになったと思います。
天下人の守り刀でありながら臨機応変に駆けつける遊撃隊長のような仕上がりを目指しました。
・大典太光世極
白はやはり「光」の一字からかなと。ただ彼の持つ陰を含んだキャラ付けは大きな魅力でもあってなかなか崩し難く、かなり難航したデザインです。
まず最初に「足の紐どうする?」から既にクソ悩ましい。元々のこれのコンセプトが「ぶら下がって枷となったコンプレックスの象徴」であり
彼を封じていた注連縄のイメージでもあったので、外すしかないなと。デザインとしては…好き…本人的には邪魔だろうけど…ミュージカルでは
上手い事戦闘時に使ってたし…(遡行軍太刀さんお気の毒様です)で、コンプレックスを受け入れたという形で各所の武装にタッセルとして配置
した結果縄っぽいパーツ増えてる気がします。「ぶら下げる」から「身に纏う」に。右袖タッセルについてる金具は紋にあるような割れた髑髏の形です。
髪型少し変わりましたがハーフアップであることは変わらずです。耳が出た。
あとはやはりあのクソでかい鬼の肩鎧ですよね。元々の大典太が鬼丸拵であったのもありますが、ソハヤともおそろ感を出しました。
強まった霊力の顕れといったところで。脚周りの鎧も鬼瓦ついて意外と重武装になっています。この辺は蔵の如き護りみたいな想定だったような。
三池紋アーマーリングは鬼瓦と合体して遡行軍絶対撲殺ガントレットに生まれ変わりました。お前もすりおろしりんごになるんだよ。
マントは気品というか、病に伏した豪姫とそれを守る騎士みたいな。裏地は加賀前田の梅の紋っぽい柄と鳥を各所に。前田藤四郎くんともお揃い感が出たかなと。
ちなみにどれだけ破れてボロボロになっても鳥の柄はどれも傷ついていません。
真剣必殺ご覧になった方はお気づきかもしれませんが口の中光ってますよね。これ作業中BGVが某怪獣映画シリーズだったせいである可能性が無きにしも非ず。「目が光るなら口ん中も光るだろ多分…神様だし(?)…」のノリでやってしまった感。
さすがに放射熱線やらプラズマ火球は出ない…よね?
通常立ち絵からのギャップ狙いではありましたが、やりすぎたかもしれない。あと筋肉すごい盛った。やりすぎたかもしれない。
堅牢な城塞にして上級士官。一皮剥けると怪獣王。そんな感じです。立ち絵それぞれの表情の変化を追っていただけるとありがたいです。
特に通常時の表情は「長い付き合いの審神者にはわかる微笑み」のつもりで描いています。
立ち絵は初の姿と同様、二者が並び立った構図前提で作画しました。極となったことで「双璧」って感じになったんじゃないかなと思います。
いつかゲーム以外のアニメや舞台やミュージカルなどでも見れるといいな…と思います!
二振りとも総じて見た目ロイヤルな感じにはなりましたが、ちょっとした仕草なんかは初の時とそんな変わってない部分が残ってると良いなとか
思ったりしてます。ほのかなガラの悪さとか。
三池極ゲーム内描写所感
ソハヤ
・手紙いっぱいお話しすんね??!!すごい思いやりを感じます。狸?たぬき???おじい… いやめちゃくちゃ名文じゃん…ふぐり…
・お帰りなさい!台詞にイキリはまだ感じるものの、余裕がある…
・内番セリフめっちゃ現世満喫してる感じになったな…
・倹約…はい…
・貫禄を得ながらも現世の物事に一喜一憂しイベントには全力投球。戦隊もののレッドか何か…?
・手合わせ始めのスゥッと顔色変わってそうな感じ最高か
・鋒で突くのは俺の側って君さー!!
大典太
・やはり行くとしたらそこだよね…己の内の蟠りと向き合うことができてよかった。一通ごとに文章が長くなっていくの大典太らしいなと思いました
・お帰りなさい!口調が以前より少し柔和なかんじになりましたね…!立ち絵表情にあった感じで良い…
・打 撃 が え ぐ い
・墨絵…?!なにそれ初めて聞いたが?? いや待て めちゃくちゃ達者でも画伯でもとてもおいしいが、これは解釈を誤るとウムム…!とりま5千部刷ろう
・戦は好きじゃないと言いながら、武器として己を振るえる事にちょっと嬉しさが見えるようになりましたね…
・照れ…? ハァェ…???
・団子と花見のリアクションン”ン”ン”ン”
・兄弟と大包平との手合わせの変遷がもうジャンプ漫画
・鬼丸との酒の席の回想めっちゃ好きなのでアフター極の空気すごい気になるんで新規の回想ほしいです。土産の一升瓶くらいは持ってきてくれんかな大典太
いやなんというか感無量ですが、やはり声の力すげえーー 命を吹き込まれるってこういう事…
浪川さん浅利さん本当にありがとうございました!!
そして二振りとも、願いに応える刀なんだなーと。
ようやく揃った三池の極二振りをどうかよろしくお願いいたします…!
最後にいっこだけ 大典太極の
描いた墨絵画集みたいのめっちゃ欲しい観たい出したいけどそれこの世で一番おれが形にしちゃダメなやつなんよ 野暮なんですよ
親のエゴを押しつけらんねんだわ 親ともちょっと違うんだけど
自由に羽ばたいてくれや…!!おまえはおまえの筆を取れ…!