【ネタバレ注意】
HF第2章(1回目)の感想なんですけれども、
全体を通して言えるのは「あー!ちゃんと映像化出来てるー!!!」だった。HFの重要なところをちゃんと抑えつつ、6日目から14日目まで綺麗にまとめてあった。完璧でしたよ。
【シーンごとの詳しい感想】
士郎vsライダー戦では慎二君がまだ辛うじてカッコよく描かれてて良かった。負け犬感を出しつつそれが彼の最期に上手く活きる演出だったのが素晴らしい。
言峰綺礼がそんなに出てこなかったのが残念だったけど、HFの核心はちゃんと説明されてるので問題無し。(綺礼が活躍するのは15日目だもね)
HFって何が他2ルートと違うかって、士郎が切嗣の跡を継いで正義の味方にならずに、桜を最優先するところだと思うんですよ。ってか桜TrueEndに行くためにはその選択肢を通らないと行けないし。映画化でそこが心配だったけど、流石須藤監督。うまく取捨選択と改変してた。ただ、鉄心ENDに別れるイリヤとの会話があったっけ?ってなった。そこはよくわかんね。
俺はRealta NuaでしかSNやったこと無かったから、桜の夜這いは正直驚いた。よくクソコラされるシーンがHシーンなのは知ってたけど、血を貰うだけかと思いきや布団の上からだけどちゃんとヤってるのが分かる描写だったから、あーこれがHFなんだって思った。その前の、公園で抱き合うシーンで「処女じゃないんですよ」ってセリフから須藤監督は本気でHF作りに行ってるなぁと思ったよ。士桜Hは桜が汚れてるほど味わいがある。(士郎以外に犯される桜は許さん)
特筆すべきはオルタvsバーサーカー戦。作画すっごいわ。HF第1章から数えても最長の戦闘シーンだったし、オルタ強すぎwwwバーサーカーカッコよすぎwww(イリヤかわいい)だった。エクスカリバーカッコよすぎな。立川シネマシティの極爆で見れて幸せだった。原作はセイバーオルタそんなに「格好良い」存在ではなかったけど今回でめっちゃ好きになったわ。
その後の士郎の腕が移植される流れもすんなり入る構成だった。
ギルが食われるシーンは直前の桜の食事が原作には無い、女の子らしい演出でなんだろ、Fate感があった。凛は立派な魔術師だけど、桜は…って確認出来る良い計らい。その後ショッキングな画面へと変わるからそのギャップも良かったな。あとギルの殺し方が美味しい。
アサシンが衛宮邸来て士郎が臓硯と面会するシーンだけど、1/10くらいに圧縮されながらも必要なポイントちゃんと押さえてた。ただ原作やってない人は辛いかな。黒い影についてはその後綺礼が修正の説明入れるけどそれは第3章になりそう。
ギルにズタズタにされた桜がベットから起きられるのが違和感あった。ただ、大河先生が士郎は正義の味方だけと桜ちゃんの事をさいゆうせんにするんだよー的な事言ってて、おお凄い改変だ、やっぱ大河の母性はFateに必要不可欠だよなぁ、HFに全然出てこなかったからなぁと思った。士郎が桜を殺しにくるシーンで、士郎が桜を抱きかかえずに終わったところが相違点かな。ただ士郎が泣く姿は映画ならではの感動があった。
桜が慎二殺すシーンだけど、これもレアルタ勢の俺には桜が何度も慎二に善がり犯されたというセリフを聞くだけで無理って感じ。本気のHF。慎二が悪役になればなるほど、醜くなればなるほど後頭部をスパッとする瞬間が心地よい。終始可哀想な奴だなワカメ。
その後原作通り黒桜になるんだけど、そこの演出すっごいと思う。クライマックスにふさわしい、次章を期待させるよい構成。次回衛宮死す。
エンドロールのI beg you、映画館で聞く主題歌はいいよね。物語を見た後でこの桜の唄は本当に心に来た。第2章の桜の唄だと予想してたけどここまでマッチしてるとはー。最後の最後、黒桜になってからこの唄を聞くの流れに感動。心拍数爆上がりであった。
総評としては完全にHF。よくぞ映像化できた!第1章でこれほんとに完結できんのかなぁって思ったけどもうそんな憂いは無いね。第3章が超楽しみ。次回予告にも満開の桜が映ってたけど、選択肢的にも桜TrueEnd、春に帰るで間違えないと思う。今回は泣かなかったけど、次回は号泣だろうね。きのこ、須藤監督と制作者全員に感謝だわ。最高。