『永遠なんてどこにもない』通過前のふせ
NPCとのあれこれを考えるためのまとめをここに作っていく
20年来の仲が良いな~~~~~
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全体的なコンセプトは「不老不死の人外と変わっていく人間」。
性別と人間側のあれこれに悩む~~~~。
▼迷っている案
①吸血鬼と少女(成長して立派な女性へ)
ふわふわかわいい~~感じ、大人になったらしっかりが王道だと思う 記憶なくすと一層少女って感じ
でもかっこよく育つのもいい 記憶なくして1人の女の子になるのもいい
ちょっと天然さんで吸血鬼の弱点をかたっぱしから悪意なく試すのもいい 悩む
②吸血鬼と少年(成長して立派な男性へ)
純真でまっすぐで熱いのが王道だと思う 記憶なくしてただの優しい青年になるやつ
でも勝気な性格で負けず嫌いで育って軽口叩き合うのも良い 記憶なくしてガキの遊びする大人たち
※協力型レネビにする場合、協力型レネビも停止中となる
▼概要
名前:
コードネーム(任意):
ワークス/カヴァー(任意):
シンドローム(任意):
性別:
年齢:
趣味:
元:ほとんど無い(あって1,2個)
今:楽しいこと全般(ゲーム、知育菓子あそびなど、年齢感は低め)
性格:
元:優しい
今:無邪気、優しい
備考:
PCから吸血されたことは無い。
PCは招いた客人か買い取った輸血パックで食事している。
▼プロフィール
元UGN支部長。幼少期に覚醒してからずっと、人のために戦ってきた。
吸血鬼が「夜は私の領域─時間だ─」と言った後には、「いや、俺/私たちの時間だよ」とついてきていた。
しかし、ある出来事をきっかけにすべてを忘れてしまった。
そして、支部から消えた。吸血鬼とともに。
※性別および人間か協力型レネビか未定
▼PCとの関係:
PCはNPCのことを「お気に入り」と認識している。
人をすべからく愛していたため、NPCが記憶を失くすまで、自身が特別扱いしていることを認識していなかった。
▼記憶を失ったできごとについて
詳細未定。
「私は人間の愚かさを赦す。だかお前たちの愚行を赦しはしない」
▼現在の隠居生活について
▽全貌
あさぎ市でのんびり、楽しい楽しい隠居生活。
家事を分担して行ったり、一緒に遊んだり。自由。
食事の用意はPCが行う。NPCはなかなか料理が上達しない。
吸血鬼を名乗る誰かは「世の中は不可思議で溢れている。何も気にせず過ごすが良い」と言う。
だが時折、今まではしなかったような言動や行動を見ては「そんな一面もあったのか」とどこかさみしそうな顔をしたり、今までの片鱗を垣間見ては「変わらないこともあるのだな」と切なそうな顔をすることがある。
▽PC視点
なんだかんだと満喫しており、悲観しているほどではない。
時間はある。金もある。今までできなかった遊びもやろうか。
楽しい? 何よりだ。
生きているのだから、それでいいさ。
君よ。朽ちるまではともにいよう。どれだけ君が変わったとしても、いいさ。
……さみしくなる日はあるけれど。
▼時系列
NPC幼少期
レネゲイド拡散期に起きたジャーム化頻発事件で街が悪夢と化す中、NPCが逃げ惑っていた
レネゲイドビーイングとして覚醒したばかりのPCがNPCを助ける
この前後のタイミングでNPCも覚醒
↓
NPC覚醒後
NPC
・UGN最初期のチルドレンとなる
・力をつけるために一生懸命訓練した(動機はPCは知らない)
PC
・UGN最初期のエージェントとして招かれる
・表向きの肩書を用意するために医療法人を立ち上げて経営
・会う頻度は少なかったが、NPCのことは無意識に目にかけている
・チルドレン制度について「幼子を戦乱に駆り出すとは世も末だな」という感想
・NPCについて、戦いたくないなら戦わなくてもいいと思っている(戦いたがりには見えない)
↓
NPC、チルドレンとして活躍
任務をともにするようになってきた
FHによる混乱の激動なども乗り越えながら、互いに人を守る
↓
NPCが支部長になった後
支部長といちエージェント、という関係になる
共闘関係として並び立つことが多くなる
↓
ひどいできごとが起こる
↓
PCがNPCを支部から連れ去る
こうして、記憶喪失者と隠居大得意吸血鬼の2人暮らし開始
-------掘り下げ文章-------
▼出会い
レネゲイドが世界中に拡散して数日。
日本のとある街では、原因不明の災害が起きていた。
壊れた街中を魑魅魍魎が駆け巡り、人を脅かす。
さながら百鬼夜行、あるいはワルプルギスの夜。
生き延びたければ、逃げるか殺すか。そんな終末世界を逃げ惑う幼子の前に、男が現れる。
「良い夜だ。そうは思わないか?」
誰が見ても『吸血鬼』といった風貌──いかにも“バケモノ”だった。
だが、誰を信じるべきか迷ってもおかしくない状況下で、幼子はその“バケモノ”に縋った。
言葉が通じたからかもしれない。どこか惹かれたのかもしれない。光に見えたのかもしれない。もう限界だったのかもしれない。
縋られた“バケモノ”は幼子を抱えながらも、魑魅魍魎を容易く薙ぎ払う。
夜の影と同化した容貌も、能力も、正しく“バケモノ”。魑魅魍魎、もとい下級ジャームの群れなど相手にもならない。
さて、次はどこを歩こうか。そも、世界は今どうなっているのか。
幼子を抱えながら歩きだそうとする吸血鬼を、今度は人間が引き留めようとした。
彼らは手には鈍器を携え「その子をどうする気だ!」と息巻く(後で聞いたところによると、私が幼子を喰い殺すと思ったらしい)。
「ん? 生きている人間がいたのか。これはこれは」
この戦乱の中を生き抜いているとは。やるではないか、人間のくせに。
喜びと賞賛の意で言ったのだが、人間たちは顔を青くして(後で聞いたところによると、喰い殺されると思ったらしい)、私を殺そうとした。
幼子は何かを言おうとしていたが、それを聞く耳は持たないだろう。
まったく、粗野な人間たちだ。流れ弾で死ぬかもしれないんだぞ。まあ、私が抱えている限りはそんなことは無いが。
幼子を片手に、吸血鬼は攻撃をすべて外套で弾き落とす。
そして、反撃するべく口をがぱりと開き、音波を出そうとした瞬間。
「だ、だめだよ!」
幼子が口の前に手を持ってくる。
「……ん? 何だというのだまったく」
不可解ながらに止まり、幼子と会話を始めた吸血鬼。
そんな彼らを前に、人間たちは吸血鬼への攻撃をやめて彼らを見ていた。
もしかすると、あの吸血鬼じみた何者かは我々人間の味方足り得るのかもしれない。
そうして、事態収拾に協力することとなった。
最中も、自分を放そうとしない幼子をずっと抱えていた。
思えばこれが、初めて抱えた人間という命の重みだった。
▼以降
その子供はチルドレンとしての訓練を積み、活躍し、多くの人間を助け、やがてUGN支部長となり、さらに多くの人間を助けた。
その子供が戦いを好むようには見えなかった。笑顔の裏で苦しみ葛藤することもあった。
だが、「やめてしまってもいい」と言っても、やはりその道を往くのだ。不思議だった。
だからやはり、助けずにいられないのだ。
人間を庇護することは本能に等しい。しかしそれ以上に、その子を助けなければという意思は強かった。
しかしある出来事をきっかけに、すべてを忘れてしまう。よほどショックだったのだろう。
だから、思った。
「もうやめてしまっていい。君はよく尽くした。後は、好きにしたっていいだろう」
そのまま連れ去った。
人間の中でもいっとうお気に入りだった。……『君』が壊れて、初めて知ったよ。
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