まほやく2部5章の話。なんか魔法使いにとって信頼や約束というのは己の心に裏切らないと誓うものだと思うんだけど叔父上もその点…結構律儀っていうかピュアだなと思った。
人間社会における信頼や約束って、もちろん全幅の信頼という言葉もあるにはあるけど、基本的に限られた範囲で有効なものだと思うのよね。
全てを信頼することはできないけど、ある特定の範囲において、信頼して約束を守るための規範が法律やルールや契約なわけで。
魔法使いにとっては自身の心を裏切らないというのが第一義なのでそもそも約束をしないけど、人間はわりと姑息に守れるだけの約束をするのよね。
それでいうと叔父上わりとピュアというか、魔法使い同じ規範で信頼を求めてきたのでちょっとびっくりした。でもそういう信頼が欲しかったのかもしれない。理屈ではある範囲において賢者の魔法使いを信頼することはできるけど、そうではない信頼が欲しかったのかもな。
しかし、アーサーはなんていうか…潔すぎるので私は好きだが、オズはマジで大変ですね…