アニメサクナヒメ七話に情緒めちゃめちゃにされた百合豚の感想というか呻きをまとめました!!!!!!
先の展開のネタバレはないと思いたいが、七話までのネタバレはバッチリある!!ご注意を!!!
・サクココの距離感の近さとこじれ具合にテンションが上がったり胃が痛くなったりを繰り返す、大変忙しい回であった!!!!感謝!!!!!ありがとう!!!!!!
・カムヒツキ様が(対サクナ様には)面倒見のいい上司をやっていてほっこりする。
ぐうたら過ごしていたすねかじりがようやっと本腰いれて励みはじめたと見るや、「気まぐれ」と称して母の味との食べ比べさせてやる気に火をつけるの、かなり巧いやりかたで感動してしまった。一年目とあれば質も大してよくないだろうに、「ありがたく納めるぞ」と受け取るのも度量が広い。
一話で「武神タケリビの娘だから重用した」と言ったり、七話で「豊穣神トヨハナの娘の米、楽しみにしておるぞ」と言ったり、両親のこともあってやっぱりサクナ様には期待してるんだなこの神…。原作踏まえると妄想が拡がってにこにこしますね。
しっかし一方でココロワ様への対応があの、もうちょい、もうちょいどうにかなりませんかカムヒツキ様…!?
いや、米を重視するのはわかる。米(というか長期にわたり備蓄できる食料)を作る神、食料自給率に寄与するし、この時代なら米≒通貨でも通用するからね。苦労が多い上に不作になったら社会へのダメージもデカい、農業まわりを重視するのは大変に優秀な為政者なんですけども…!
あの言い様だと「ココロワヒメはあくまでサクナヒメが一人前になるまでの”つなぎ”であり、サクナヒメが立派な米を作るようになったら挿げ替える」言っているようにしか聞こえないが!?
多分、カムヒツキ様の心境は「ココロワヒメはサクナヒメの親友であるのだし、友の頑張りを伝えれば励みになろう」とか「今まで気づかなかったがココロワヒメも随分よくやる、長所を活かせるようなお役目を与えてみよう」とか、そっちだと思うんですが…いかんせんココロワ様の自己肯定感がマイナスなので、言葉足らずが追い詰めてしまっている…胃が痛いぜ…。
・サクナ様もサクナ様で、ココロワ様の前だとまーあ子ども帰りしおる…!
人の子らに対する立派な神の姿はどちらへ!?ってなるのも、相手が「幼馴染であり無二の親友だから気が緩んで甘えてる」だと視聴者はわかるのですが…ココロワ様にとってはこれが通常運転だから、ただただ自分が軽んじられているように感じてしまうし、しかしてお役目をもらえたことを共に喜んでくれるようなまっすぐな心根の魅力にも気付いており…というこの…これはこじれるって…!
しかしサクナ様、せめて仕事相手との話の時は引こうね…タマ爺もなんっでそこはスルーするかね…あのあたりは完全にクソガキムーブ極まっとるって…
・胃を痛めてたら満月を背景に舞台造りの月見台?で月見酒と洒落こみながら近況を報告するサクココのロマンチックさにひっくり返ってしまった。い、いいのですか!?!?!?!?!?
そして畳みかけられる幼いサクココからの、タマ爺にも親のことを教えてもらえなかった(それはそう)サクナ様の孤独や、優しい嘘よりも残酷な真実を求める果敢さに触れ、「自分よりもっと先を進んでいるのかもしれない…」と感じるココロワ様である。よろ、よろしいのですか!?!?!?!?
情緒、情緒がほんとうにジェットコースターだよ七話…八話が早く見たいよ…
・母の米のすごさに改めて気づき、感動し、今や完全に家族となった人の子たちとも共有して「こんなに大変なら良い米を作りたいし、食べた者が喜ぶものを作りたい」を伝えるの、とんでもなく立派な若き豊穣神で合掌しかないですね…これは田右衛門もタマ爺も泣くよ…
「月日がかかる」と言われて「致し方ないな。冬のうちにやれることはないのか?」かっっっっっっっこよすぎて流石に…この…ええ…神様…(???)
・そしてそこから標(原作のワールドマップBGM)が流れて月日が経つの、良すぎるな!?こっちもウルっときちまったぜこの演出は!!
母の味を、農書を道標に、誠実に懸命に米作りと向き合い尽力するの、サクナ様…ご立派でございまするぞ…!!(????)
・徐々に田んぼがにぎやかになり、食卓もにぎやかになっていく様子が、美しい風景とサクナ様たちの姿で描かれるのすごい…作劇が巧い…!!人の子たちも仲良くなって、序盤のあたりの強さやかみ合わなさが和らいでいる様がサラリと描かれてるのも良いな…!
・米の銘!!!!!!ここ原作でもすごく好きなので再現度高いの嬉しいですし、お茶碗を配りながら、持っている人が提案する演出も良かったですね…!天穂(あまほほ)食べてみたい。
(鶴なので苦手な)猫からゆいを守ったり、「鬼じ米」と「神さ米」で似ていたり、きんたとゆいが仲良しなのニッコニコしてしまうな。
・サクナ様たちのいろりを囲んだ団欒をお見せしたあとに、夜になっていても自室でひとり仕事に励むココロワ様をお出しする演出、あんまりにも対比が苦しいが…?人の心ないんか…??(誉め言葉)
ココロワ様、おそらく追放されたサクナ様の仕事を(も?)引き継いでいるのではと推測してますが、その場合、前任者から碌な引継がない状態で難易度と工数は上がったお役目を果たしている可能性が高く、大変優秀な神なんですが…いかんせん、自己肯定感が低いところに生真面目な性分も加わって、自分で自分を追い詰め続けているのがよろしくない。そりゃ鬼に囁かれたら揺らぐし、もっと悪いことになったら破れかぶれになって高台からジャンプしかねん…定期的に精神安定剤を外部から渡す必要があるあたり、この方もピーキーな神よな…
・人の子たちやカムヒツキ様の話はちゃんと聞くのに友の話はあまり聞かないサクナ様と、仕事やお役目の話はできるのに自分の心についてはそんなに話せないココロワ様、こじれてんなぁ…次回が本当に楽しみですね……(胃痛)
・それはそれとしてサクココの距離感が近いのは大変に良かったし、キャラ解釈もガンッガン上がるし、必然的に昔書いた話を書き直したくなりますね!!ほっぺすりすりして「この感触、やはりココロワは落ちつくのう」くらいは平気でする間柄!!なんなら既にヒノエ>都になりかけているであろうサクナ様が、それでも都を選ぶのは「ココロワがおるからの」とかもぶっ放す!!世界に感謝!!!
ただしココロワ様がいろいろためこんでいるせいで素直に受け取れていなさそうなんですよね、はーーーー次回が楽しみだなぁ!!(胃痛)
・ところで、タマ爺はどの回もどの仕草もSo Cuteですが、七話はいつもよりもふわっふわ感が増していて、いつもの丸っこい可愛さとはちょっとちがう魅力があってよかったですね。あったまったらすかさず膝に乗っかるネコチャンもかわいかったしな…。