今回のアシㇼパ・明日子の和名問題についてまとめました。
視点の偏りはあるにしろ事実をまとめているので、「アンチ(正確には元信者の怨霊)が書いたもの」という先入観を持たずにお読みいただけたら幸いです。
後から「こいつアンチだぞ!」と言いふらされたら印象が変わってしまうと思うので先に自己紹介しておきます。私は元々この漫画の信者でしたが、展開についていけず呪詛落ちした元信者です。最終話までは読んでます。
しかし、それとは関係なく今回は「この界隈で起こってしまったこと」をまとめました。「どうせアンチが書いたものだろう」という先入観なしにお読みいただけたら幸いです。
2022年5月初頭、ヤヨマネクフさんというアイヌのルーツを持たれる方が
「現パロでアシㇼパが『明日子』という名前であることが当然になっている現状が悲しい。和人(二次創作者)がアイヌ(アシㇼパ)に和名を押しつける行為は、明治時代にアイヌの名前を奪い和名を押しつけた和人による差別の再生産であると気づいてほしい。それは差別なんです。
過去の作品を消せと言っているのではありません。これからを考えてほしい」
という旨のツイートをして問題提起を行った。
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沸き起こる非難轟々、一部の二次創作者による嫌がらせと思われるリプライや引用RTが相次ぐ。
【実際にぶつけられた発言の例】
・「じゃあどんなふうに明日子呼びすれば差別にならないんですか?苗字は?小蝶辺アシㇼパならセーフ?」等々の質問攻め
・「あなたの言い方が強すぎて耳に入ってきません」
・「親から貰った名前だからいいじゃないですか、それに明日子って可愛いし」
・「あなたの発言のせいでこの作品のアンチたちが調子に乗って騒いでるじゃないですか、どう責任取るんですか?」
・「私は差別だと思ってないので差別ではありません、これからも晴れ晴れとした気持ちで明日子を使います」
・「あなたの発言は和人への逆差別です」
・「差別だと思うから差別になるのであってあなたが差別だと思わなければ差別になりませんよね?」
・「明日子ちゃんを和人にしてあげることによって差別から解放してあげることの何が悪いんですか?」
終いには
「あなたの発言のせいで私の大好きな神絵師様が傷つきました!!今すぐ謝ってください黙ってください死んでくださーい」と粘着して暴言を吐き続ける捨て垢や
「(自分でブロックしておきながら)なんで私と話してくれないんだろう?🥺」と印象操作をはかる者、
「差別差別うるさい連中からの誹謗中傷の証拠を集めている」と言い出す者まで現れる始末。
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上と同時期にDさん(仮名)が
「私もアイヌの血を引く道民だけど、和名呼びを差別だなんて思いません。それよりも二次創作が消えてしまうことの方が悲しい。それにアイヌがアイヌを名乗ってそんなことを言うだなんて卑怯だと思います」
とツイートしたことも相まって、「こっちの意見の方が建設的だ」と界隈人たちが群がりヤヨマネクフさんへの無視や誹謗中傷が余計に激化する。
なお2021年にも同様の「アシㇼパ明日子問題」が起こっており、提唱者は韓国の方だった。その際は
「【部外者】が口を出すな」
と非難が起こり提唱者は黙らされてしまった。
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一部の金カムクラスタ&アンチや元々人権問題への関心が強い人たちはヤヨマネクフさんに賛同したが、一部の金カムクラスタからの差別的行為が止むことはなく、1ヶ月もしないうちにヤヨマネクフさんは疲弊して「これで最後になるかもしれない」とツイート。
その際、「異常な粘着や誹謗中傷を行なっていたのは主に尾リパ界隈の人でした」と告白。
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動揺が巻き起こる尾リパ界隈。その間にも上述で「死んでくださーい」と言っていた尾リパ界隈の捨て垢(※本人が「尾リパです」と言っていた)は相手がアイヌであろうと何であろうと構わず暴れ続け、遂にはアニメゴールデンカムイでフチの子守唄を提供されたアイヌの方にまで
「名前なんてどうでもいいじゃん」
と暴言を吐く。
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これまで静観していた尾リパオンリーの主催の方が「尾リパの名称を出して差別行為を行うことを許しません。通報していきます」と表明(のちに「尾リパの名前を出して【アイヌの方への】差別行為を〜」と訂正)。
尾リパ界隈の一部もこれに続き、「愛と敬意を持って差別に反対します」と次々に表明する。
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「よくやった」と賛美する者、
「ただ綺麗事を言って問題をなあなあにする気では」と疑う者、
「そもそも尾リパだけでなくこの金カム界隈全体の問題だろう」と苦言を漏らす者、
さまざまな反応が起こりつつも
・ヤヨマネクフさんが疲弊して黙らされたこと(叩く相手がいなくなったこと)
・一部界隈から表明が出たこと(叩く側としては正々堂々と叩けなくなったこと)
・捨て垢がアカウントを削除したこと(通報によりBANされたのではなく自身で消したと思われる)
によってなんとなく事態は収束しつつあった。
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しかし、主催の方の発言に納得がいかなかったヤヨマネクフさんが再度立ち上がる。
「差別に反対としか言っていませんが、『和名問題』という本質に向き合っていないのではないですか。保身に走っていませんか」と主催にリプライを送る。
(後に「感情的になりすぎていた。私のリプライは間違っていた」と発言)
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これを見て怒り心頭の捨て垢(※上とは違う名前)が発生、
「お前のせいで尾リパ界隈が迷惑している、今すぐ黙ってください消えてください尾リパを責めるツイートを消してください」
「事態を悪くしているのはあなた」
「尾リパの絵師界隈はDMグループで繋がっていて、みんなあなたを嫌ってるし迷惑してる」
「私も絵師なのでそのグループにいる」
「そのグループには○○さん(上で誹謗中傷を行なっていた人の一人)もいるよ」
「『愛と敬意を持って〜』の文面もDMのみんなで示し合わせて『こう言っておこう』と決めたこと」
と誹謗中傷に混じって爆弾発言を投下。もはや何が本当で何が嘘なのかわからないがとりあえず誹謗中傷をやめろ!と思っていたら捨て垢が消滅
(※6/13追記:ヤヨマネクフさんと尾リパ絵師界隈の接触により捨て垢の発言は事実無根の嘘であったことが判明。)
(※6/14↑訂正:少なくとも尾リパ有志企画主催は「そのような事実は一切ない」と証言)
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「今までは黙ってたけどこれからは差別と戦います」と宣言する者、「どっちも感情的になってるから落ち着け」と諌める者、さまざまな人が現れだす
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ヤヨマネクフさんが
「このままでは事態が治まらないので『明日子を使う二次創作は注意書きをし、○○ㇼパではなく○○明日を使う』(、アイヌの私は和名を使用することそのものに対して文句を言わない/筆者補足)ことを適正にしていくのが落とし所だと思います。
しかし、根本の問題を解決するための相互理解を目指して話し合いをしてくださる方は、リプライか引用をください。
ファンダムを荒らし、連日ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません」
という旨のツイートをする。
(6/6以降に起こったこと)
・以前からヤヨマネクフさんへの批判を行っていたアカウントが「当人には謝りたいが当人の取り巻きがムカつく」という旨のツイートを【ヤヨマネクフさん自身のツイートの文言をコピペして】繰り返し呟くという粘着行為に及ぶ。
・また新たに生まれた捨て垢が「オープンレターです。拡散してください」と銘打って
◎ヤヨマネクフさんを一方的に精神障がい者であると認定
◎特定の精神障害を相手への侮辱の意図を持って利用
◎「差別などというのは思い込みである」と一方的な否定
◎「アイヌよりユダヤの方が酷い目にあったのに立派だ」とアイヌ民族をまとめて踏みつけるヘイトスピーチ
等々の詭弁を用いたツイートを行う。
・6/14、ヤヨマネクフさんが突然、何も言わずにアカウントを削除。
それを受けてか否か、先述してきた複数のアカウントが消えたり戻ってきたりまた消えたりする。
・その後、今度はファンダムによる攻撃に苦言を述べつつ今回の騒動や明日子という名前の使用について質問箱やふせったー、ブログなどを使い、(「原作を読め」などの罵倒を受けつつ)さまざまな意見を集めて議論の場を提供する試みをしていた方も「しばらくの間休みます」という旨のツイートを残して去る。
・少なくとも5月には「ゴールデンカムイ公式はファンによるアイヌへの集団リンチをとめてほしい、『我々はアイヌ差別を許さない』という文言を出してほしい」というツイートが各所で呟かれていたが、現在(6/16)に至るまで公式および作者から声明が出されることはなく、これに関しては
「ファン同士の諍いで公式に口を出させるのは失礼だろう」
「アイヌを扱った作品で儲けておいて『差別に反対』の一言さえ出せないなんて」
等々さまざまな意見が挙がり、公式からの声明を求めるタグが作られるなど賛否両論が巻き起こっている。
(6/16追記ここまで)
過激な捨て垢が無くなったし発端の人が黙ってくれてよかったね、ではありません。
また、どこそこのCP界隈の治安がどうの、という話でもありません。
・和人によるアイヌへの差別問題の解決にはまだまだ至らないこと
・一部の金カム読者がアイヌの方に誹謗中傷や嫌がらせをして黙らせようとしたこと
・多くの金カム読者が悲しみの声を上げるアイヌの方を無視した(している)こと
・他のアカウントや捨て垢による誹謗中傷がまだまだ続いていること
をどうか胸にとどめ置いてください。誹謗中傷を見かけたら通報にご協力ください。
何卒よろしくお願いします。
佑助
通信の状況などで投稿エラーになると、投稿前の文章が消えちゃうことがあるかも。メモアプリなどで書いてからふせったーにコピペ投稿するのがおすすめだよ