アリまほネタバレ
全然ジャン・ヘリオスのこと考えるのが止まらんし今になっておいおい泣いている。
以下、HO4が書いてるのでHO4視点ジャンに肩入れしまくっている。
間違ってるとこもあるかもしれません…。
——————————————
ジャンの精神ってHO4の帰省のタイミング(村破壊)時点でどう転んでも壊れるワケで…。
▶︎ジャンを助ける√:村人が死んで精神が壊れる
▶︎村人を助ける√:死にたくないと断末魔を上げている
愛する人間は救えると確信できれば穏やかに逝ける男かっていうと全然そんなワケなかった(シナリオ参照)
死にたくない・生きたいけど大事なものを失った世界では生きていけない男。
最終局面では「おかしくなってしまったジャンを止めた/過ちを起こす前に止めた」ことにジャンも感謝して死ぬしそれが唯一の救いなのかも知れんが…。
——————————————
この物語の意向のひとつ「何かを守る行いの尊さ」「その結果、知らず知らずのうちに惨状を招いたとしても、その張本人にも幸せは許されるべきである」って言うのは強く感じた。
:::::::::::::::::::::::::::::
>この物語で伝えたいことは「誰でも幸せになる資格がある」「善意を持つことを恐れないでほしい」「人は他者に迷惑を掛けずに生きられないが、誰かを幸せにできるのもまた人である」です。
:::::::::::::::::::::::::::::
引用失礼します。
それはもちろん嵐を飛ばしたHO3/2・レオを助けるために魔法を唱えたHO2、など。たとえ一方で人を大量に殺したとしても他方では救われた人がいる。またHO2が人を助けるつもりで行ったことをHO5は分かってる。
HO1はひたすらそれを受け続けてきた存在だがHO3/2が人を救うために行った事なのだと言うことは道中で明かされる。勿論到底許せる事ではないが、同じ理屈で自分自身が生かされていたことも知る。
(HO2がHO1の命を生まれた瞬間に守りたいと思った事、その結果幸せになれない呪いを受け惨状を招いていた)。
重い重い被害者であるが、この動機・理屈の輪の中で一方的に奪われるだけの存在ではなかった…と言うのが落とし所なのかなあ…?と思う。それで納得できるのはHO1の優しさ込みだが…。
HO4はこの輪の中でプレイ中は一方的に与えられる存在だった。
HO3に助けられて生きている。おかげで村の人ともジャンとも出会えた。HO1の被害の上に助けられた存在と言うのは分かっていた。
HO4自体もHO1のぐぬぬポイント(自PCの被害の上で他PCは助かってる、と見せる存在)であり…4人が一同に介すれば「そうするしかなかった(助けたかった)」奴ら揃い踏みで相手を責めれば「ごめん」と返ってきても相手もこっちをメチャクチャにしたくてしたんじゃなくて誰かを救おうとしただけだと言うやるせなさみたいなのが横たわる。善意があれば許されるかと言ったら許されないが、根源に善意や正義は確かにあった。そういう、奪い合いの輪ができている。
ただジャンの村が焼かれたのは全然この善意と惨状の輪の中じゃねーんだよな…………という感が、虚しい。
:::::::::::::::::::::::::::::
このシナリオは「PL」の「無力感」や「理不尽さ」を面白さの一つとして扱っています
:::::::::::::::::::::::::::::
正面衝突しています!たのし〜!(SAN0
純粋な「恨み/逆恨み(悪意)」計画の一助にすぎない村破壊で死んでいる…。
それもアリストステラがいなくなったことによる、ロイドの独りよがりな発想が全て…。
(講釈おじさんも、ロイドがトップになって悪い色に染まり始めた中央教会の中で人間がまた嫌いになってしまった)
ヴィーヴル村やジャンの犠牲の向こう側に救われた誰かがいて欲しかったんだが…い、いるか…?わからん…俺なのか…?
——————————————
シナリオに記載してあったが、レイはジャンが死ぬことを知っていて見殺しにしていた。
プレイ中のPCラファエルはそのことは知らない/分からなかったので、レイを救おうとしていた。
レイがいたからラファエルは生きてるしジャンに会えた。レイが地獄を一手に引き受けてくれたから…。
ジャンもまたレイがラファエルの恩人なんてことは知らなかった…と思うワケで…。
ジャン視点が気の毒なんだよな…。
この出来事の背景も何も知らず、ただ村を失い、せめて愛する人は生きていてほしい。
でも全然死にたくない。世界の善意の循環も知らない。アリストステラのことも知らない。
探索者じゃないから…。
過ちをひとつも起こしてない善良な男なのに(⇦これを打ちながら、大泣き
ジャンが死ぬ頃にはこの思いを投げ打つ先はもう先にぶっ壊しちゃってるし…え…あのー…その…本当…死ぬな……………………………。
俺がもっとちゃんと伝えなきゃいけないことあったような気がするのに、俺は世界よりジャンを取っていたんだよって事しか言えず。
そうまでしてジャンを取ったんだから生きてくれよという俺・独りよがり。え?俺も化け物?
PCのRPとして「ジャンはどこかで生きている」と思ってやってきていたから、やってこれていたが、
「失っていると知らないでいたから、幸せを祈れただけかも?」と言う影がPLに落とされる。ラファエル・ウィング。どうなの?
え?ジャンの過ちってラファエルを拾ったこと?待て待て(混乱
——————————————
余談。ジャンって「自分の好きな人の中で、頼られる存在として、安寧に暮らしたい」男じゃないすか…多分…。
自分の好きな人って言うのはもちろん村人たちとか可愛い後輩達とかで、頼られる存在というのはスマッシュで頼りになるとか…ステータス的に高い男なので全般的に頼られる存在として生きていて…。村人みんな家族のような中から優秀な魔法学校に通う気さくな男…。村人216人全てを知っている男…。
そう言う男がレイの圧倒的スマッシュ技によってコンプレックスを砕かれ、己の精神安寧のために距離を取るようになり…。「頼られる自分」を再確認するために道端で拾ったHO4を庇護して3年生きてきてて…。せっせと心の防御壁を貼る男。
そう言う男が、「翼竜の子ども」ってことをずっと隠していたHO4の事実を本人以外から聞かされて尚、本心で身内として扱ってくれて愛してくれていることに涙する。「翼竜の子ども」って言う得体の知れない存在を…。ジャンにとって「頼られる存在」を脅かす、「レイと同等の魔素を持っている者」だと知っても…。ジャンからしたら翼竜が本当に悪いやつか、良いやつか、わかんねーままだったのに。
終わり(全然終われね〜しまとまってね〜)
——————————————
「今回のこと、すべては私が私の我儘を押し通したことから始まった。私が生きていれば、もしかしたらこんなことは起こらなかったのかもしれない。わたしがいれば、今まで通りの世界がそこにはあったのかもしれない。それでも、あなたたちにこの世界を見てほしかったの」
——————————————
更に余談。自分はこういう秘匿4PLなど「世界観と秘匿情報のために存在するPC」はもれなくその地続きの世界で生き続けてると考えてしまう節がある。(探索者と言うより、そのシナリオのキャラクターみたいな…)
だからシナリオ終了後に「探索者は駒にすぎない」以上に「その後の世界観で流れる時間」をもとに各位を勝手に考えてしまうのだな〜。他PCがどっかへ行くときは幸せを願っています…。