最初読んだ時にあまり考えないようにしていた部分に触れていく。
改めての感想というか自分の中での解釈。
割と変な事言ってるしスミイサのオタクが書いてるので注意
1回目読んだ時「スミスではないブレイバーン」という言葉をどういう意味で使っているのか分からなかった。言葉のまま受け取ると人間のスミスでは駄目でロボのブレイバーンが良いとも受け取れる文章。私はそういう意味で書かれているならば凄いショックを受けるのだが、アニメ本編を見てる以上そうとは受け取れなかった。ただ意味がわからなかったのでその時は保留したが、改めて皆の感想などを見て考えてみることにした。結論、覆面ヒーローのお約束のそれだなと思った。スパイダーマンのマスクだったりヒロアカのヒーロー名だったりプロレスラーの被る覆面だったり、ヒーローマスクを被っている時はヒーロー名で呼ぶのが礼儀というお約束、そういうものだと今は思ってる。
ジェット機内でイサミがぐるぐるとスミスなのか?ブレイバーンなのか?と考えているのは、豪華客船内でちゃんと話し合ってなかったからなのか。ブレイバーンのことについて触れられなかったと言ってるし、スミスはブレイバーンになる前の全てを内に隠しているスミスに戻ってしまって、あんなに自分に愛を囁いてきたブレイバーンは本当にスミスだったのかと、そう考えるイサミの気持ちも分かる。
正直私はイサミはもっとアッサリとした人間だと思っていた。でもかなりジメッとした、重たい感情を持っていた。
ここから敢えてスミスとイサミをBLに当てはめて、確実に恋愛感情を持っているものだという前提に恋愛ものとして話を進めていく。
まずイサミは8話までのスミスに恋愛感情として好かれているとは思っていなくて、ブレイバーンからは恋愛感情を向けられていると思っていた。そしてイサミは11話でブレイバーンからの恋愛感情を受け入れて、12話でブレイバーンはスミスだったと知りスミスからも恋愛感情を向けられていると理解し、それを含めてブレイバーンと愛で繋がっていたと言った。
で、最後スミスとして帰って来てからの豪華客船。
何も無かった。
ここでイサミは、人間であるスミスは俺に恋愛感情を持って居なかった?ブレイバーンだから俺に大好きだと言った?ブレイバーン状態では愛し合っていたはずなのに人間に戻ったら友情になってしまった?
恋愛ものとして見た場合、そんな事を考えてしまうんじゃないか。
それもまともに話せないまま、クルーズ船を降りた後、スミスからさも当たり前のように「3人別々の道を行こう」と言われてしまう。イサミはずっと3人で居たかったのに。
私はこの時も、あまりイサミはショックを受けておらずアッサリとそれを受け入れたと思っていた。
ただ、この後のブレイバーンを強く求めるイサミを見る限り、もしかしたらめちゃくちゃ悲しくて寂しかったんじゃないか?とも思った。
恋愛ものでよくある、好きな人が交通事故にあってしまったりだとか、今までずっと一緒にいた人と離れ離れになってしまった時に初めて自分の気持ちに気付くだとか、スミスの一人旅ってそういうフェーズなのかな?とも思ったり。
ルルに捕らえられたジェット機の中、イサミがスミスなのか?ブレイバーンなのか?と考えていた時、恋愛ものとして見ると、スミスは友情なのか?ブレイバーンは恋情なのか?になるのかもしれない。
イサミ目線、スミスから向けられる感情とブレイバーンから向けられる感情が違いすぎて、旅行中も何も無さすぎて、本当にスミスがブレイバーンだったのか?と悩んでしまったのかもしれない。
そして、スミスはブレイバーンだよというルルからの答え。
スミスであって、スミスではない。ブレイバーンはブレイバーン。
この文書、"スミスとブレイバーンは別々の存在である"とスミスがそうみんなに思っていて欲しい、とイサミやみんなは認識しているので、イサミやみんなは別々の存在として扱ってあげているんじゃないか?だからみんなが、スミスのためにそう認識してくれているのがイサミは嬉しかった?みんながスミスのためにそうしてくれているから?
ブレイバーンという姿が、スミスのイサミへの愛を具現化した姿だとすると、ブレイバーンになること=人間スミスの時に押し込めていたイサミへの愛を周りの人やイサミへ大公開する、ということになる。
みんながブレイバーンに会えて嬉しいのは、単純に考えてそう。私があの場にいて、スミスが変身したブレイバーンと分かっていても「ブレイバーン」と呼ぶと思う。
ここからまた恋愛ものだと考えていくけど、まずイサミは、本編後何も無かったことによりやっぱりスミスは俺のことを恋愛感情で好きではないのではないか?と考えていたとする。そしてイサミは、スミスのことが恋愛感情で好きで恋愛感情で好きなのは俺だけなのかと考えていたとする。
そしてスミスがブレイバーンの姿でやって来た時、ブレイバーンの姿だということはやっぱり俺の事を恋愛感情で好きだったんだ、ブレイバーン=俺に恋愛感情を持って愛してくれる姿。
それまでスミスの姿では分からなかったが、スミスがブレイバーンになって俺に会いに来たということはスミスは俺の事を恋愛感情で好きだった。
ブレイバーンの姿=イサミへのアイラブユーであり、その姿を見たイサミはスミス=ブレイバーンから愛しているという告白を受けたも同じ。
ブレイバーンの姿で現れるということは、私たちで当てはめると好きな人に「好きです!」と告白するのと同じ。
クルーズ後別れたイサミは、スミスに恋愛感情を持っているのは俺だけだ、と思っていた。でもスミスがブレイバーンになって会いに来てくれたことで、スミスも俺に恋愛感情を持っていたと分かった。
スミスでもない彼とは、イサミのスミスへのリスペクト?
スミスはスミスの姿では俺に愛を伝えられない。だからイサミはブレイバーンとして扱ってあげている?(この辺りはちょっとまだ分からない)
単純にイサミもブレイバーンに会えて嬉しいんだと思う。
ブレイバーンエミュをしたブレイバーン。
懐かしいし、嬉しい。
そしてここの会話なんだけど、
『待たせたな、イサミ』「遅せぇよ……」『君を置いていってしまって、すまなかった』「ホントだよ。二度とすんなよあんなこと」
これ、私は最初本編12話でブレイバーンが消えてしまったことを指しているのかと思っていた。
そう受け取るならば、イサミはスミスよりブレイバーンが好きだと、本当はスミスよりブレイバーンに会いたかったと、そんな受け取り方も出来てしまう。
ただ私は本当にそんな事書くか?と謎だった。なので一旦分かんね〜って思っていたが、アフストについてフォロワーさんと話した時、クルーズ後別れたことを指しているんじゃないかと言われてすごく納得した。
私はイサミのことをあまり分かっていなかったと思う。
イサミはもっとアッサリしていると思っていて、スミスと1ヶ月程別れたぐらいじゃ何ともないと思ってた。
だからイサミが「二度とあんなことするなよ」と言ったのは、最終回ブレイバーンが消えたことに対して言っているのかと思っていた。
ただ、クルーズ後別れた、置いていかれたことに対して言っているならば話が違う。
え?何こいつらバカップル?
つまり、もう一人旅なんて言って俺を置いていくなよ、片時も俺と離れず一緒に居ろ、ってこと?重すぎない?笑
君を置いていってしまってがクルーズ後のことに掛かって居るならば、やっぱりアフストも最初から最後までスミイサの物語だし、ただただ両片想いの男たちが両想いになる話だったってことになる。
確かに本編スミイサ、ブレイサはずっと一緒にいた。スミスが1ヶ月程風来坊をするというのは私たちが思っているより重たいもので、この2人にとっては試練みたいなものだったとしたら。
その試練を乗り越え、スミスはブレイバーンという俺に対して確実に恋愛感情があり、絶対に俺を愛していることが分かる姿で俺に会いに来てくれた。
それは言葉がなくてももう告白であり、それにイサミは答えた。
そしてそれを皆が祝福し結婚、初夜……
と、言うことかもしれない。
ここでは敢えて恋愛感情という言葉を多用したが、実際はどうか分からない。ただそういった言葉を使った方があの意味のわからない文章を理解しやすいと思ったから。
終わり