しんでなんかないよ あトの祀リ ⚠ネタバレ注意
あとまつの時、まほちゃんに一緒に死ねないよって言ったけど、一緒に死ぬことにためらいはないんだなあとしんないで改めて思った。
あとまつの時の幸知花は最初、「まほちゃんが死のうとしたら、手を握って引き留めるよ」「それで私が説得しても止められなかったら、一緒に死ぬよ」と約束していた。
本気だったし、死ぬ覚悟もできていたけれど、逆にまほちゃんは『ちかちゃんが一緒に死んでくれる』ことで、迷いなく死に向かってしまうような気がして。彼女にも生きていてほしいと願ったから、「もうまほちゃんが死にたいと言っても、一緒に死ねない」と言って約束を破った。
幸知花自身が生きたい、と思っているから、その言葉に嘘はなかった。
でもしんない通過中に「あ、実際にまほちゃんが死んでしまう時が来たら、幸知花は今でも一緒に死ぬことにためらいがないんだ」って思った。一緒に死ねちゃうよ。だって一回覚悟したから。
絶対に最後の最後まで彼女の生を諦めない、死なせたくない、生きていてほしい。
でも、自分にも近づいている死には、怖いくらい抵抗感がなかった。
自分はどうなっちゃうんだろうっていう恐怖みたいなのが、ほとんどなかった。
それは「絶対に二人で生きて帰れる」なんて明るい希望なんかじゃなくて、「まほちゃんは生きている。そうじゃなきゃ、ここで二人で死んだっていい」という強い覚悟だった。絶望も感じてないところが、幸知花らしいというか。
しんないの描写ってKPCの遺体の様子がどんどん悲惨なものになっていくけれど、幸知花は全部受け入れてた。
汚いとか可哀そうとか、生きてるのか死んでるのか、とかもあんまり考えてなかったな……
「今日もまほちゃんがここにいる」って、ただそれだけだった。
完全に発狂してるな~~~と思うけど、幸知花はCSの時点で、まほちゃんに対して【友情を越えて恋慕に似た執着心を抱いている】ので、ああいうRPになるのは仕方ない気がする。
発狂ロールなくても、まほちゃんに対して発狂し続けてるんだよ……怖いな……
本人に自覚がなしなのも怖いね。
まあ、一緒に死ぬことになっても、全然大丈夫なんだけど、
幸知花はまほちゃんに生きていてほしいから、それを伝えることはきっとない。
しんないでの出来事、幸知花は覚えているけどまほちゃん覚えてないし。
こんな執着ずっと向けられてるまほちゃん、可哀そうだなって思った。
死なせないからね。絶対にね。ずっと一緒だからね。