王子殿下と組織について考えようの回 ネタバレ
「王子殿下の生存を前王が知らなかった」って点がずっと気になってる
グライアスの見聞録「凄腕の傭兵として王宮の目に留まり、前王の抜擢で王子の剣術指南役を任されていた。その職責から実質的に王子の近衛の一員として見なされ〜」
ラッセルの見聞録「かつてグライアスと共に王子を王都から逃した有志の一人であり、今や最後の生き残り。王族の教育係としてユージフ族が採用されるというのは異例のことで、生前の前王の志を偲ぶことができる」
ゲーム内に登場する組織のネームド二人はどっちも前王に恩があり、王子と共に失踪の道を選ぶのも納得できる
ただなぜ生存を前王に報告しなかったのか? と考えるとやはり避難先のグルデア様の意向と、たぶん前王の政治的手腕の問題が大きかったように思う
「ふらりと郷を訪れ、理想の話で若き女王陛下をたぶらかし〜」とまで言うグルデア様および焼き討ちの被害にあった住人の悪感情は当然ある
けど、影武者作戦時のヒュルケンベルグの「王子に角がないのはエルダ族の血のせいという噂」
グルデア様の「(女王のことを指して)花のように美しくおおらかな方であったが…焼き討ちからこの子を逃がすさなか、命を落とされた」
グルデア様解説パート時のヒュルケンベルグの「陛下は、王子殿下を護るためにこそ落胤の事実を伏せられたのに、お陰で却ってフォーデンが郷を攻撃し易くなってしまった訳か…」
王都決戦時のルイの「フォーデンが火まで放ったのは、郷が教えに反するからではない。真の意図は、世に知れる前に邪魔な落胤を始末するためだ」
以上を総合すると、「エルダ族の妻子の存在を隠していたがフォーデンには筒抜けで、焼き討ちから王子を逃がすため女王が死に、その後もフォーデンを咎めることができなかった」わけで、さらにルイ(別勢力)による王子暗殺まであっては王宮内はもはや安全ではないと判断されるのもま、なるわな……という感じではある
一方で王子の側に付けた信頼できる側近(グライアス、ラッセル)が相次いで失踪したと考えると前王の失意も相当なものだと思われる
ここからはだいぶ与田なんだけど、古仙郷到着時のヒュルケンベルグの「相手が自ら滅ぼしたと信じる場所を頼ったのか。賢い手だが…なぜアルセスはその事を…」というセリフから
「焼き討ちから王都に王子を移す際、エルダの古仙郷から付き人を連れて行った」説があるかも
ルイ様の付け角みたいに種族を偽装したエルダ族の付き人がいてもおかしくないかなと(実際種族偽装のことを考えると尻尾の難易度が高く身分が低いパリパスや身体能力の高いルサントよりはクレマールがやりやすい感じはする)
魔法の原理に通じるエルダ族が身近にいたならグライアスがアーキタイプの存在を知っていたことにも説明がつく……と思ったけど普通に魔道学院で知った可能性もあるしそもそも古仙郷に誘導したの女王じゃないの?という気もしてきた
根本的に古仙郷モブ住人の「組織の中でエルダの血筋なのは王子だけって聞いてた」があるから机上の空論ですガハハ
グライアスなんで死んだんやーっ生き返って王子殿下の話いっぱい聞かせろーっ