2023/09/09(土) 19:00からクインズワルツ大久保店で行われた『偉人』の感想です。未通過❌
v1.1.3 2023/09/12 01:46
2023/09/9(土) 19:00から、クインズワルツ大久保店で行われた『偉人』の感想です
まず、関係者各位にこのすごい練度のシナリオを作成された製作者様。それだけ複雑なものを綺麗に回しきった凄腕GMのキュウ様。一緒に遊んでいただいたプレイヤの方々。ありがとうございました
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0. 概要
「なぜ佐々木純が紫宮雄哉に殺意を向けるに至ったか」
これが本感想の中心的な話題になります
上記はシナリオで必然性のない行動でした。また、佐々木純がそのアクションをしたことにより、紫宮海美・紫宮雄哉・後藤八重子の読み合わせが無い状態になってました。何故そうなったかの理解につながれば幸いです
なお文章は一本道ではなく、寄り道も多々含まれます。要旨だけを知りたい場合、結末の章付近だけを読んでいただければ十分でしょう
本稿は以下の5部構成となっています
1. 物語の導入・佐々木純・シナリオ分析
2. 第一幕
3. 第二幕
4. 結末
5. 反省点
なるべく正確を期して書いたつもりですが、うろ覚えな箇所も多々あます。不正確な箇所・時系列が入れ替わった部分を見つけた場合、テンパったんだなぁくらいに思ってください
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1. 物語の導入・佐々木純・シナリオ分析
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1.1. 物語の導入
まずは物語の背景を確認しよう
これは https://twipla.jp/events/532012 さんから引っ張ってきました
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戦後の日本で巨大な富を得た一家、紫宮家。
水門町の丘の上に紫宮家によって建てられた洋館は、ある人からは戦後の成り上がりの象徴として羨望の眼差しを向けられ、またある人からは敗戦の象徴として忌み嫌われていた。
「偉(異)人館」
誰が言い始めたのかはわからないが、丘の上にある洋館は「イジン館」と呼ばれるようになった。そんなイジン館の建築から60年以上経った頃、イジン館では人々が集い、新年を迎えていた。家族と笑い合う姿がある、久しぶりの親友との語らいの時間もある。誰もが笑顔の空間。そんな中、なぜ、紫宮家当主「紫宮雄一」は遺体となって発見されなければならなかったのか。
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主要登場人物は以下
・紫宮雄一
・紫宮海美
・紫宮雄哉
・紫宮健二
・紫宮美由紀
・後藤八重子
・佐々木純
この時点での感想は
「イジンがカタカナなのは何故だろう?」
「遺人だったりするのかな?」
これらは結果として意味のあるものにならなかった、重要でない考察だったけれど、何か厄介ごとがあるんだという理解だけは正しかった
ルールの説明を聞く間に、"このシナリオは自由度が高い"という説明をGMから受ける
「お金持ちの家っぽいし、ドロドロしたシナリオっぽい?」
「目的を持って(探すもののあたりをつけて)家を探すことができるんだ、面白い」
「あー、もしかして金持ちの家だから遺産相続的な?」
「遺書を見つけるといいとか、株等の書類を確保するとご利益があるとか?」
そんなことを考えつつ、探すもののあたりをつけてみる
(結局そういうシナリオではなかったので、活用されることはなかったが)
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佐々木純とは
ハンドアウトを読み解く。概要は以下
・准教授まで行った
・健二と同級生で、他に同級生の春香がいた
・春香を思慕の対象として、佐々木純と紫宮健二が恋の競争をしていた
・射止めたのは佐々木純で、大学院卒業くらいで結婚
・春香は、妊娠して実感に帰ったタイミングで失踪
・佐々木純は酒に逃げる
・健二と雄一に拾われて、紫宮家で家庭教師として働く
つまり、佐々木純は殺意を持って紫宮家に近づいたわけではない。ここはたぶん何人かの他プレイヤに誤解していたことのように思う。むしろ"友人がやさぐれていた自分を拾って更生させてくれた"と思い、恩義を感じる関係性と言える。しかし、そんな健やかに動いていた運命の歯車は、事件当日に突然狂ってしまう。あるいは、もともと狂っていた噛み合わせが公になってしまっただけなのかもしれない
事件の経緯はこうだ
・たまたま書庫で船に接触し、隠し部屋を見つける
・隠し部屋に女性の写真が複数あり、内1つが春香のもの
・その写真を盗んで一旦離脱
・紫宮雄一に問い質しにいく
・「春香のことは全て責任が自分にある、できる限りの弁償はする」的なことを言われる
・気付いたら殺してしまっている
(サバイバルナイフを何となくポケット入れていた)
・部屋から脱出、ナイフを外に捨てる
このような衝動な犯行の結果として、アリバイも殆どない状態だ
動線を整理しても以下になる程度
雄哉の家庭教師を終える
→そのまま書庫の探索
→雄一と会って犯行
→死体発見の悲鳴と合流
このHOを読んだ感想は「普通に犯人として詰められる役かな?」だった
完全に逃げるのは無理そう、仲間を作る & ここまでなら開示していいというラインを作るべき。結果から言えば、今回の場合は残念ながら両方ともそこまで上手くいかなかったように思う。ここは反省点なので最後で言及する
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シナリオ分析
終わってからシナリオを考察すれば、以下の2点が純のサポートとして想定されていたように思う
・健二の存在
・紫宮海美がNV-20-1を飲んで、記憶を取り戻す
しかしそこまで行くのはちょっとハードルが高い
まず八重子と海美はお互いの関係で完結している
まず海美は自由を求めるが、八重子は海美に注力してそれを止める。より具体的に言えば、海美は隠されたことを暴こうとするが、薬以外では多分中々難しく、八重子はそれを止めようとする。このような関係は、ほぼその二人だけで力学が完結しているため、部外者が干渉するのは難しい
次に美由紀だが、単純に生存したいだけだ
何より第一幕では密談もできない
最後に残ったのが健二と純、そして雄哉になる
基本は健二と純 vs 雄哉で進行するのが、基本的な路線だった。ただ今回は(たぶん初期から)雄哉は純を犯人として疑ってたように思うし、健二と純のアリバイ合わせの前に大半の人のアリバイが公表される自体になっていた。そのため、健二の部屋で何かをしていた、的なアリバイも使えなかった。このため、かなり雄哉に押され気味な状況が多かった
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2. 第一部
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2.1. チュートリアル
シナリオはまず"チュートリアル"という名前の、プレイヤが謎の優先順位付きで探索できることから始まる
ここでちょっと違和感が生じる
シナリオの最後のページ的には、
・後藤八重子
・佐々木純
の順番で記載れている
でも、呼ばれた順番は
・佐々木純
・後藤八重子
「あれ、八重子はあとなの?」みたいな気持ち悪さが一瞬だけ通り抜ける
まぁ、他マダミスでも行動が発言権順みたいなのあるし...それなのかなーとスルー。今思えば"それはメイドの価値がこの家では低いってことです"というメッセージだったんだろう。これをスルーしてしまったのはちょっと悔しい...
ただし、これは容易に反論できてしまう程度の内容だ。純は健二の友人だから大事、というのは納得できてしまう。ここで、八重子は30年住み込みのメイドだからもっと大事とか...いや難しいラインかなぁ....
ともあれ、自分の行動順が来る
やるべきことは当然、"捨てたナイフの回収"。このサバイバルナイフは健二からの贈り物で「from Kenji」というのが詳細に調べればわかってしまう=ほぼ純が犯人であることが固定されるものだ。故に、他の何においてもまず回収しなければいけなかった
ただ、今考えるとこれ自体ミスリードかもしれない。つまり庭でサバイバルナイフというのはどうにも見つけにくい。であれば後回しでもよかった気がしないでもない (ただ、だからと言って他に優先するべきものが浮かんでいたかというとNoだが)
あとで聞いた話、雄哉や健二は純がサバイバルナイフを持っていたことを知っていて、このチュートリアル中に探していたらしい
死因も確定してないのに君たち行動が早すぎるんじゃないか?もし見つかったらどうするんだ?というか、健二も持ってるのになんで雄哉は純のを調べたんだ?とも思ったが、HO的な何かがあったか今日の雄哉プレイヤが神がかり的な選択をしていたのどちらかだろう
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2.2. 捜査開始
探索が開始する
みんなアリバイを述べ始める。佐々木純としては、何を言ってもアリバイ無しがバレるだけなので何も言えず。せめて都合をつけれないかと思い他の人のアリバイをメモする。でも不思議と純のアリバイについては質問してこなくて、嫌な感じだなって予感を持つ
途中、八重子が重要そうな証言とかを話していたけど、ありがたくメモすることに。うーん、メモを取れば取るほど、これって純のアリバイ立証できなくて、詰んだか?的なことを思う状態に...。八重子さん、口滑らせてるどころか犯人追い詰めてますよ (結局、外にいた的なことしか言い訳を作れなかった)
途中で抜け出してキッチンからナイフを取得
このナイフは元々、凶器に使用したものを偽装できないかを目的としたものだった。死体の血をつけて、サバイバルナイフを投げた場所おいとけば偽造できるよね、と。でもGMからそれは無理って返答。「カードにはどこで見つかったかの記載がある」「今回のナイフは厨房から見つかった」「これを庭に書き換えることはできない」そういう話だった。なるほど、システムで無理なら仕方ない
諦めて死体を調べて腕時計の取得する
この時、間違えて船のカードを持って質問してしまってた
とんだ間抜け野郎である
(犯人暴露RTAをしたいなら別だけど)
...
徐々にアリバイが精査され、各々の状況がおおよそ固まる
時間は第一部の後半くらい。それくらいのタイミングで、健二から密談を申し込まれる。なんでも、純がかなり様子が変だったとのことで心配してくれてるとのこと。何かあるなら打ち明けてくれよという。HOにも健二には嘘を言わないこととあったので、少し間を置いてから正直に答える。「僕がやったよ」と
そもそも、味方が一人もいない状態だ。その状態で健二に裏切られたらどうしようもない。HO的に正直にともあるが、純であればここは健二に素直に話すだろう。そういう判断もあった (RPと整合性が取れるのは本当にありがたい)
話をしていくと、どうも健二が協力してくれることに
健二、良いやつ...?いや良いやつなのは知ってたけど、そこまで?感情重くない?いやこれが彼なりの友情なんだ、なるほど
そして1つの依頼をする。現場から春香の写真を持ってきてるので、それを純の自室から持ってきて欲しい。これは実は健二がすでに入手してるとかで渡してもらう
こうして味方ができた
が、マダミスとしていい感じに頼る方法が思い浮かばない。ワンチャン、健二とずっと密談をしていればバレないかなと思ったけどその案は採用しないことに。結果、そのまま健二とは分かれた
...
ここら辺で検死か何かで、凶器は刃物であることが確定する
複数犯が殺害に及んだわけではないらしい。...そっちだと誤魔化しやすかったんだけど、隠し部屋知ってる人いなさそうだし、やっぱ一人かぁ、厳しいなぁってなる。
それにこれは別の厳しさも意味する。この時期、爆発音が聞こえたとか話題あった。なので、ワンチャンそれを凶器にできないかと画策して、それとの整合性をとれるアリバイを考えてた。でもこの確定はそれの否定だ。厳しい...
なお「銃が凶器では?」が一度も話題に挙がらなかったのは不思議で、凶器がナイフはどこかみんな知ってる?あるいは銃を誰が持ってるか心当たりがついてる?みたいになってた。一度だけ、銃が凶器ではと言って即座に雄哉が否定したが、むしろ「銃持ってるのは彼か」「まぁ年齢若いものね」「外で試射するタイミングと殺人事件が被るなんて不幸だね」と思う
あとここら辺で、雄一の腕時計がなっていた証言が出る
なんでも20:40ごろにピピピピという音がなっていたという話だ。その時まで上機嫌で話していたのに、急に不機嫌になったともいう。これに関して色々話をしていると、八重子が「雄一から亡くしものを探すのを手伝って欲しい」と頼まれたという証言も飛び出す
他のみんなのリアクションは「なんだろな」って感じに見えたけれど、佐々木純的には途轍もない意味を持つ発言だった。盗んだのは隠し部屋に置かれてた春香の写真だ。そしてその捜索を手伝うというのは、八重子さんは隠し部屋に関して、雄一が情報共有をしていることを意味する。ただし、この日に特別に共有する場合もあり、あとで確認しないと。そんなことを思う
そうこうしていると、雄哉から少し質問を受ける (この質問は、第二幕だったかもしれない)
家庭教師の授業のあと、雄哉から「書類を書庫に戻す」よう頼まれていたことを話される。この時点ですでに怪しまれてたんだろう、という気配が強まる。まぁ、何も聞かれないこと自体が変だったし、いつか聞かれる話題でもあった。突発的な犯行のいい取り繕い、苦手なんだよなぁ....そんなことを考えつつ、何とか誤魔化さないと対応する。ただ今考えると、それは凶器が刃物で、サバイバルナイフの存在を知っていたからだ、ということっぽい
ここら辺で一部終了
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3. 第二部
第二部が開始する
ここでは純にとってかなり致命的なことが公開される。それは、隠し部屋の存在。書庫の船を(たしか雄哉だったかが)偶発的に触ってしまい、隠し部屋の存在が明らかになるのだ。純の心情的には"あーーやめてくれーー"って心の中で叫んでた。エンディング後に「鍵を入手できてれば鍵をかけてそのまま閉架したまま進行するルートもある」と聞き、なるほどその手が...という思いと、でも書架の鍵は八重子さんが持ってるだろうから厳しいのでは?的なことも思うが、何にせよそこまで想定する作者さんすごい
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3.1. チュートリアル
そうして第二部のチュートリアルが始まる
ここでは隠し部屋を探索できる(というか探索が隠し部屋になる)。順番は相変わらず、純と八重子が逆の謎順ではあった
何を持っていくか
かなり自由度の高いゲームなので、それを決めるのにセンスが問われるな。色々考えて、持ってける最大のを持って行けばいいんじゃね?という思考をする。この結果として、GMのキュウさんに「面倒なので...遺体?棺ごと持ってけないです?」と聞く。無理だろなー、と思いつつ聞いてみたら、...持ってけた
「いやいや、めちゃくちゃ目立つのでは....?」
「棺持ち運ぶ純、絵面として面白すぎるでしょ」
「いやでもいけたし....まぁいいか」
等々、内心で突っ込みつつ受け止める。いけるんだ...
(この辺りで作者さんの想定が、本当にめちゃくちゃ広いのでは & それを回すGMすごいのでは)
この棺カードを受け取る時、GMから言伝を受ける
「棺には装飾品が多い。春香のものが欲しければ、目星があればいけるかもね」
と。
目星、なんだろう...?そんなのあったっけ...?
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3.2. 捜査開始
まず八重子と話す
これは、ドアが開くところの読み合わせで"ハッとした"的なリアクションがあったため。ハッとするということは、隠し部屋に関して何か知ってるよね。ということで、何か知ってますよねとだけ聞く。八重子からは「旦那様からそういったことは聞いていた。でも詳細は知らない」みたいな返答をもらう。緊急事態的に情報共有される予定だったのかな...?とか聞いて、そうかもみたいなリアクション。そうして会話は一旦終わり
この会話では決定的な情報はでなかったけど、とりあえず八重子は何か春香に関しての加担者であろうと仮置きする。ただし、逃げ口はなんでも考えられるし、詰める材料もないので、放置
ここで追加で情報を探す
正体の分からない海美の部屋を探してみると、睡眠薬が見つかる。これは何か意味があるの?って密談で聞いてみるけど、拾っただけだった、公開してもいいよー的なリアクションで、本当に大した情報じゃない感がある。なので公開してみた。でも落ちてた睡眠薬飲むこと、そんなある...?(結局から見れば、これは本当に意味がない情報だった)
うーん、わからん
とりあえず、隠し部屋に関して詳細に調べようと全体議論に提案してみる。NV-20とか、記憶改竄とか、いろいろ怪しいところがあるのに、調べようとする人が少ない。提案しても乗ってくれる人が少ない。唯一、海美さんが乗ってくれるくらい。気持ち悪いなーって感想を抱きつつ、海美と雄哉と適当に話す
(ただし、目的を考えるとそれはそう)
そうこうしてると、健二・美由紀組が帰ってきて(記憶が正しければ)、春香の情報が出てくる
「春香は昔の恋人で、突然失踪したんだ」と答える。この時の周囲のリアクションが、今回のプレイで一番気持ち悪い瞬間だった。この情報、普通に考えればめちゃくちゃ怪しいよね...?写真は女性ばかりだし、春香も失踪してる。この2つを接続するのは自然なはず。なのに、周囲の人はツッコミもなく、すんなり受容した。
周囲の人は(健二以外は) 本当のことを言ってくれてない。一人で進むしかないんだなぁ、という予感を持つ
また健二・美由紀の情報カードを見る過程で、美由紀のカードに大きい段ボールが映った写真を見つける
「人間じゃね?」第一発生でそう口にする。結果としてこれは正しい直感だったらしい。でも美由紀に「発想の飛躍すごいですね」的なリアクションを受けて、そっか、違うのかってなる。いやほんと、直感と違和感は悪くないんだけど、メチャクチャ人の返信を頭から信じてしまうんだよなぁ...
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3.3. 指輪の発見とHOの更新
ここまでは空振りぽかったように書いたけど、1つ幸運だったことがある
それは春香の指輪の情報が出てきたことだ。もしかしたらと思って、GMに聞いてみる。外れてもいいし、ここのGMは処理能力がすごいので信じて聞く。結果は、思いがけずの春香の指輪をゲット。そして、それだけじゃないからちょっと待ってとハンドアウトも更新される。その目的は『死体の場所を探す』
えぇ.....ワンチャン生きてないかなと思ってけど、死んでるのか...
ここら辺で個人的にはメチャクチャ落ち込む。そっか、生きてないのか....今思えば、この影響で『死体の場所を探す』という目標が全然現実感がなくて、あまり集中できてなかった気がする。でも、佐々木純がその理解を一度得たのなら、確実にそうなるという自信がある
半分自暴自棄になりながら、全体議論に帰還
どうしようかなと考えていると、そういえば雄一の部屋が空いていないという議論になる。これは純的にも知りたいことなので、協力しようと少し気力を回復させる
鍵がなければぶち破ればいい
そのための道具はないかと館の外を調査する。結果としては何もなく、ランダムに得られるカードとして、ロープを得た
ここら辺で、死体の場所に関して健二に相談してた記憶がある
あとで聞いた話、美由紀の父"渡辺"の話題が全体会議で出てたっぽい。タイミング悪く、その話を聞きそびれ、最終的に何でも屋の存在が死体処理に結びつかないことに。...いや、やっぱ落ち込んでたし、右から左へ情報は抜けてったかなぁ
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3.4. 雄哉からの疑い
話が一段落したからか、雄哉から疑いを向けられる
そりゃそうだよね、僕でもそうする。全体会議でそれを言われて、雄哉と海美に詰められる。秘密はあるけど、春香に関することなんだと話す。ここで海美が別の密談に呼ばれてた(と記憶してる)雄哉との密談に移項する。基本的に全てを隠すのは難しいと判断。なので、春香のことだけを知りたいんだ、そのあとはどうなっても別にいい的なことをいう。
これは「もしあなたの目的が犯人拘束でないなら深入りしないでね」というメッセージのつもりだった。上手く伝わっていたかはわからない。結局、この深入りが彼の命を奪うことにつながってしまう
(ここら辺で、海美が薬を飲む飲まないの悶着があったが、割愛する)
そうこうして残り時間が少なくなり、再度アリバイの精査などが全体会議で始まる
なるべく色を出さないように逃げていたつもりだけど、雄哉が隠してる情報多いですよねと言ってくる (議論の詳細を忘れたので端折るけど、上記の密談との間にはそれなりの時間が経ってたはず)...まぁそうだよね、うん。いやでも当人の許可を得ないと〜とかいって誤魔化してたら、最終的に雄哉が持っていた銃で脅迫される。しかも開けれるのは2つあった
候補となる、裏返してあったカードは以下の5つ
・ロープ
・血のついたサバイバルナイフ
・包丁
・春香の指輪
・春香の写真
純としては、特に「血のついたサバイバルナイフ」や「春香の写真」を開けるなーと念じていた
この祈りが(完全に逆の意味で通じたのか)、ピンポイントでその2つを全て当てた
あーーーー、うーーーーーん、これは流石に無理!
ついで、海美がナイフを用いて脅してくる。公開できるのは1つで、ロープが選ばれる
どれもこれも、あくまでもアリバイ工作のためで集めてたもので、メンバに対しての害意はなかった。しかし公開されたものはどうにも犯行的で、しかもそれは強制的に公開されたもの。この時、純としての思考は、雄一に春香のことを尋ねた瞬間とオーバーラップしたものになった (より正確には、紫宮家が春香をやったんだな、という認識に近くなる)
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4. 結末
そして投票である
記入欄にはいくつか書くこと頃がある
・春香殺害に関与している人全てを挙げてください
・その人を殺しますか?
書くべき答えは決まっていた
関与してる人物は「海美。八重子。そして雄哉」
雄哉はおそらく殺人に関与してないとは思っている
それでも含めた理由は、質問が「春香殺害に関与」してた人を殺すかになっており、殺したいのが雄哉だったためだ
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4.1 佐々木純の感情
想像して欲しい
その人がいるから、自分の人生は"意味のあるものになった"
そう思える人が失踪した時の失望感を
健二のいる紫宮家に救われて
それでも何とかしようと思った少しの決意を
それを全て裏切るように、最愛の人を奪ったのが紫宮家であることを理解した瞬間を
それは2度起こったのだ
1度目は雄一が自白をした瞬間
2度目は雄哉と海美が銃とナイフで脅迫をした瞬間
隠れ部屋には春香の死体はなかった
あくまでも写真だけだった
なので、佐々木純なら生存の可能性を期待する
たとえどんなものでも、生きていてくれればいいと可能性を模索する
でも、探索の結果として棺に指輪を見つけ
その死を確信してしまったら
そうした佐々木純に、見つけた指輪で絶望に対峙しようとしている佐々木純に、紫宮家の二人が、雄一の妻と息子が、銃とナイフを突きつけてきたら
春香との思い出に踏み込んで、また奪おうとするなら
そうだ
雄哉が選んだのが、最も暴かれたくないサバイバルナイフや写真だったのも
純がキッチンで偽装のためのナイフを手に入れ、それが未だ隠し持てているのも
本人は無自覚かもしれないが、紫宮雄哉の命運はそこで尽きたのだ
みたいに佐々木純は考えるんじゃないだろうか
ただしこれはだいぶ文学的な表現で、もう少し実際の思考は続く章の内容の方が近いかもしれない
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4.2. 佐々木純の性質
佐々木純は衝動的に雄一を殺している
健二が純に激重感情だったように、純は春香に対して同様の感情を持っている
敵意が現れるのは、乱暴にプライベートに踏み込んできて、春香との関係を破壊する存在に対してだ
最後に雄哉には銃で脅され、海美にはナイフで脅された
その、紫宮家という存在は、雄一とオーバーラップして映るだろう
雄哉はその象徴だ
そう考えるんじゃないだろうか
であれば、PLとしての選択肢はあまりなかった
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4.3. 行動の許諾
キャラクタが行動を提案したとしても、プレイヤの良識としてそれを却下する場合がある。マダミスはあくまでもマダミスで、公序良俗から過剰に逸脱するべきではない。では今回の場合はどうだろう
どうせ紫宮家は黒い
可能なら、健二と美由紀を除く全員を消せるのがいい
でも全員はたぶん無理
なら雄哉を対象にすればどうだろう
彼が消えれば、最も黒い海美・八重子にダメージを与えられる
協力してくれた友人の健二が次期党首になるだろうおまけも付く
因果応報的なところもあるし、まぁ、ギリギリPLとしても通せる範囲かな...
佐々木純としては確実にそうだし、マダミスで選べる限界いっぱいとして、遠そう
防御されるかもしれない
でも最も警戒されるだろうサバイバルナイフはもう公開されている
もう1つナイフがあるとは思わないんじゃないか
それも含めて、佐々木純と紫宮家の命運を、最後に一度だけ試してみよう
...
......
...........
そうして、佐々木純は紫宮雄哉を殺害した
これがあの日イジン館で起きた惨劇の全てである
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5. 反省点
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5.1 感想
噂にたがさぬ面白さだった!
まず作者様の作り込みがすごい!想定されている範囲がめちゃくちゃ広いし、シナリオ分岐もメチャクチャあるっぽい。すごい!そしてそれを回したキュウさんもすげーってなる。高すぎる自由度は時に迷子にさせるが、安定感があって安心してプレイできました
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5.2 反省
カード数に限界があることを誤解していた
例えば、ある場に関して先行的に調べてしまうと、その情報を独占できたらしい
より具体的には八重子さんが持ってたカメラについての情報だ。これについて詳しく調べるのを、しれっと先行してやってしまって、カメラに写ってる情報カードを取得した。他の人も取得できるんだろうと思っていたが、ゲーム終了後、ずっと探していたという話を聞く。ここで初めて、情報カード独占できるんだってなった。この制約があるのであれば、もっと積極的に色々調べてしまえば良かったと思う
またスルーしてしまった違和感が2つあった
1つは色に関すること
最初のHOで、海美が赤を認識できないのは理解してたし、館内に赤色が排除されるのも知っていた。家庭教師の純でさえ、赤ペンを禁止されるほどだった。しかし、隠し部屋のボタンは赤だった。ここに気付けば、隠し部屋は海美さんのためにある部屋であると理解できただろう
もう1つは妊娠に関してである
思えば、今作は妊娠が何回か出てきた。1回目は春香が失踪した時。2回目は美由紀。この2つをうまく繋げれば、海美の秘密に近づけれたのでは、と思ってしまう
あとPRに関して
最初から怪しいという雰囲気はあった気はする。なら自分から船を動かして、白アピールすればよかったのでは?とも思う。渦中に飛び込まないと勝機がなかった気がする。ただしこれには健二とのアリバイにすり合わせは絶対必要になる。それをする前に各人のアリバイを確立されていまったのが痛手の1つだろうか
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5.3 謝辞
色々個人的な反省を書いたが、とても楽しかったです!
ここまでできたのは皆様のおかげです、ありがとうございます
また機会あれば是非どこかで!
通信の状況などで投稿エラーになると、投稿前の文章が消えちゃうことがあるかも。メモアプリなどで書いてからふせったーにコピペ投稿するのがおすすめだよ