「こどくし」の話
十月下旬の頃、祖母が亡くなりました
正直、死に対して、ただ抽象的で、淡いなイメージがあるだけです
祖母との関係があまり近くなかったこともありますし、冷たい子だからかもしれません
しかし孫として、最初から最後まで正式な葬儀を用意しました
その中で一番印象に残ったのは、遺体を見た時や火葬の後に遺骨を拾う時でした
「ああ、死ということは、これですか?」と思いました
死が突然、とても具体的で近いなものになりました
死の概念が、現実的で物理的な距離に変わったように感じました
そして、祖母をこうさせたのは、私たち、家族たちなのだと思います
死が身近に迫った瞬間、同時に心も大きな愛が満たされます
人と、人は亡くなったときでも繋がれるのだという思い
そして、その人が本当に去ったという事実が心に刻まれました
そんな体験もありますので、
桜というキャラに対する私の解釈と自分自身の感じたことが重なり
最終的にこの二次創作を描くことになりました
死をテーマにしてはいますが、本当に表現したかったのは…
「桜はもう一人ではないんだ。」ということですかな
話がだんだん感傷的になってしまって申し訳ありません…
どうしてこんなことを言うのか、自分でもちょっと分かりません
普段はあまり創作について話さないのですが…
とにかく、この作品が誰かを不快がありませんように
そして、皆さんが元気でありますように(まとまりがなくてすみません)