ごちうさ
結んだお話。
うっかり地元の学校に落ちた山ブルーマウンテンさんの言ったことはモロにきらめきカフェタイムの例のフレーズなんですけど、うっかり落ちちゃったことを差し引いても青山さんすごくフラフラしてると思うので、そんな人が『どんな道を歩んで~』って告白をすると言葉のパワーが上がるなあと思いました。
ここまででココチマメ達が『自分で選び、掴み取る』話が展開されてましたが、
まあ人生の岐路の選択って必ずしも能動的に決定できるものではないよねっていうのを再認識した話でもありました。
シャロちゃんもやむを得ない外的事情で今の高校に通ってますしね。
しかし、望む道が絶たれて不本意な生き方を強いられたとしても、その道にも大切なものは落ちているかもしれないっていうのも数話前のシャロちゃんで描かれてた話でした。
望まない道でも交わらない道でも素敵なことに出会える……のはごちうさが最初から描き続けていたことですが、改めてそれをわかりやすく示したような気がします。
青山ブルーマウンテン先生、かなりそういう人なところある。
まあそれはそれとして結果的にチマメは全員望む道を選べました。合格おめでとうございます。
2ページ16コマ丸々使って描かれた千夜メグ、リゼシャロマヤの合格発表がとても印象的です。
高校生と中学生でこんな一緒になって喜ぶ光景はとても幸せになります。この関係に至るまでが本当にじっくり描かれてたなあとか、いっぱい、色んなことをしてたなあとか、色々と振り返っています。
これからもずっとずっと……続く物語ではありますが、こういう光景を見ると『ひとつゴールを迎えた』なと……みんながみんなのことで自分の事のように喜べる空間、間違いなく幸せですよね……
そういう意味での完成系を見たような気持ちです。
7巻範囲ももうあと3~4話。ゴールを超えた先で何を見せてくれるのでしょうか。