インセイン「虹の尽きる日」の感想。滝登貞治くん、生き残ってしまったね……。(以下ネタバレあり)
いや〜〜〜〜、負けた〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
マジで今回滝登くんは死ぬつもりで挑んでたので、負けて生還してしまって大変悔しいです。でも仕方ない。
反省点は多々あれど、やっぱり感情の重みで負けたなって気がします。
滝登くんの未練がもうちょっと重かったらな、ダイス引き寄せられたかな。無理か。
でもプロフィール見返したら、未練の一つは解消されたので、まあそういう意味では滝登くん良かったねという気持ちです現在。
もし滝登くんが死んだら、滝登くんが山小屋のスタッフからどう思われていたか話とか書こうと思ってたんですが、生還したのでそれは取りやめ、死んだように生きる後日談を書こうと決意し、書きました。
https://privatter.net/p/8396777
死者からの善意の言葉が呪いになるってオタクは全員大好きだよね。
それはそれとして、本人の気性に合わせてじっとりした話にしたかったけどやっぱりお茶漬けみたいなサラサラした話しか書けなかったよ。
あとこれは個人的なアレですが、滝登くんという久々に甘えたな上にジメジメとした気性の男を書いてて、なんか既視感あるなと思ってたんですが、米津玄師のLemonですね、このジメジメ感はと途中で気付き一人爆笑してました。
私の中で、米津玄師は同カプ最大手しかし解釈違いって立ち位置だったんですが、人生で初めて解釈が一致した気分です。
セッション中、戦闘に入った瞬間ワンチャンバッティングでダメージ入れられないかなと思ったけど、それは無理でしたね。
そのために危機回避取ってたんだけど、桐生さんは極振りタイプじゃなかった。
あと終盤の連続ファンブル、当事者の桐生さんとGMのイズミさんには悪いんだけど、画面の前で手叩いて笑っちゃってました。
正直あそこまでいくと、個人的には濁流でも全然ありだな〜と思ってたので。
滝登くん、一人で生きるより心中する方がきっと救われてたからな。
ほんと楽しかったし、負けたのは悔しいけど、というか前回も戦闘で負けちまったなそういえば!
まあ次があれば次こそ勝ちたいですね。
あとロールプレイの反省として、途中ずっと死にそうなヒロインっぽいムーブメントかましてしまってたのはほんと良くないなって思ってました。
死のにおいを漂わせすぎてた。もうちょっと明るいロールできればよかったな。まあ滝登くんだから無理か。
あの辺は本人の無意識の甘えが滲んでた感じでもあるんですよね。滝登くん、エモクロアだったなら絶対裏の共鳴感情が甘えだったと思う。
それで反省して、終盤ちょっとかっこつけたけど、やっぱりかっこつけるのが遅すぎたかなあ。もしくは振り切って最後まで死にそうなヒロインムーブメントやるべきだったか。
まあでも、最終的に全体通してあれで良かったんだろうな。感情めった刺しって言われたし。
刺せて本当に良かった。
私は人の感情がどこをどう刺したらいいのかいまいちわかってないので、今回めった刺しになったって言われてニッコリしてました。
やったー、私でも人の感情をめった刺しにできる!
(普段お茶漬けみたいなサラサラした話しか書かないから、あんまり人の感情が激しく動く話を書けないタイプなので)
(でも後日談はやっぱりサラサラしたものしか書けなかった。もっとじっとりした話をいつか書けるようになりたい)
あと、これはセッションとは関係ないんですが、桐生さんの文章すげえなって思ってました。
こういう、感情豊かでいい意味で重い描写とか書けるようになりたいですわ。
そういう意味では大変勉強になりました。
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【おまけのキャラ設定(GMに送った長文プロフィール)】
滝登貞治(たきのぼりじょうじ)24 男
幼い頃から引っ込み思案で人を遠ざけがちだが、一度懐くとべったりになってちょっと甘え気味になるタイプ。山小屋で働くようになってからは人を遠ざけるような言動は控えるようにしているが、利用客から馴れ馴れしい対応をされるとちょっとテンパる。
泳げるものの、小学4年生頃に水難事故にあい、以来水場にあまり近付かないようにしている。
高校の頃に幼馴染の吉良幸作と共に見た映画に影響を受け、登山を始める。といっても引っ込み思案が災いして、単独行動が多いし、登り方や器具の使い方などは全て独学。また、あまりにのめり込んで音信不通になりがちだったので、段々吉良とは疎遠になる。
高校卒業後はアルバイトをしつつ、休日に山に行く生活を続けていたが、ある時悪天候に巻き込まれて道を見失い、さまよっている中で矛盾脱衣してしまい雪の中半裸になって死にかける。この時幻覚を見て大声で叫んでいたため、近くにあった山小屋のスタッフに発見してもらい一命を取り留めた。
その後山小屋のスタッフの一人に色々指導してもらい、以来その人を師匠として慕い、更に山小屋で働くようになった。
人相が悪く、黙っていると「機嫌悪い?」「怒ってる?」と周囲に誤解されるため、山小屋で働いている時はなるべく笑顔でいようと心がけているが、ちょっと笑顔が引きつり気味なので、山小屋のスタッフや常連からは「不器用な子なんだな」と思われている。
また、普段物静かすぎて気配がない時があるので、それでスタッフらを驚かせることが多く、それが心苦しいので、少しでも目立とうと金髪にしている。
・特技の理由付け
(職業登山家だけど、特技は冒険家参照)
暴力/殴打(職業特技。多分ピッケルとか刺すため用)
情動/悦び(山に登るの楽しい!)
情動/愛(一度懐いた人間に対するもの)
知覚/追跡(山の中で一人でも登山道を見つけるため)
知覚/物陰(普通に過ごしているのに人に「そこにいたのか」って驚かれることが多いため)
技術/乗り物(職業特技。普通の乗り物でなく、スノーモービルとかスキーとかその辺の技術)
知識/医学(一人で山登るからには、ちょっとの怪我くらいは自分でどうにかしないとね!)
・恐怖心
技術/効率 (対人関係的な意味合いでも、登山的な意味合いでも)
・秘密に関わるもの
かつて過ごした村に着く直前、一人でとある山の氷壁を登っている途中で足を踏み外し、そのまま落下したことを覚えている。
周囲に人はいない場所で、それもあの時はかなりの高さで登っていたはずなので、絶対に自分は死んだはずだ。
結局、技術指導を受けた時以外では一人で登り続けた山だったけど、一度くらい師匠や山小屋の仲間と登ればよかったと後悔したことも覚えている。あと、幼馴染のコウ君に、山は素敵なところだったよって、言えばよかったな。
・セッション終了後
山を降り、普通の人のように生活しなければと、建設業のアルバイトを始める。
染めていた髪はリハビリ中に真っ黒に戻ってしまったが、もう彼が誰かを気遣って髪を染めることはないだろう。
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【更におまけのセッション中のプレイヤーの密かな叫び】
・シーン3終了時の情報整理
・鱗は人には見えない
・桜川村生まれの子どもは鱗をいくつかもらえる
・鱗は本人が苦難の際に知らず識らず使うことがある。なるほどそれで「流れを変える力」なのね。
・まだ鱗を持ってる者が産土神と産子としてのつながりを持っている
・産土神の許しを得て鱗を飲むと、眷属になれる
・ってことは、桜川村出身の人間は生まれながら産土神の眷属になる資格を持ってるってこと
・あと、通常、鱗は人には見えないらしいので、ここから導き出されるに、私どころか吉良くんも死んでる、って、ことぉ?あとよく見たら「ここは人の世ではない」ってはっきり出てますね。じゃあどこよ!?
・もしくはこの状況がそもそも「通常」ではないので、人の身でも見れるという可能性がなくもない。
・でもだとしたらなんでこの通常じゃない環境に滝登くんはともかく吉良くんはいるんでしょうかねえという話になっちゃうな。わお。
・あと吉良くんが仕事の話してる時、過去形なのがすごく気になるんだよな。まさか病死してるとかじゃないよね?
古文書気になるなあ!読みたいなあ!でも滝登くん絶対気付いてないし滝登くんは古文書に興味がないんだよな。
・「眷属」の秘密を得て少し経ってからの呻き
待って待って、これ『本当の【使命】は「PC1を無事にかえすこと」』って、これ、もしかしてPC1を眷属にするってことじゃない?
帰すって書いてないもんね!?孵すの可能性出てきましたね!!??
わああああ、もし吉良くんが死んでるなら人のまま死なせてやりたいよ〜!人のまま死んでくれ〜〜〜〜!!俺も人のまま死ぬから!!
うわあ、にわかに吉良くんの秘密抜きたくなってくるじゃん。せめて死んでるか生きてるかだけ知りたい。
生きててくれ吉良くん頼む〜!
これ万が一吉良くんが滝登くんを生かすためにどうこうとか言い出したら、なんとかして死なせてくれって説得しないといけないな。嫌だなあ。ボロクソに傷つけるしかないか。
というか、吉良くんを人のまま死なせるには、鱗を使いきらせるしかないんだよな。俺がトチるしかないか。或いは鱗を奪いに行くしかないか。
いやでも孵すことってことは、これ既に吉良くんが眷属になっている可能性が高いな。
だとしたらこれ、今卵の中だな我々。降ってきてるの卵の殻だろ。うわ〜〜!どうすればいいんだ〜!
こうなったら俺も鱗を飲むしかないのか。いやでも眷属になりたいかって言うとそれは多分ないからな。無力だからこのまま死にたい。
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【蛇足】
滝登貞治という人間はどうしても救えないって話をどっかで書きたいな。
彼の山に対しての感情と、山との付き合いとかその他諸々含めた設定話みたいなの。
なお彼が登山する理由については、セッション中でロールしてて「お、こうしたろ」とその場で思いついたものなので、その辺の肉付けとかも設定話に入れたいな。