花海咲季P、やっぱり十王星南の親愛度第四話にやっぱり脳焼かれたよって話
めちゃくちゃネタバレなのでご注意を。
花海咲季が十王星南にあれを言えたのって彼女のように自分のステータスが限界に達したと感じて絶望し、大人のふりをして他の分野に逃げるという経験をさまざまな分野で何度も何度も繰り返してきたからだと思うんですよね。
自分と成長のために、無尽蔵にお金も人脈も使ってくれた親からの期待という名の重圧を裏切る辛さも凄まじい成長速度で自分を追い、抜いていく綺羅星の怖さも知っていて、努力を重ねてきたからこそわかる絶望に身を蝕まれる夜を幾度も超えていて。
今まさに諦めようとしている十王星南はあの日諦めた自分と全く同じで、十王星南の抱えている痛みや諦観や渇望を全て理解できるからこそ、それでも私の先を走る一番星を名乗るなら目指しているならそんなところで止まってるなよ、それくらい超えてみなさいよと、その先には何も待っていないのだからと、きっと近い将来同じ経験をするであろう自分自身への激励と祈りもどこか込めながら言ってるんだろうなと。
幾度も挑戦し諦めてきた自分自身の墓場にするなら、一世一代の悪あがきとしてもがいてもがいて彗星のように燃え尽きるなら、十王星南という太陽を追って、散った場所がふさわしい、と思えるくらい彼女の輝きに魅入られて学園に入っているわけですからね。そりゃその人がかつての自分と同じ場所で立ち止まってウジウジ悩んでたらそんなものだったのかと言いたくなりますよ
それを直接本人に言ってしまえるのが花海咲季でそんなところが傲慢で最高〜〜〜〜〜〜!!!!!なんですが!!!
かくいう彼女の中にも、冗談であっても妹の専属トレーナーになるというビジョンがあって、それを持ちながらもプロデューサー以外に一切の諦観を覗かせず、アイドルを本気で目指すという常人には到底成し得ない煌めきを放ち続けていて…
もはや呪いのようだった自分を本気で慕ってくれる妹からの羨望の眼差しと言葉は、花海の感情を全て正確に理解し、でもあなたは諦めないんでしょうと進むべき、進みたかった道筋を示して、尚且つ一緒にいきましょうと最初の一歩を踏み出す勇気をくれるプロデューサーとの出逢いによって本当の意味で激励となり彼女が前を向き続ける理由になったんだろうなと思います。
話逸れるけど佑芽ちゃんの自認枯れ木なのやばくないか????花海咲季をこれだけ苦しめてきた綺羅星の自認が枯れ木!!!なんという皮肉!!!!!!でも、横に花海咲季節という圧倒的な才能がいたことが彼女にとってもまた呪いで。無邪気に一心不乱に駆け抜けていけば最後には無限に成長するわけですがそれはお姉ちゃんの手厚いサポートがあるからこそでそれが彼女にちゃんと伝わっているのが本当に好きなところ。
花海咲季が自分のステータスを正確に理解し、適切なタイミングで次の競技へ移るというのを繰り返してきたから、彼女自身も自分がお姉ちゃんに勝ってトップアイドルになるのを奇跡だと思っていて、その謙虚さを懸命さがあるからこそ彼女は主人公だし花海咲季に寵愛されるんだろうなと思う。なんだこの姉妹根っこがそっくりで正反対。
定期公演で完全に一山越えて、他の人のモチベーションを上げられるまでに成長した花海咲季で、痺れちゃうね、他の人をやる気にさせられる人こそプロだよってヴィクトルも言ってた、正真正銘ラスボスですね。らぶ
花海咲季のストを前回読んだ時も彼女の気持ちを理解して騒ぎ出すまだに数日かかって、そこからずっと囚われているので遅効性の毒みたいな女だなと思っています
学マスやめらんねえぜ
花海咲季が(おそらく両親の期待を裏切って)スポーツではなくアイドルを終点に選んだ理由についてもまた語りたいなという気持ちがむくむく湧いてきてる。プロデューサーが両親にご挨拶しにいった理由多分ここにありますよね…?(多分ストでは出ない)
何はともあれ、続きが楽しみ。
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