まほやく2部14章の感想。こんなんブラッドリーのこと好きになっちゃうじゃんよ…」
何が好きって賢者の魔法使いというシステムに手をかけるところがね…めっちゃ好きです。
まほやくがソシャゲじゃなかったらぐいっと死亡率が上がるところだったぞ。
自分のいる世界を疑えること、疑ってなお自分が揺るがないこと、めちゃくちゃかっこいいし好きなんですよね…。という大興奮でした。
でもパラロイなんかがそうですけど、ブラッドリーって世界の仕組みに対して疑問を呈することに疑いがないというキャラクター性は一貫してるんだろうなと思った。メタ的な視点が持てるというか。なので、エイプリルフールメインで来て欲しいなという気持ちになった。エイプリルフールって言ってしまえば嘘っぱちの世界じゃないですか。でもそれに対して、嘘だと言い切れるのは多分ブラッドリーくらいなんじゃないかなあ。(フィガロとか双子ってもっと秩序の方向に動くので、嘘だとわかっていても維持の方向に持っていくと思うんですよねえ)
ない気がするけど、賢者とブラッドリーだけが嘘だとわかってるエイプリルフール世界から脱出する話読みたい…。
ミスラとルチルとミチル。
なんかチレッタの石を埋葬したことについて「かわいそう」と思うミスラにもしんどくなってしまった。そうなんだよね。ミスラもルチルも間違ってはいないんだよね。
私は年長の魔法使いと年少の魔法使いの間にある断絶が深ければ深いほど興奮するのでめちゃくちゃにこにこしてしまった。
ルチルは多分その断絶があること自体を受け入れられるけど、ミスラは受け入れられないと思うんですよね。というミスラの幼さというか、無垢さみたいなのが好きです。
あとルチルって自分が正しいからこうしたいんだとは言わないんですよね。自分がしたいからこうしたいっていうスタンスなので、めちゃくちゃ手強いなと思う。正しさは説得できるけど嗜好って説得できないから。ある意味一番強いよなーというのをミチルがわかっているのが良いなと思う。
ミチルがルチルと違うものを選ぼうとするところも良かったです。大人になるって…そういうことだから…。(でも一度食べてしまったらもう戻れないなとも思う)
後次に出す同人誌のテーマを、化石!骨!というのだけ決めていたので、マナ石が化石で骨だという認識があることがわかって良かった…。あとこの世界にも化石ってちゃんとあるんだな…。オズの爪痕の断層が研究されてるんだ…。
スノウとホワイトがわかりやすく暴力!してるのも大好きなので嬉しくなっちゃった。
私はオズのことが存外好きなんですけど、特になりたいものもなくマナ石を口にする若かりし頃のオズはすごく見たいなと思った。めちゃくちゃ好きなので。書きたい。
そしてブラッド、リーくんですよ。
ちゃんとみんなネロのことって気づいてなかったんすね…隠すつもりないから隠れてないんだと思った…。
フィガロが種を理解することはできても個人そのものをよく理解できるわけではないということなのかも。
元相棒のオタク大丈夫???みたいな気持ちになったけど私は大丈夫じゃないです。この段になるとネロ視点もすごく気になる。
別れた女に執着する女が大好きすぎるのでエヴァとソフィめちゃくちゃ気になるんですけど、ソフィの首飾りって多分アイザックの持ってるものですよねえ…。