#悪ノコン ふせったーです。シナリオのネタバレはたぶんしていない。三人からがカップリング。力尽きたので途中で終わっています。一緒に遊んでくれたみなさん、改めてありがとうございました。
あやびと 偉いのがサンプルシナリオが世界観でPCにやってほしいことをちゃんとPLに伝えてるのがえらい。いや当たり前のことといえば当たり前のことですが……。世界観がハッキリ“大正”“帝都”って限定されててシナリオ作る側からしたらどういう話を書けばいいか、どういうNPCを出せるかがわかりやすくなってそう。
あと最近のシステムだからなのか進行がサイクル制ですごくわかりやすいですね。普段探索パートなんてほぼない少女展爛会しかしてないので、探索のあるシステムをすると新鮮で嬉しい。
今回PC側の設定が上手くかみ合って、探索終わってからもRPが伸びたのもよかったですね。もちろんシステムで最初に関係性作るからPLが伸ばしやすいというのがありますが。
NPCがかわいい。シナリオに設定されてる恋する大正少女NPCはもちろんのこと、モブ土方の天狗のおっちゃんとかモブ竜のご老人とかGMのアレンジもよかった。モブNPC色々やりたがいがためにGMしたいまである。
今回の卓は私が猫又の女(20)、他PLさんが軍人(19)、妖狐の男(29)といったメンバーでした。このパーティで、NPC16歳のお嬢様、京子ちゃんの恋のお悩みを解決しにいきます。
軍人PCくん十九歳がかわいかったですね。あの子って分類的には「ツンデレキャラ」に当てめられると思うのですが、「どうしてツンな態度なのか」「どうすればデレるのか」を明確にしてれば他PLに邪険にされることなく、むしろかわいい子として構ってもらえますっていうお手本のロールプレイでした。
軍人PCくんは「どうしてツンな態度なのか⇒許嫁である猫又PC(好き❤)と昔兄のように慕っていたが今は疎遠の妖狐PC(好き❤)がなんか仲良くてもしかしたらデキてるかもしれない」「どうすればデレるのか⇒誤解の解消」と天界(GMPL)視点わかりやすい上に、誤解の解消というゴールまで設定されるので、卓全体で「じゃあエンディングか、それまでには誤解の解消シーン入れればいいんだな」と目的が共有されたのが今回一番のファインプレーでした。
妖狐PCさんはPC作成時「妖狐」「29歳男」「ランダム決定表⇒無口」「ランダム関係表⇒軍人PCとは敵対」という要素が並んだのでクール無口系青年になるのか……と思っていたらお名前が“なると”で、最終的には臆病でのほほんとしたいい人になってました。キャラ属性が流浪。パーティのいい橋渡し役になっていたと思います。
最初、軍人PCが妖狐PCを『相棒(あやびとのシステム的に指名したPCのサポートがいろいろできるようになる)』に指名したので「これは19軍人と29妖狐の敵対関係性がクるぞ……!!!!」と内心はしゃいでいたのですが「軍人は猫又が好きなので、妖狐に一方的に嫉妬してる」という解釈になり、なんか軍人くんから思ったよりもデカい矢印がこっちに飛んできたわね……。それはそれとして、軍人⇒妖狐への嫉妬チクチクRPが面白かったです。
そういや相棒指名は「軍人⇒妖狐⇒猫又⇒軍人」で三角関係でした。やっぱ三人からがカップリングなんだよな。
軍人がどれだけ嫉妬して、妖狐がどれだけオロオロして、猫又がどれだけ事態を静観してても、天界視点は「猫又⇒軍人」の矢印が見えているのでただのウイニングラン。勝つために走れ……!
「妖狐⇒猫又」の矢印、開始前この矢印いったい何?という感じでしたが終わってみれば「海外帰りの自分を快く迎えてくれて世話してくれる遠縁の妹(恩義)」って感じになりましたね。なったのか? まあたぶんそう。
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そういえば開始前はおっさんPCを作る気満々でした。(霊能力者サンプルPCアレンジして熊の霊を引き連れた老年のマタギとか)周り見て「あ、これ女の子いた方がえっかな~」と方針転換しましたがそれがよかったですね。猫又のアビリティも欲しかったし。
あやびとの設定的に「我こそは人と妖の調停者なり……」みたいなこともやりたかったですね。メギドのバラムみたいなのとか。バラムはそんなこと言わんが。
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久々にちゃんと長いセッションをしましたが、ちゃんと長いセッションをするとちゃんと長いセッションをした満足感がありますね。長いアニメは最高なのと同じように長いセッションは最高。RPコンボゲーみたいなことができる。
導入で二十歳の猫又かあ、陽キャでいこっかなくらいしか考えてなかったのですが、話の都合上「なんかわからんけど猫又が許嫁である軍人に妖狐が帰ってきてたのを隠しててこっそり会ってた」ということになり、ただの報連相不足「え、知ってたと思ったわ~~~」か、もはやこちらが何かしらの後付けをするかの二択だったので「自分が他の男と仲良くして軍人PCの反応をみたい」小悪魔RPに舵を切ることになりました。
そう考えると、猫又PCは仲良くする相手として妖狐PCを選んでることになり「確実に自分を恋愛対象にしなさそうかつ軍人PCが嫌がりそうな相手」を選んでいるので性根が最悪ですね。
セッション中どこまで猫又⇒軍人への好意をひけらかすか悩みながらやっていました。まあひけらかすも何も天界からは全てお見通しなわけだが。
むしろ最初にメタで矢印が見えてたので、本心を最後まで明かさない小悪魔RPがやりやすかったのかもしれない。いや、どうせ猫又が軍人好きなのはもう見えてるので。あれ見えてない状態でやると軍人PCへの負担がかなり大きくなってしまう。安心設計。
二人きりのシーンで「どうして私が兄様のことを軍人さんにお伝えしなかったのかわかりますか?」「え? わからん、そっちの方が猫又に都合がいいから?(妖狐のこと好きなんでしょ?)」「は?」ここでシーン切ってあとはEDに回そうぜwww⇒終盤戦闘シーンに入る。
これやったのめちゃくちゃ気持ちよかったですね。