無双小説読み終わりました!!長谷部がいかに面影とぶつかり合い理解したか念押ししてくれるし山姥切国広が口下手ながら純朴な青年で山姥切長義が永遠にかっこいい。
そして一言:引用符めっっっちゃつけるじゃん
以下伯仲に偏った感想
“山姥切国広”とか”村正”とか”蜻蛉切”とか、「刀剣男士のもとになった刀(の物語?)」を””に入れてるみたいなんですよね
例「そもそも刀剣としての“山姥切国広”は、本科である”山姥切長義”を写して鍛刀されたもの」(12頁)
でそれを踏まえて「霊刀」関係
「“霊刀・山姥切長義”といえば刀剣史にその名を残すほどの」(27頁)
「”霊刀・山姥切”はそう簡単に折れるものではない。本科も写しも変わらない。」(48頁)←これ二振りとも「霊刀・山姥切」扱いしてるよね???やばい。ふたつの山姥切じゃん…。
「美しき霊刀“山姥切長義”の名に恥じぬような」(295頁)
こんな感じで多分だけど「霊刀」ついてる「山姥切長義」はぜんぶクオーテーションマークついてる
あと国広→長義の「本科」表記はゲームの修行の手紙準拠のわりに、「山姥切」の枕詞は国広のキャラ設定にある「霊“剣”」じゃなく「霊“刀”」なんですよね。ちゃんと小説の登場人物紹介のところにも「霊剣」って書いてあるのに!!
長義くん、国広がキャラ設定で模したとされてる「霊剣『山姥切』」じゃないね~~~!!!!
あとそのこと分かってるんじゃないかこいつら↓
「山姥切国広は、自分でも気づかぬうちに語気を強めていた。己の中に生じた決意を、どうしてもこの山姥切長義(あいて)には知っておいてほしい。そんな風に思ったのだ。」(30頁)
ああああああああああ~~~~~~
山姥切長義(ルビ:あいて)
あああああああああーーーーーーー!!!!!!
伯仲ーーーーーーーーー!!!!
発狂するのこのへんの予定だったのにな↓
「(前略)自分を見失うな。お前は……」
(中略)一瞬ばつが悪そうに押し黙り、ややあって「……馬鹿、なのかな」と独り言ちる。
「……なに?」
「いや、実に愚かだ。考えられないな……全く」
それは誰に対して向けられた言葉なのか。山姥切国広にはよく分からなかったが、(後略)(27頁)
いやこのへんも発狂したんだけどな。
「馬鹿」とか「愚か」とかどっちのこと言ったのねえ??「馬鹿」は国広寄りな気がするけど「愚か」は自分入ってるよね???「お前は」のあとに「お前だろう」って言おうとしたの????なんで俺がそんなこと言わなくちゃいけないんだって???「こいつの本歌」ってわけじゃないのに俺が言うことじゃないって???(混乱)
あと発狂したのこれかな
「痩躯にまとうのは藍色の胴衣(ジャケット)。その端正な顔立ちを隠すように、頭からすっぽりと白い布を被っている。」(64頁)
国広の外見そういう感じに描写するんや、ありがとうございます。
いやほんと山姥切長義、「いや、実に愚かだ」と国広に話がしたいって言われたときの「ああいやだいやだ」で調子狂ってるの以外永遠にかっこよかった(調子狂ってるのもごちそうさまです)
追記:「霊刀」が””の中にあるのと外にあるの、どういう違いかな~って思ったけど少なくとも中にあるやつは「国広がそう思ってる」って意味っぽいなと思って昇天しました
さらに追記:
「それが本科の力か」(14頁)
この「本科」 たぶん 「オリジナル」って意味の 「本科」 だよね
オリジナルでないことがコンプレックス
そして伯仲の章ラスボス戦直前
「怖気づいたかな?」
「……まさか。山姥切の切れ味を味わわせてやる」
山姥切国広は、決意を込めて柄に手をかけた。
「……いくぞ。山姥切、長義」
「ああ、分かった。偽物くん」
(46頁)
「山姥切の切れ味」=山姥切(の写し)の切れ味ですねわかります
からの
「山姥切、長義」
これ 本科(山姥切)に 並び立つ 覚悟 じゃないですか
からの
「偽物くん」
あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
あーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
本当の自分をしらない偽物くんーーーーーーーー!!!!!!!!(絶命)