2023/01/28
すずめの戸締まり 舞台挨拶メモったとこ
イオンシネマ福島
2023/01/28
すずめの戸締まり 舞台挨拶メモったとこ
イオンシネマ福島
言い回しはちと曖昧
朝東京から来た。寒いですね、やっぱりね
(先日の舞台挨拶地の)沖縄との差がすごい…笑
福島は2年半ぶり ロケハン以来
過去作品の舞台挨拶でも来たことがある
(立ち位置が)高いところから見下ろしていて申し訳ない、劇場によっては下の方で客席を見上げながら話したこともあった
・福島の印象
すずめが車移動してくとき福島を通る
震災後の風景
今でも少し心が痛くなるような場所
20年近く一緒に仕事をしている美術監督の丹治さんという方が福島出身で、福島=その人のイメージ
穏やかでとても仕事が出来て、周りから好かれている人(丹治マンと呼ばれている、スーパーマンみたいな感じで)
・賞おめでとうございます
なんかの優秀賞と、ベルリンの何か(おそらく先日公式がツイートしてくれてたやつ)
ベルリンのやつはアニメーション作品だと21年ぶり?千と千尋の神隠し以来
→映画祭を狙ってつくる映画もあるが、僕にはよくわからない。(時間が)拘束されるから正直行きたくない…w(ちょっと笑ってた)
まず何よりもお客さんに泣いて笑ってほしい
が、そういう場に呼んでいただけるのはスタッフやお客さんのおかげ、すごく幸せ
・雑談なんですけど、、
原菜乃華さん、松村北斗くんの話
2人ともお忙しいのでいつまでも(すずとじに)引っ張っているわけにはいかない笑
一昨日?一昨昨日?くらいになのちゃんとすずめカフェに行ってダイジンフロートや草太パンケーキを食べた(椅子サンドイッチのことか?)
なのちゃん、髪がショートボブになった
短いのもたいへんお似合いだったりして、、
司会の方「デートみたいですねw」
監督「笑、親子ほど歳が違うんですけど…」→気持ちは19歳で行った、的なこと仰ってた
言の葉の庭の聖地?新宿御苑の東屋 改修中だったが写真を撮った…?ちょっとメモしきれず
雪野先生という国語教師がいて、、
(なのちゃんの写真を撮りたかった?てことだったのかな 言の葉の庭を知らないので意味がピンと来ず…)
ほんとは2人で行きたかったが笑、そういうわけにもいかず、スタッフが距離をあけてついてきてた
翌日、北斗くんと飲みに行った
お寿司屋さん
ほんとは2人で行きたかったがry
スタッフ含め4人で行った
ライブ観に行って、良かったよーとか話した
日本酒でほんのり赤くなったほっくんの姿を皆さんにも見せてあげたかった
自慢話みたいですみませんw
映画が終わってもこうやって役者さんと付き合っていける幸せ
お2人がこの先別の作品に出た際なども、ぜひ温かい眼差しを向けてあげてほしい
・芹澤のものがたりについて
すずとじ初回の方もいますか?→パラパラいた
2回目の方は?3回以上の方?(それぞれ挙手)
何度も観ていただけるの嬉しい
監督「芹澤のものがたりという薄い本が…」
わたし「う、薄い本❣️(言質)」
※ここ、司会の方が最初"草太のものがたり"と紹介していてハ???とキレかけたがその後新海監督がちゃんと芹澤のものがたりと言ってくれたので、良かった
芹澤→ちょっと報われないタイプの男子
人気出たのが意外だった
狙ってつくってない、物語に必要だから出した
沖縄の舞台挨拶の最初の質問で『監督は草太と芹澤どっちと付き合いたいか教えてください。今から真剣に考えてください』と言われてびっくりした
付き合うならってどういうこと?って…笑
草太かな、、、、(結論)
草太→特別な役割
芹澤→優しくてユーモアがある、自分たちと地続きのキャラクター 多くの観客の代表
双葉町、浪江町 国道6号あたり 美しい街並み
10年以上帰宅困難になっている
道路は塗り直されてコンクリートは綺麗
家だけが朽ちていき、夏はみどりで覆われたりしてのどかで人はいないし、"一見"綺麗
例の呟き(台詞)→当事者以外の素朴な感想
すずめにとっては、びっくり
同じ日本人でも見え方にコントラストがある
芹澤のものがたりは、(自分が?)今の大学生だったら……と思い出しながら書いた
コロナで最初から閉ざされている
友達もできなく、困難な生活
・映画をどのように作るか?
今の日本(を舞台に?)ワクワクする冒険物語を描きたかった
ラピュタっぽく…→中学生のとき遠くの映画館に観に行って衝撃
(旅先の)イメージとして、草に埋もれて人のいなくなった場所がどうしても思い浮かぶ 廃墟の旅
ゴールは、色々迷ったが、東北であるべきだと思った→ので、すずめを震災孤児にした
2022年にこういう映画をつくりたいんです、と(周囲に?)言ったとき反対者は誰も居なくて安心した
原稿の最終稿は4稿
自分の経験的に、4〜5稿で終わらせたい
→あまり長引くと最初に自分がやりたかったこととかけ離れてしまうので
ビデオコンテ→とりあえず自分で台詞を吹き込む
ほっくんやなのちゃんが居たらアフレコ実演してもらいたかったんだけど…
今日はおじさん一人しかいませんので…笑
→愛媛の戸締まり、学校のシーンの草太の台詞を全力で読み上げてくれた。めちゃくちゃ上手
(『すずめさん、君が鍵をかけろ!』から祝詞まで)
司会の方が、(何度聴いてもお上手で)ご自分で声優されたらいいのに…と言っててほんそれ〜と思った
全力でやるのは、役者さんのガイドになるため
こういうテンポで、勢いで、トーンで芝居を組み立ててほしい、、という感じ
ちっちゃい子のシーン(こすずめ)は、自分がやってしまうと逆にノイズになるので娘にやってもらった
ちょっとお願いします、と頼んで……
気持ちをつくってほしい、と言うとホントにポロポロと泣きながらやってくれて子役すごいなと思った
同時に、俺の子の情緒は大丈夫か?と思うこともあったw
→泣けと言われて泣けるのすごい、的なこと言ってた
1シーン撮ると、「500円でいいから」と言われてトータルで15000くらい払ったらしい
プロ(子役)なのでちゃんと払う
・質問タイム
①新ビジュアルがすごく好き!あのあと3人で扉に行ったの?
→そうです。エピローグで椅子を渡して、その後にあったであろうシーン
手を引かれて扉に連れられる場面
正月にラフを描いた 正月は仕事したくなかったが○宝のせいで仕事した…笑
ラストの「おかえり」のシーンを描こうかなとも迷った、ラフはいくつか描いた
一見親子に見えるような、新しい関係性のような感じ
→けど、あの世といえばあの世なので…笑
不吉ではなく、明るい風景になるようにした
②映画をつくって、福島の印象変わった?
→やっぱり福島のイメージ=丹治さん。
素朴だけど的確で穏やかな職人さんの印象
6号沿いを走ると、国土がなくなっていく、失われていくのが本当に自分の現実の世界で起きるんだ、というのをまざまざと見せつけられる感じ
でもその風景を描きたかった
日本人でもあまり知らないそのことを知ってもらいたい、アニメーションにしたいと思った
質問とずれた答えかも、すみません、、と仰ってた
③すずめが開けたり閉めたりする行動と同じくらい、柵を飛び越えたり車のドアを開けずに乗る姿が印象に残る。意図は?
→普通のアクションを描きたかった。
立ち入り禁止の柵、遊園地の柵、聖橋(ガードレール)など飛び越える描写の繰り返し
すずめは普通の肉体なので、ケガもするし危ない
ビル登ったり、高いところから降りたりかけ離れた動きはできないがガードレールくらいなら、、
車のドアを踏み越えるのは、ギャグとして描いた
芹澤のシーンはなるべくギャグを入れたかった
すずめは一刻も早く……と思っての行動もあるかも
ちょっとした嫌がらせのつもりで描いた笑
④監督の過去作の、どちらかというとバッドエンド寄りが好きで…(会場から笑い)
今後、報われる以外の、鬱というかバッドエンドの作品の予定はある?
→笑。わかりました、ありがとうございます。(❓)
若い頃は、些細なことで気持ちがアップダウンしていた 繊細だった
(※ここでいくつか例を挙げてたけど憶えきれず。電車のドアをくぐったり…?とか言ってたか?
なんてことない一つ一つに波立っていた、的なニュアンス )
それが、歳をとるとだんだん無くなっていく
詩的なものよりは、構造物を構築することに興味が出てくる
村上春樹さんに似てると(自分は)思っている
ポエティックなものから、かっちりとした神話になっていく
この先どうするのかは…
3作品で災害について描いてきて、自分も一度戸締まりをして、別の方向を見なければと思う
違う場所に行きたいと今は思っている
あたたかく見守っててほしい
質問タイムのとき、何回か見たことある顔も……と仰っていたので割と客席見て憶えてくれてるのかな…?と思った
・来月から海外上映!
反応がまったく予測つかない笑
日本人ならわかることでも、気づきもしないまま通り過ぎていく描写かもしれない
→すこしでも知ってほしい。
共通する感情を発見してほしいと思う
カナタハルカをBGMに帰っていく監督、、
お疲れさまでした!!!
芹澤くんの薄い本を生み出してくださって本当にありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!