アニメサクナヒメ13話の感想、ザックリですがまとめました!!ネタバレは普通にあります、ご注意を!!
・祭りの幻想的な光景素晴らしいし、「祀られることで力を増す」はこのタイミングで祭りをする説得力になってて良い。ココロワ様が「変わりましたね」としみじみ言及するのも良い。
・噴火からの演説シーンも熱い。タマ爺を感じて共に行くのも良い。
・人の子らとのやり取りどれも好きが溢れているが、特にミルテとの「あなたは私の知る神とは異なるが、麓の世に戻ったら、サクナヒメという豊穣神がいたことも人々に伝えていきたい」はあらゆる面でしみじみ感じ入ってしまった。
ある意味で、ミルテが語ってくれた物語でもあるもんな…「はるか東方の果て、ヤナトの国あり」からはじまる物語…!
・河童も移動を手伝ってくれたの、麓の家の総力戦味がある。アシグモやココロワ様と一緒に道中もだけど、このへんはアニメならではの表現だ。
・大龍、喋りよる。
・サクココ幻覚は非常に複雑な気持ちに…両親を知らぬサクナ様にとって都でのココロワ様との暮らしが戦のない幸福な日々の象徴なのは切ない。
が、ココロワ様はサクナ様が決意し歯を食いしばって戦うときに戦意を挫くような甘言で惑わすことはしないが!! むしろ勝ち目の薄い戦いを承知でも代案は出すが戦うことは否定せず甲斐甲斐しく尽力してるだろ!! あと本気で敵意を下に策を弄したとして「自分が全力で甘やかせばサクナヒメは無防備になる」って推測を立てられるほど、サクナ様の中の自分が大きいと自覚してるかちょっと怪しい気がする。もうちょい酒や美味しい珍味で酔い潰す方面な気がする。解釈違いです!!!!!!!!!!!!!!!!!!の叫びもあり(幻術なんだから当たり前だろ!)。
それはそれとして大龍にも匹敵する武神たるサクナヒメの寝首をかける稀な相手の筆頭はココロワヒメってのは、正直、その発想はなかったが納得感は…ある…大龍さんココロワヒメ解釈は異なるが、サクナヒメ解釈はわりと理解できちゃったの腹立つな…
という謎目線に。マジで何。
・VS大龍、素直にカッコいい。
傍若無人に力を振るう大龍と、地形を駆使し、武器を活かして戦うサクナ様の対比もカッコよかった。
・大禍大龍のヤバさは正直興奮したし、モチーフたる八岐の大蛇要素もバッチリ拾ってきて大興奮してしまった。
・大龍(八岐の大蛇)の腹から、サクナヒメ(タケリビノミコトの血を引く神)の必死の呼びかけに応え、星魂剣(天之尾羽張)の剣先が飛び出してくる(天叢雲剣)。
日本神話好き勢にとっては熱すぎる展開でしたね!!!!!! めちゃくちゃ興奮した!!!!!!! かいまるの助力で気付いたってのも良い!!!!!!
それだけに、腹から食い破ったのが致命傷になるってのが…ここからバトル第二戦にいかぬのですか…尺…尺か…ぶっちゃけサクココ幻術よりも大禍大龍と星魂剣完全体を携えたサクナヒメの第二戦がほし…かっ……くそーー尺…………
Blu-rayで全15話くらいになってくださってもいいのですよ!?!?!?!?
・タケリビ様、トヨハナ様との再会は良かった。
今生の別れで「サクナは生きてゆきます。どうかお達者で」は、泣いちゃうなあ…。
・ヤナト田植唄は絶対に流れてほしかったので、良かったですね…!!
・最初に合流するのがココロワ様なのも嬉しいし、謎の幻術を見せられた後の、全力とびつき抱っこを受け止めくるっと半回転は本当に沁みる。
・アシグモもすぐに合流してくれたけど、帰り道は別ってのも渋カッコいい。
でも尻尾は結構大きく揺れてたし、サクナ様とココロワ様の表情的にも、多分、かなりご機嫌だったのだろうな…アシグモの姿がEDにあったのとても嬉しかった。
・河童たちが合流し、待っている人の子らにカメラが移り、「ありがとう田の神さんよ」で、田の神さんが仲間を引き連れ帰ってくるのはもう素直に素晴らしかった。本当に良かった。
・心から嬉しそうに(おそらく勅の結果を)カムヒツキ様へ報告をしているココロワ様、の一方で、実った稲を家族総出で刈り取っているサクナ様、素敵な最後だったなぁ…!
・総じていいアニメだった!
たしかに10話以降は(厄介原作勢なので)ツッコミどころや尺不足にも言及してしまったし、アニメオリジナル描写を活かそうよと思う場面もあったが、言い換えると、9話まではなんの衒いもなく夢中になって見られたし、登場人物たちの深掘りや、御柱都の解像度アップとかもめちゃくちゃありがたかったです。世界に感謝!!