ルーナ・エクリプス考察委員会を開催します。第1回は『"覚醒"の仕様とバグについて』です。
ガバはあるかもしれないです。
1."覚醒"とはなんなのか
ルーナ・エクリプスの2大トンチキ能力のうち、『無限の覚醒』によって引き起こされる現象であり、エグザイル能力と関連している。覚醒自体は、一定条件下において自身のあらゆる状態を最適化させる現象と説明できる。
この現象を無限に引き起こすため、回数制限がない。いわば、勝利するまで無限に復活・強化される能力である。
2.覚醒の条件
・現状の能力では状況を打開できないとき
・死亡したとき
のいずれかのとき、本人の意志によって発動する。無意識では発動できないという縛りがあるが、当人が、文字通り常に勝利を希求している(狂気)ため、事実上無意識で発動している。
なお、ジャーム化は死亡ではなく衝動堕ちなので覚醒の発動対象にはならず、それに伴う愚者の黄金による灰化も発動対象にはならない。
3.覚醒で起こること
前提として、覚醒はあくまで自己進化能力であるため、敵へ直接作用することはない。(ただし、覚醒の結果、敵へ作用する能力を獲得する可能性はある)
① 現状への最適化および優位化
状況を打破し、勝利を得るために必要なパラメータおよび能力を獲得する。死んでいれば生き返る、出力が100倍差で負けていれば200倍に強化する、分身能力を獲得する、など。
② これまでの覚醒内容の保存
覚醒後に上書きするのではなく、どんどんと能力やパラメータを後から付け足していく。一過性の進化であり、一つ前の状態に戻るということがない。
パラメータ、能力の獲得のために身体構造を変化させているため、エグザイル能力と紐づいている。ただし、覚醒はあくまで本人の意志によるものであるため、仮にエグザイル能力を喪失しても発動しなくなるわけではない。
むろん、最適化の効率は著しく低下するが、優位性を得るまで繰り返すことに変わりはないため、必要な覚醒回数が増えるだけである。
4.覚醒によるバグ
最適化・優位化によって獲得した能力が、ルーナ・エクリプスの存在と矛盾する場合、バグが起きる可能性が示唆されている。以下はその回答である。
Q.分身能力によってできる分身体はいずれも本体となる。よって、1体のみがジャーム化(以降灰化)した場合でも他のルーナ・エクリプスが生き残る可能性があるのではないか?
A.ルーナ・エクリプスの覚醒条件に灰化は含まれないため、生き残ることはできない。
覚醒はあくまで自己進化能力であり過去へと干渉しているわけではないため、「ルーナ・エクリプスが灰化した」という記録は消えない。ルーナ・エクリプスは灰化を覆す手段を持たないため、逆説的に、1体が灰化した時点で全てのルーナ・エクリプスが灰化する。
仮に灰化しても生き延びている場合、それは分裂時点のルーナ・エクリプスと同一人物であるとはいえない。
要するに連帯責任。生き残るのはルーナ・エクリプスとしての在り方を無くした個体のみなので、別人扱いになる。
このように、基本的な処理は条件がルーナ・エクリプスから逸脱していないかという一点で確認される。上の例でいえば、灰化によって(完全に)死ぬということ自体がルーナ・エクリプスという存在の定義として参照されるため、ルーナ・エクリプスという存在そのものが死亡する。
(むろん、覚醒によって事実を覆す能力を保有していたとしても、起きた灰化を覆すことはできない。灰化したのに生きているということ自体が、ルーナ・エクリプスという存在との矛盾になるためである)
結論として、ルーナ・エクリプスの覚醒は自己矛盾を起こさない範囲でしか起こらないといえる。
5.覚醒の弱点
3で述べたように、覚醒はルーナ・エクリプスの意志による作用である。よって、本人の意識へと直接作用する能力である程度封じることができる。それも、中途半端な場合は逆境と見なされ適応されるため、そもそもの勝利の定義から書き換える完全催眠が望ましい。
反面、能力封じや覚醒履歴の消去などは、さらなる覚醒の上塗りを以て応じるため、突破される可能性が高い。