心覚わっかんねーので、観劇しながら育てていきたいメモと考察
■出陣の流れ
①東京出陣(現代?もっと先?)
・水心子くんは一部冒頭で東京に出陣していた
・時間遡行軍が現れるが結界に防がれる
→東京(江戸)を守る結界が生きているから歴史改変はできないと判断した歴史修正主義者は、結界の成立を阻止するために各時代に時間遡行軍を派遣したと仮定(②③④⑤)
■水心子くんの異変
・何かを見た水心子くんは「歴史を守ってまでここに繋げる必要はあるのか」と疑問を抱く→■水心子くんの葛藤
・水心子くんの見たもの:清麿いわく「放棄された世界」作中で桑名くんが土を耕し花を植えた世界?
何しに行ったのかは不明
人のいない世界?
②平安
・ターゲット:平将門公、派遣男士:源清麿、水心子
・平将門公は京が中心だった平安時代に東国で兵を起こし、それによって征夷大将軍(のちに征夷大将軍になったものが幕府を開くようになる)、ひいては武士の力を飛躍的に向上させた人物
・時間遡行軍は調停に弓引く前に将門公を倒そうとした?
③室町
・ターゲット:太田道灌、派遣男士:豊前江、五月雨江
・江戸城築城がなければそもそも家康が江戸を本拠地にしなかった可能性がある、が築城そのものを邪魔しに時間遡行軍はあらわれない
・時間遡行軍が現れたのは道灌暗殺阻止(東京を狙うものとは別目的?扇谷上杉の没落を防ぐことで戦国の歴史を変えるとか)
・豊前は築城を手伝ったり、道灌を殺害したりと「この時代が歴史通りに進むこと」を目的としている
・豊前が太田道灌に近づいたのは、いずれ殺さなければいけない彼の人柄を知るためか
④江戸初期
・ターゲット:天海僧正、派遣男士:三池
・ド直球に結界成立阻止を目的として遡行軍は動いている(やり方は天海の暗殺および将門の素材阻止)
・基本は三池だが、他の男士もやってくる(もしくは最初から一緒に出陣している)
(1)光世とソハヤとソハヤに呼ばれた水心子が加勢
(2)将門公一人目では光世、ソハヤ、五月雨、村雲、桑名、清麿
(3)7人目の将門高のときは、光世、ソハヤ、清麿、水心子、桑名、村雲
⑤幕末
・ターゲット:勝海舟、派遣男士:水心子、清麿
・勝海舟を殺害することで和平の阻止→江戸が戦場になることにより首都になるのを阻止しようとしていた?
・上野寛永寺の彰義隊の敗北により、これまで守ってきた江戸が終わり、東京に変わる
⑥???
・桑名くんと雲さんは一体どこに花を植えている?
・放棄された世界?
・人のいない世界
・もぐらはいるから多分地球ではある
⑦東京(現代)出陣
・一部の最初に出陣した刀剣男士たちが、二部の最後に現れて戦うって考察を見てなるほどなーと。
・そうなると東京以外の公演は……とにかく現代出陣ってことかな
■水心子くんの葛藤
男士の出陣の時系列がバラバラに繰り返される上に水心子くんの葛藤と三日月の話が絡んでくるのが、心覚がわっかんねーってなるところなので、江戸の結界守る任務とは分けて考えたい。
清麿が審神者おじさんに「水心子の好きにさせてほしい」とお願いしているところからも、水心子くんは任務とは別に動いていると考えていいかなと。
・水心子くんの葛藤:この歴史を守る意味があるのか
・水心子くんの疑問と答え
(1)対将門:なぜ親王を名乗ったのか
→惚れた女のため
(2)対道灌:なぜ江戸城を作ったのか
→「七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞ悲しき」
→個人的には城を軍備以外の何で作るんだよとは思うが、おそらくこの歌の意味としては江戸を発展してこの歌をもじって山吹を差し出した女性のような貧しいものを減らしたいとかそういう?
→もしくは才能に溢れるが花の咲かぬ己を自嘲したものか
(3)対天海:なぜ結界を張るのか(江戸を守るのか?)
→その答えは俺があの世に持っていく
→答えはしないが、家康に「子守唄が聞こえる」江戸を作ったと呼びかけるあたり万民の為を示唆してるのかなー
(4)対勝:江戸を守るために動いているのか
→日の本のため
(5)対豊前:なくなってしまったものに意味はないのか
→それを決めるのは俺たちじゃない
→この辺は御手杵と貞愛でもやった、いることが意味もたらすならってやつかなーと
心覚は問答が多いけれど、明確な答えを出すものは少ない。誰が何を思ってことを起こしたのかなんて本人にしかわからないし、本人もわかっていないかもしれない、答えが1つとも限らないし、すべて嘘かもしれない。わからないものを受け取って噛み砕いて名前をつけて理解しようとする行為そのものが、線引きであり、名付けであり、呪いであるということなのかな。
心覚は答えを出さない代わりに、そのすべてを尊重すると水心子が言ったことがテーマなんだろうなあ(と私は思いました)
・こちら側の疑問
放棄された世界は守る対象なのか??そこに行き着かないようにしているならそれはそれでいいのでは?
■水心子くんと三日月
・三日月宗近という機能は歴史を正常に進めるために動いているという意味?
→泰衡を友と呼びながら義経を殺すよう言ったりなど
・その上で三日月は悲しい役割を背負わされたものを友と呼び、心情として寄り添っている
・水心子くんは三日月の心を理解しようとしている→水心子くんもまた悲しい役割を背負わされたものたちに寄り添っている
・背負ったものの一部を引き受けられた云々はさっぱりわからないので今後見ながら考える→見てもわからんかった
■能面の少女とミュの思想
・流れ落ちてくる砂は一粒一粒は取るに足らないもの、でも流れを作り堆積してゆく歴史そのもの
・ここに来たかったもの、来れなかったもの、来ないことを選んだもの
①歴史に名を残せなかったものたち
②舞台を見に行けなかった審神者
のダブルミーニングなのかなと思っている……知らんけど。
・心覚とこれまでの舞台で、名が残らなかったものであっても存在しているし、無駄ではないし、その名もなきものたちの頑張りや心が歴史を作っていくし、刀剣男士たちを形作るって繰り返されている
・なので歴史に生きる名もなき(豊前に言わせると頑張っている)ものたち(≒審神者たち)を守るために刀剣男士たちは出陣する
→二部で出陣した刀剣男士たちはミュを見ているものたちを守るためにいる?
→⑦の出陣へ
・個人の好みとしてはっきり言えよ!!!って思うけど、ダブルミーニングなら言えないのもわかる……
■江のものたち
なんなの!!!!!????江はなんなのよーーー!!!!!!!!暗転しないで教えて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!