特典4巻のネタバレ注意な感想!
入間人間先生、ありがとう…
円盤4巻が届き、覚悟を決めて特典小説を開きました。
その1行目を読んで「やっぱりこういう話かー!!」と思いながら本を閉じ、覚悟の足りなさを痛感。
覚悟の決め直し。
数時間もして皆が4巻を読んだら、TLが阿鼻叫喚に包まれるんだろうなと思いながらも実は内心穏やかな私です。
入間人間先生は、お話の決着や結末をしっかり書き切る方なので薄々予感はありました。
特典小説の「安達としまむら」についても、ヤシロとしまむらの約束について書かれていたので。
結末については、皆が予想していたように、しまむらが後に残りましたね。
意外だったのは、日野や永藤だけでなく樽見とも付き合いが続いていたような描写があったことです。
樽見は好きなので、しまむらと良い友だち付き合いが出来ていたならいいなあ、と思います。
閑話休題。
しょーさんの子供が居るような描写も無く、残されたのはしまむら1人……だけではありませんでしたね。
原作でもアニメでも、出てくる度に(またこいつのパートなの?)と思っていたヤシロがいました。
おせっかいな宇宙人が居てよかった。本人はお節介を焼いてるつもりは無いだろうけど。
私なら、もし独りだったら明日を諦めてしまいそうで。
特典小説のおかげでヤシロが好きになりました。ありがとう、お菓子いっぱい食べて…。
安達の居ないしまむらを想像出来ない。(逆もしかり、だけど)
安達と出会わずに大人になったしまむら…何をしてるんだろう。
そう考えてしまうほど、しまむらは空っぽの人間で、そこに安達が生きがいを与えてくれたと思うと。
安達が居たからこそ、5年も頑張れたのだと思うと。
しまむらが見せる弱さは凄く人間らしくて、こちらまで寂しい気持ちにさせられます。
安達が居てくれてよかった。
”たられば”の…IFの話は、野暮ですね。
小説で描かれた安達としまむらの2人は良い終わりを迎えた、以外のことは無いでしょう。
「安達としまむら」と出会って、
もとい、安達としまむらが出会ってもう7年も経つのかと思うと万感の思いが沸き立ちます。
物語の中で、ふたりは活き活きとしていて、
物語の中とは思えないほど、私達と同じように、とりとめの無い日常を過ごしていて……
普遍的な、誰にでもあるような些細なドラマだったからこそ、私はふたりに強く惹かれました。
(私にはまだそんなドラマありませんけど)
だからこそ、こうして安達としまむらが何気ない毎日を繰り返し、繰り返し、繰り返して、
良い終わりを迎えられたことに、友人のような気持ちで、どこかホッとしているのです。
そして家族や周りの人を大事にしないと、だとか、もうちょっと頑張るかーとか、思ったりなんかして。
ここまで読んでくれて有難うございました。