ネタバレありのジョーカー2感想+考察。
賛否両論と言われてるけどこの映画はそれが正解だと思う。
だって賛否の『否』の人と終盤裁判所から退席した人が完全にシンクロしてるし、きっとそれが監督の狙いな気がするから。
(他の人の考察とか解釈も見た上での自分なりの考察にはなります)
「ジョーカーという悪のカリスマなんてものは存在しない、それただの人間や!お前ら目を覚ませ!」
っていうのがこの映画の大きなテーマ。
…………っぽく見えるのだけど、それは実は建前で、
「ジョーカーという存在がただの幻想でしかなかったことにがっかりする(リー含む)登場人物たちと同じ気持ちを、見てる側にも感じさせる」
っていうのが真のテーマなんじゃないかなと思ってます。
だから、くだらなかったとか、面白くなかったって人のその感想は「ジョーカーという幻想に踊らされるも、目を覚まされてがっかりした」という、終盤に裁判所から出ていく人たちと同じ感覚であり、まさに監督の狙い通りの感情を持たされてるのではないかなと?
自分たちで作り上げたジョーカーというキャラクターを、次回作で自分たちで完膚なきまでに破壊するというカタストロフィw
そうであれば賛否両論出たり、がっかりする人がいればいるほど、製作陣としてはしてやったりってなってるんじゃないかな?w
きっとトッド・フィリップス監督とホアキン・フェニックスは映画を見に来た人たちをおちょくって虚仮にして嘲笑ってるんですよw
「ほらぁ自分が期待するジョーカー像しか見てないじゃんwwwその人間(アーサー)自身には興味ねーんじゃんwww」と。
でもよく考えて?おちょくって虚仮にして嘲笑うってそれってまさに僕らがよく知ってるジョーカーのやり口では?w
そう考えると作品全体を通してこれはまさにジョーカーという映画であり、この監督とこの俳優でしかできない続編だったので僕としてはよかったと思います☆
(あとホアキン・フェニックスもレディー・ガガも歌が上手くてそれも普通によかったw)
最後に余談ですが去年のM-1で決勝ラウンドで急に「見せ算」ぶちかましたさや香のことをなんか思い出しましたw
本当に才能ある人って一般人が期待したり想像したりすることは逆に全くしてくれないよなと。良くも悪くもだけどw