博士と部品集め / 部品集め、リベンジ
しゃみさん卓。
ソードワールド2.5のメモ書き、第2-3話。
前回(https://fusetter.com/tw/eusrcVF9 )
【2話】
・導入:ふわふわオムレツ亭
滞在2日目。
アットはメルから借金をするほどお金に困っていた。
クク・サブジに依頼の有無を尋ねるも、返ってきた答えは「果報は寝て待て」。
これは豆知識ですが、人間はメリアと違って日光では腹が膨れません。
そんな中、訪ねてきたのは何やら魔動技師風のドワーフとお付きのグラスランナー。
「博士」と名乗るそのドワーフが女将と仕事の話をするのを、オムレツ定食をもぐもぐしながら眺めていた。
グラスランナーはサッサという名前らしい。世間知らずっぽいのに苦労人してて可愛い。
眺めていたら呼ばれた。
今回の仕事は、"はきだめの"魔動死骸区付近にある遺跡での部品集め。
定額と歩合、二体系の報酬を提示され、歩合報酬で働くことに。
アット「マナスタッフ1本拾えば損しないってことだな」
オーレア「そんなものがあったら自分で使いたいです~……」
余談だけど、魔動死骸区は別卓で1話の舞台だった思い出深い場所なのでPLは大喜びしていた。
事前準備として保存食やアイテムを買っていく。
ふわふわオムレツ亭の独自アイテム「???の卵」。
主動作で食べるとMPが4回復する。ただし2d6で5以下を出すと喉に詰まる。
オーレアとメルが購入。オーレアは保存食も買ったのでおまけをもらっていた。
スフィンクスの卵と愚断剣は危ないので置いていくことに。
みんなでクク・サブジに「いいですか、食べないでくださいよ!」と釘を刺して出発した。
オーレア「私達が死んだら死んだで卵が手に入ると思ってませんか~!」
クク・サブジ「なんてこと言うんだい」
・踏破:魔動機遺跡
遺跡の大きさを2d6で決定。
ゆらさんが振って出目は7、思ったとおりの大きさの遺跡。
程良い。前からアット、イズ、博士とサッサ、メル、オーレアの順で進んで行く。
ここから踏破フェイズが始まる。順番に2d6を振っていくことに。
その1、みらの。出目12。
大きな魔動部品が転がっていた。とりあえずアットに近づいてもらう。
「罠なんてなさそうだぞ?(心許ない罠感知判定の出目)」「本当に~……?(疑いの目)」
鑑定してみたら希少な魔道部品だった。多分、取得数か何かをあやたかが振った。
これには博士も大喜び。何ならイズも喜んでいた。
「結構いいものみたいだよ」「これで本家の復興に一歩……!」
るんるんの足取りで次へ進んで行く。
その2、ゆら。出目5。
意気揚々と前を進んでいた博士の足元が割れる。
落下しかけたところをオーレアがウィングフライヤーで救出。
下には剣山。デストラップ、危なかった。
その3、みおな。出目9。
戦闘。ドルン6体とザーレィ1体。
メルがしれっと異貌したけど、前衛は敵を見てて誰も気付かなかった。
イズが集中攻撃を食らって走馬灯を見る。
当主が「13ある家が12になるかも」と言っていた。一体、何の話なんだろうなあ。
その4、この辺りから誰が振ったか記録がない。出目は8。
左右から迫る壁をイズが躱す。
その5、出目7。どんどん下がっていく。
また床が空いて、今度はアットが落ちかける。
オーレアが一旦助けるも、下が気になるので覗いてみることに。
ロープを降ろしてアットに先行を任せた。
地下には各所から滑り台が続いているようで、ドルンより一回り大きい魔動機が鎮座している。
アットだけでは分からないので全員呼ぶことに。
メルは唯一のセージなのにポンコツだった。
「一体これは何なんだ?」「ううん、さっきのの大きいやつじゃない?」
vs 名前も分からぬ魔動機。程々に勝つ。
戦闘後に博士が「それはブルドルンだな。常識じゃないのか?」と教えてくれた。
先に言ってくれ。
・最奥:魔動機遺跡
その部屋の奥に、さらにもう一回り大きい魔動機があった。
これはアットが6ゾロした。ベックに教えてもらったことがあるらしい。
メルの名誉のために書いておくと、こいつも今回は知ってた。
ちょっと壊れたバレンドルン、レベル6。
……レベル6?
車輪が壊れてて回避-2とはいえ、これは勝てるのかとなる面々。
博士が「どうしても欲しい、一旦帰ってもいいから」というので、今回の探索は引き上げて一度報酬を貰うことに。
【3話】
・準備:ふわふわオムレツ亭
滞在3日目。
クク・サブジに愚痴を言いながらバレンドルン攻略の準備を整える面々。
アットはクリティカルしない剣をメイスに持ち換えた。
オーレアとイズはレベル3になった。
メルは命中上昇の鼓咆を覚えた。
模型が作れるとか何とか言っていた博士は、誰かと会いに席を外す。
なお、この人は勝手に冒険者に追加依頼をしたため後で女将に〆られます。
何はともあれ再出発。
それが泥沼の入り口とも知らずに。
・踏破:魔動機遺跡(簡易版)
出目8、壁再び。
なんてことはなかった。
出目6、レーザービームがアットを襲う。
精神抵抗が低いのでもろに食らっていた。
・戦闘:バレンドルン
まずは全員にストーンガードを掛けるところから。
一列に並ぶみんなをバレンドルンが見ていた。
メルが卵を4つ食べて1つ詰まらせた。
先制判定には博士がアルケミカードを使ってくれた。
割と難なく先手を取って戦闘へ。
メルは初撃のファイアボルトを当てたいところに当てた。
やったね。ターゲティング持ってるかもしれない。
その後はというと駄目駄目の出目だった。
アットが変転で命中させた攻撃のダメージロールでピンゾロしたり、イズが集中攻撃されて落ちたり、アットが落ちたりオーレアが落ちたり、起こされたイズがまた落ちたり。散々。
とはいえヒーリングポーションを2つ持っていたオーレアはめちゃくちゃ偉いし、イズはだいぶ大きめのダメージを入れていたし、アットも鼓咆の切り替えに合わせて攻撃タイミングを工夫してたのが功を奏してて格好良かった。
メルもまあまあ役に立ってて良かったんじゃないか。範囲回復魔法が魔動機に効かなくてラッキーだった。この日のお前は本当に偉かったよ。
でも駄目だった。
MPは枯れてポーションもなくて、アットとイズが起きられなくなった時点で、オーレアとメルが一時離脱を決める。
「……よし、逃げましょう!」「そうだね!」
結局、そのターンにあった2部位分の攻撃でメルも落ちてオーレアが一人で逃げたよ。
これについては若干「1人にしてごめん」と思ったところがある。
博士とサッサがいるとはいえ「2人で逃げるつもりが1人になった時、一般的な感性に則れば心細いだろう」とメルが思っているから。
多分、起こされた後「ごめん」って言ってる。何がとまでは言わないけど。
・報告
その後、一晩休んだオーレアが他の面々を回収つつ、物語の上では無事バレンドルンを解体してパーツも手に入れたことになっている。
博士は、より説得力のある模型で誰かを納得させられると喜んでいた。
無事に報酬ももらったので、酷い目に遭いつつも一応は依頼達成。
とはいえ勝ちたかったな。出目が良ければ勝ってた。
もしくは魔晶石を持っておくべきだった。
シナリオタイトルは「部品集め、リベンジ」だけど、気持ちとしては第3話「届かない切先」って感じだもん。
まあ挫折には丁度いいタイミングじゃないだろうか。アニメもよく3話で折れてる。
ところで、ここで「俺の剣が届いていれば」と思ったアットが、そのピンゾロ経験点でギリギリ先に3レべルになれているのが悔しいけどめちゃくちゃ熱いんだよな。
その一歩が、そこまで強い思いを抱く理由がなかったメルとの差を分けたわけじゃん。
強くなった分、死ぬほど働いてもらうから覚悟してください。
何はともあれ、待て次回。
冒険者たちの明日はどっちだ。
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