僕愛君愛でなぜIP端末はエラーになったのか。
全然自信ないけど今のイメージでは暦と栞が再会することで二人の虚質の君愛世界由来の部分に何らかの変化があり、IPが測定不能になったのかなあと。
#僕愛君愛
映画を観る前の解釈はここ
https://note.com/alltale2037/n/n75bb76e7ff97#a711eb70-76bd-46b9-99d8-b16531ad6ad1
に書いたけど、映画を見て少し考えが変わった部分もあるのであらためて書いてみます。
ちなみに四方字先生の「「序章」及び「終章」での横移動は一切ありません」というツイートから、このシーンでパラレルシフトは起きていないと想定します。
https://twitter.com/yo_mo_G/status/768110922980286464
・まず、君愛世界の暦の虚質は時間移動(映画では「タイム・シフト」)により過去方向へと沈んだ(映画ED)
・交差点で幽霊となっていた君愛世界の栞の虚質は(映画では「虚質のもつれ」により)暦の虚質に牽引される形で過去方向へと沈み、僕愛世界の7歳の栞の虚質と融合した
・本来なら融合すると人格や記憶は消えるはずだけど、栞の虚質はもともと交差点に空間的に固定されているという特殊な状況だったので、君愛成分は同じく交差点に固定されて幽霊として残ったのかなあ、と(約束を守るという強い想いの影響もあるかも。この辺、根拠がないのでかなりあやしいです。もつれもどうやってなくなったのか。あと君愛成分がまるまる空間固定されるのか、空間依存の部分だけが固定されるのかとか謎)
・この状態が君愛ラストの「幕間」のモノローグであり、映画では君愛ED直後のオレンジ色の交差点かなと
・暦のほうは普通に融合した?
・暦も栞も人格は融合後完全に消えるわけではなくてたぶんある程度残ってるのでは(スピンオフで栞が聞いた「声」)
・66年後、暦と栞が交差点で物理的に近づく→暦の中の君愛成分と栞の中の君愛成分はもともともつれており、可干渉領域が大きいので、幽霊が見える(それまでの人生で交差点を通ったときになぜ見えなかったのかは謎。栞が物理的に近くにいないとダメなのか?)
・暦の君愛成分と栞の君愛成分が再会するのが映画君愛ラストのプロポーズシーン?(あれは幻とかではなくて、実際に虚質の君愛成分同士に起こったことだと思う)
・その後、暦と栞の君愛成分同士が何らかの相互作用を起こした? 幽霊が消えたことや、スピンオフの「落としもの」「何かをなくした」という表現、太郎のエピソードなどから、虚質が「成仏」して消えたようにも思えるけど、再会で消える理由がまだよくわかってない。sshさんのSS
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18543171
に従えば、もしかしたらようやくこの瞬間に虚質全体がボーズ・アインシュタイン凝縮を起こして完全に一体になったのかもしれないけど、自信がない。ただいずれにしても、もつれの状態にある虚質同士が相互作用したことで、二人の虚質紋(IP)に何らかの変化が生じたのではないかと思ってる
・IP端末は自分自身のゼロ世界でのIPを基準としてそこからの相対的な差違を測定する装置。暦も栞もそのIPの基準そのものが変化してしまったことで、IPが測定不能になり、ERROR表示になったのではないか?IPは恒久的に変化してしまったのでERROR表示も戻るわけではない。
(映画を観る前に描いてた図。ここからあまり変わってない)
https://assets.st-note.com/img/1664889567527-y53lFW5zov.png
虚質がわからなすぎて論理の飛躍だらけなので、もう少し整合性のある説明がしたいですね…。もうちょっと考えてみます。また違うアイデアを思いつくかもしれません。他の方の解釈もぜひ読んでみたいです。