resort【名】
①行楽地、リゾート
② (望ましくはないが仕方なく)頼りにする人[もの]、(やむをえず訴える)手段、頼みの綱

水着BB絆礼装『深淵のラストリゾート』、「最後のリゾート」であると同時に、「最終手段」とも読むことができます。では、その「最終手段」で果たしたい目的は何か。12/31の23:59で時間が止まっていることから、人理焼却か凍結のどちらかから、語り手を守るのが目的でしょう。
さて、ニャルラトホテプは、作品によって程度や規模に差はあれど、基本的には人類の敗北を願っています。それも、あがけばあがくほどハマる蟻地獄の中に放り込まれるような敗北を。そんな神性が人理焼却や凍結から人類の誰かを守るとは到底思えないんですよね。むしろ、人理凍結の後、生存のために人類が異聞帯を滅ぼすなんてシチュエーション、大好物でしょうし。
で、BBホテップがニャルラトホテプでないとすると、当然BBになるわけですが、CCCで彼女にとっての拉致監禁とは愛の証明であるそうで。未だにBBがざびーず一筋だとこの辺に矛盾が出るなあ、と考えていると、こんなことが思い浮かびました。

あれ、BBちゃん、発狂してない？

シナリオ内で「目が合ったので影響受けましたけど、いつものBBとニャルの行動が大体同じだったからあまり変わらない」とは言ってるけど、狂気なんて普通は自覚できないものでして。邪神に乗っ取られてるわけじゃないけど、邪神のSANチェックに失敗してSAN値が０になったBBというのは、十分に有り得そうな話なんですよね。更に言うと、属性が善から悪へ変わっているので、ますます頭がおかしくなったんじゃないかという疑いが強まります。

で、これらを踏まえた上で絆礼装の考察を２つ。ここから妄言の度合いが一層強まりますのでご注意を。

①絆礼装の語り手がぐだーずだと考える場合
全能の発狂美少女が、ぐだーずを焼却or凍結から守るための最終手段として、虚数空間に放り込んだという拉致監禁無限ループ世界メリーバッドエンド。マスターの精神を守るために、本人の意思を無視してループの中に閉じ込めました。
ああそりゃそうだよな！焼却はともかく、２部のぐだーずは本当にエッグい目に遭ってるもんな！！汎人類史を取り戻すために異聞帯を切除するとか、一人の人間に背負わせていい業じゃねえもんな！！！しかもそれを、出会う存在が次々と「負けるな」「戦え」「立ち止まるな」って完全な善意で後押ししながら散っていくとか地獄以外の何物でもねえよなチクショウ！そんな未来が見えてたら俺だって２部直前の時間にぐだを閉じ込めるわ！！！ぐだの意思なんぞ知ったことか！お前は！永遠に！この先の辛い未来に進まなくていい！
まあ型月世界観的にはそれは許されないことなんだけどネ！

②絆礼装の語り手がぐだーず以外と考える場合
語り手のいるところはハワイの天文台。ぐだーずが12/31にそこにいることは今の所有り得ないので、この礼装の語り手は虚数空間に放り込まれたカルデアハワイ支部の職員A（ただしメンタルは超強い）なのではないかという話。
カルデアハワイ支部で気になるのは、邪神を観測できる天体望遠鏡の存在。BBはあくまで望遠鏡を覗いただけで、望遠鏡そのものには細工をしていません。つまり、邪神を認識できる（アイデアロールに成功してしまう）存在さえいれば、今の人類の技術力で邪神を"視る"ことができるんですよね。発狂するけど。
そこまでヤバい望遠鏡、使い方次第では人類の切り札になるのではないかと。これから２部の話がどのように展開していくのかはわかりませんが、１部の魔神柱決戦の時と同じように、２部で異星の神との決戦があり、そこでの切り札として虚数空間からハワイ支部の天文台が引っ張り出されるかもしれません。
やり口が乱暴すぎる？　ええ、ですから発狂したBBちゃんなのですよ。

どちらにせよ、限定された範囲とはいえ全能の存在が発狂してぐだーずにガチでデレてる時点で、正気のBBやニャルとは別種のヤバさです。１臨、２臨の状態では、ペレの影響が出ているのでまだ自重していたようですが、３臨、あるいは後半のシナリオでペレ・殺生院・ココナッツの影響をまとめて排除したたまご肌BBは、もうペレというブレーキがありません。
いやほんと、ぐだーずのためならたとえ世界を敵に回しても平気だし、あまつさえ勝ちかねませんからねこいつ……ゲームが成立しなくなってしまう。マジとんでもねー厄もの案件ですよ。どうしてくれるんだ。




P.S.：ニャル様がBBを直接乗っ取らなかったのは、「BBの中の殺生院にドン引きして見なかったことにして帰った」説を推します。