刀ステ考察その2(脇道)
維伝南海先生の歴史時間軸解説から考える、原作ゲームでの特命調査の立ち位置※刀ミュ三日月の言及もちょろっとあるので、葵咲本紀未履修審神者はご注意
別の考察書いてたら脇道にそれたのでこれだけ先に供養しておく。
今作の南海先生の解説では、歴史にはまず「正史」と呼ばれる一本の流れがあり(虚伝鯰尾やジョ伝山伏の台詞から各本丸は正史について学ぶことになっている)、それはあらゆる可能性で無数に分岐し存在していることが分かりました。
分岐した時間軸も、その後正史の流れに合流するもの(基本的に刀剣男士が出陣して任務遂行出来た時間軸はこれ)と正史とは大きく異なる歴史を歩み始めるものがあり、後者が「放棄された世界(時間軸)」と呼べます。
先生の解説ではさらに放棄された世界(時間軸)にも二種類あり、世界を維持出来ずそのまま消えゆくもの(正史への害は少ない)と世界を維持して正史に干渉する力を持ちはじめるもの(正史への害は大きい)があるということでした。
原作ゲーム上では過去三回の特命調査が行われてきましたが、この考えを元にすると聚楽亭は「政府が既に消滅する予測を立てていて正史にさほど影響がない環境であり、審神者の腕試しするのに丁度いい」時間軸で、土佐や天保江戸は「正史に干渉する可能性が高く、先行調査員の報告によって消滅させる為に審神者に出陣の命が下った」時間軸かなと。
放棄された時間軸は任務が失敗した時間軸から派生することが多いわけで、本丸の報告から政府が把握してレベルが上の本丸に再度出陣させたり先行調査員の派遣対象になったりするんだろうと思います。
原作上では「戦況は良くない」と言われることが増えていて不穏ですが、それって正史に干渉しないように放棄された世界に派遣しておく先行調査員の数に対して、放棄された世界を消滅させられる程の実力を持った本丸が足りないって事なのかな…?
任意参加なのは来て折れるくらいなら先行調査員が維持出来る所は持たせとくからレベル上げとけ!っていう暗黙のメッセージだし、特命調査の先行調査員が本丸配属になるのは、「実力が伴った本丸」を見分けるためのマーキングかな?なんて思っちゃいます。
この考え方、多分刀剣乱舞全体の時間軸の認識になるだろうから、これから刀ミュが「三日月宗近という機能」と絡めてどういう解釈を投げてくれるのかすごく気になるのです。