ひーろの専用衣装とかストーリーの感想。いつも通り、ゴリゴリの解釈話です。
一彩の専用衣装の話とても良かった…
一彩の専用衣装は、ぱっと見は燐音のと全然系統が違うのに、よく見ると所々がお揃いになってるのが凄い良い。
燐音の衣装を参考にしたデザインを「一番自信ある」と言い、その後「兄さんをまず重んじてしまったのも、故郷で受けてきた教育の影響」って言ってるけど、「僕の先祖が神様だという言い伝えは否定されるべき」とスパッと言い切れるリアリストでNOと言える一彩なので、多分”兄を重んじた”というより、”お兄ちゃんと一緒のが良い”っていう現代社会でもよく見る兄弟あるある心理じゃないかな〜と思った。それをあんずちゃんも感じたから、よく見ると兄の専用衣装とパーツが同じって塩梅にしたのなら最高だなぁ…
この衣装の距離感が、今の天城兄弟の距離感を表してると思ってて…燐音は故郷に囚われない様に振る舞って臣下の一彩も自由にしたくて、一彩は2人の共通点である”故郷”を大事にして絶対手離さないって感じで、それ見た燐音は無意識のうちに喜んでしまってる部分がありそうだなぁ〜と。そういう絶妙な距離感があの衣装そのものだなと思った。
一彩くん、(イケイケなポーズを取りマヨイに視線を送る)ってとこで、ばっちりウィンクしててたまげた。いや、一彩の成長やば。ってかそれも、絶対お兄ちゃんのステージパフォーマンス思い出してやってる。絶対そう。
ステージに立つところ想像してる一彩が、”宝物のような景色”と形容してるの、やっぱりアイドル好きじゃん、憧れてるじゃん!一彩は「アイドルを滅ぼす」って言ってたけど、全然その気無かったな〜と今は思う。兄が変わってしまったことと、上京し続ける為の”己への言い訳”に使ってた気がする。
燐音、「隙あり♪」ぐらいの気軽さで一彩に絡むんだ、ふ〜〜〜〜〜ん。
一彩、専用衣装の写真を燐音に送るつもりだったんだ、しかもその事について燐音は疑問にも思ってないんだ、ふ〜〜〜〜〜ん。
絶対、普段からこんな感じじゃん。良いこと知った。
一彩に「僕に似合ってるかな」って聞かれて、いの一番に「似合ってる」って返さないの、まぁっっっっっじで天城燐音。っていうか、一彩の聞き方、”僕に”似合ってるかな、なんだね。そっか。
故郷にいた頃、燐音にどんな大人になりたい?と聞かれ、「燐音に喜んでもらいたいって理由で『正解』を探していたが、兄さんの補佐役になるという『たったひとつの正解』は兄にとっては『まちがい』なのかもしれない」ってところまでしか導けなかった一彩が、「僕にとっての『正解』が兄さんの『正解』じゃなくても当然だよ、だって別の人間なんだから!」って堂々と言える様になったの本当に成長だよ。それが燐音がずっと欲しかった『正解』だよね。
正解は別で当然だよ!と言いつつも、大好きな燐音に「似合ってる」って言われて一彩が嬉しくなるのは当たり前だよね。こういう複雑な感情が絡み合ってるのが人間だと思ってるので、そういう一面を見るとにこにこしてしまう。
一彩専用衣装、なにもかも最高だった!!!