「楽園の手」の制作裏話(?)なんですが、致命的なネタバレがあるので伏せます。既読の方のみリンク先へどうぞ!
実は主人公が義手であることが明らかになる瞬間まで、主人公の描写には「手」という言葉は一切使われていないのでした。
「腕」や「指」に置き換えたり省略したりして、主人公の手を「手」とは書き表さないようにしてました。こんな微かな伏線に誰が気づくねん、というレベルの、限りなく自己満足に近い伏線でしたね。
もしかしたら、
>僕は腕に力を込めると、ナイフで一息に手を切り落とした。
この文章の「腕に力を込めると」には、少しばかり違和感が生じた方がいらっしゃったかもしれませんが。
とはいえ、実は、覆面企画開催時には一箇所だけ見落としがありましてね……。バリケード壊すところで、確か「手に持った枝」って書いてしまっていたという。その後しれっと修正しておきましたが、伏線も何もあったもんじゃねえわ。詰めが甘くて面目ないです……orz