MIUクズミのはなし そう、クズミの最後は人間的なんですよねすごく。
ふせったー、最後に「ちいさく隠し事を護りたくなってしまう」ってのほんにでねぇ…
自分の中の大事な物をずっと守っている感じなんですよね。
相手に見せる顔は「自分も苦しい事があって」「自分も大変で」っていうあたり。
実のところ何も感じない極悪人というよりは、その背後関係に
何か引っかかる欠片があるんじゃないかって見えてしまうのよね…
自分から傷ついてまでも、その身を誰かに託すあたりとか。
無自覚な他者へのコールサインのようにも見えるというか……
それが「人と関わる為の術」になっているのもそう。
ひとりぼっち、手が届かないひと、手が伸ばせなかったひとの感触。
それってやっぱりどこかに「弱さ」がある人のムーブの気がするし、
自分を誇張して大きなものに成り代わって、自分を強く見せるというか…
たくさんの人間の中のだれか。名前のないひとりになるような…感じがする。
関西弁もちょっとキャラっぽい使い方に見えるのは某監禁殺人事件のアレを見た影響かも。
自分を隠すための衣というか、自分を守るための術のような…
有能なひとなんですよね、クズミ…
自分でなんとかできてしまう人。
それがしあわせであるか、そうでないか。
多分それすら触られたくないのだとおもう……今は…
幻覚のクズミはすごく強大にみえるの、
伊吹さんと志摩さんの幻影なのもちょっとよくて。
クズミではなくて彼らの映し鏡なんだよなぁ……
改めてそんなことを考えたりだとか。
そんなあれこれ。