120話を読んで思ったんだけど
エレンは始祖ユミルを奴隷状態から解放するんじゃないかな(考察+感想計4000文字超)
今から考察2つと感想を書きます。
考察1つ目。
「エレンは始祖ユミルを
奴隷状態から解放するんじゃないか」
という話。
エレンはこの世に生まれために
自由を求める人だと思うし
訓練兵の時とかエレミカアル家族会議見てると
その自由ってのは自分だけでなく
エレン自身が助けたいと思ったら
他人の自由も求める人だと思う
要は
「助けたい人間が奴隷だったら解放してあげたい」
そんな人だと思う
もちろん
マーレ戦士を解放する方向には動いてない点で
誰かれ構わずじゃなくて
助けたい、もしくは助けられる人間
限定なんだと思うけど
で、今回
始祖ユミルとされる少女を指して
ジークが「俺の奴隷だ」と言い
一方エレンは「ずっと1人で…」と言った。
エレンの発言からは始祖ユミルを
感情を持つ1人の人間の少女として見ていて
しかも彼女に同情的なものを感じた。
だから彼の目には始祖ユミルが
「奴隷にされてる助けたい人間」として
映ってるんじゃないかと推測してて
もしそうであれば
きっと助けにかかるんじゃないかと思う。
そこまでだとエレンと始祖ユミルの
個人的やりとりに見えるけど
「始祖ユミルを奴隷状態から解放する」
ってのは彼女を助けるだけじゃなくて
エルディア人全員をユミルの呪いから
解放できるっていうクソデカメリットもあるはず。
というのも巨人の血肉は
奴隷である始祖ユミルが
求められるままコネコネして
送ってるって話だから
彼女が奴隷じゃなくなれば
求められてもコネコネしなくて良くて
巨人の血肉は送られてこない。
つまりエルディア人は
巨人化できない普通の民族になり、
13年しか生きられない大量殺戮兵器としての生を
誰かに、もしくは自分に課すことで
軍事力の喪失を防ぐ、ということを
しなくても良くなるし、
巨人化できないという認知が広まれば
バケモノかつ安価な軍事力として
虐げられ搾取される対象として
敢えて生きながらえさせられることもなくなる。
(もちろん歴史の上で過去から現在まで
エルディア帝国のやってきたことを
すぐ許すわけはないと思うが)
そうなれば
エルディア人が巨人化できることを前提とした
安楽死計画に乗る必要はないし
エレンからすれば
奴隷の少女を解放することで
生きているエルディア人全員をも
救えることになる。
だから、奴隷解放するんじゃないかな〜と。
方法?知らぬ
そしてそれが起こると仮定すると
第1話のタイトル「2000年後の君へ」についても
少し考察できると思う。
始祖ユミルの世から現在のエレンたちの時代までが
約2000年という話だけど
その2人は今座標の時空で出会っていて
しかも始祖ユミルからすればエレンは
民族的な子孫でありつつも
奴隷状態から解放してもらえた人でもある。
座標空間にいれば未来から過去に干渉できるっぽいから
「2000年後の君へ」というのは
「私の生きてた当世からすると
約2000年後に生まれることになる
私を奴隷解放してくれた君へ」
という風に解釈できる気がする。
そうなると内容は恐らく
すっげー長い夢のなかのわけわからんアレだし
タイトル解釈考察以上のことはさっぱりなんだけど。
はい、考察1つ目は終了。
ここからは、考察サイトでチラッと見てしまった
個人的に納得できすぎる考察をもとにした考察なので
そこんとこよろしく。
どんな考察だったかというと
「あの少女の正体は大地の悪魔」
という考察。
その一文しか読んでないけど
めちゃくちゃ納得してしまった。
だって
・大地の土をコネコネして何でも作れるし
・あの少女の年齢的にも始祖ユミルとは考えにくい(始祖ユミルがたとえば5歳で大地の悪魔と契約したとしても死んだのは18歳だからあの座標空間に10歳くらいの年齢でウロウロできなさそうだし)(もしかしたら始祖ユミルが契約した当時の姿を借りてたりする?)
・王家の奴隷っていうのが王家の大元の始祖らしくない一方で、始祖と契約した大地の悪魔なら、始祖の血統の奴隷になるのも納得がいく。
だしだしだしだし、、、と納得しまくり。
しかも
今彼女を始祖ユミルと呼んでる根拠は
ジークが
こんなところをフラフラしてるなんて始祖だけだと
推測
したからであって
確定情報ではないと考えられる。
で、
さっきの考察と合わせると、
エレンは
2000年前に交わされた
始祖ユミルと大地の悪魔の契約を
何らかの方法で解消させて
大地の悪魔を奴隷状態から救い
エルディア人全体をも救う。
「2000年後の君へ」というタイトルは
大地の悪魔からエレンへの感謝等の気持ちを
記憶の伝達という手段で形にしたもの
だったんじゃないの?
知らんけど。
ていうか自分の考察外れて欲し〜
予想裏切られてえ〜
という考察が2つ目。
これからは120話感想。
若干マイナス評価。
もちろん、
進撃を見る目の基準が高くなりすぎてるので
今までその基準を上回り続けたこと自体が
異常なことであって
今回だって完全アンチとかではない
って前提なんだけど
まず1番は
不戦の契りの解除あたりが雑に見えたこと。
解除の前に、
まずジークは獣しか持ってないのに
不戦の契り関係あるん?ってとこもある。
「始祖を持つ王家の巨人」を縛るのではなく
「始祖を使おうとする王家の巨人」を縛るもの
ってことなら辻褄は合うけど、、、
そして何より
初代王の思想に染まってないからといって
気の遠くなる時間過ごしたってセリフだけで
あれだけウーリもフリーダも
みんなどうしようもなく苦労してた不戦の契りが
知らん間に解除されてましたよ〜って
さすがに納得できん…です。
せめてどんな作戦を仕掛けて
どんな感じで解除に成功したのかくらいは
ざっくりでも知りたかった。
その行動が後から重要になってくるから
あまり触れられなかったとか
そういった事情があるならいいんだけど
なんかもうその辺は前提として
進みそうな雰囲気だし、、、
とはいえ、ツイで見かけた
「不戦の契り無力化できるならエレン最初からいらんくない」
には部分的に異論を唱えたい。
不戦の契りを無力化するには
あの座標時空で少女と気の遠くなる時間を
過ごす必要があるとすると、
その座標時空に行くために
エレンが必要だった、
つまり不戦の契りを無力化するためには
エレンが必要だったってこと。
まあ
不戦の契りなき今となっては
座標発動にエレンは必要ないと思うけど
お兄ちゃんだからお前の親父はクソだと
洗脳するために連れ回してるだけ
(そして返り討ちにあいそう)
という部分はあるよね多分。
2番目は、
座標発動について。
原作50話の「叫び」のペチンのときは
なんでエレン座標時空行かなかったの?
今回と何が違うの?
王家の巨人側が無垢だったから?
それとも熟練度とかそういうやつ?
2人とも死にかけかどうかとか関係ないよね?
そんで
あの時は明らかにエレンが座標使えてたのに
今になって「王家の言うことしか聞かない」
とは?
座標発動権は王家と始祖持ちの2人のどちらかに渡るが、
王家が無垢なら始祖持ちに権利が渡り
王家が知性なら始祖持ちは権利が渡らない
みたいなややこしい話なのかな?
3番目。これは個人的にプラス
ジークが、
「実は俺グリシャに愛されてたんじゃ」
って心が揺らいでるところとかが
言葉は悪いが虐待親から離れられない子供
っていう心理っぽくて
ゾッとするほどリアルで悲しいなあと。
ジークは今回
エレンにグリシャの記憶を見せることで
お前の親父は最低だったと
分からせようとしてるんだけど
そこで逐一「表面上は良く見えるが
実態は違うぞ」と解説してるのね。
自分に都合の悪い部分も
本当はグリシャの実態の一部なのに
すべて「表面」としてグリシャから分離させて
ここぞという時に「これだけが実態だ」って
都合のいい部分だけ見せようとしてて。
それってどっかのツイで見たように
まさにマーレ側やグリシャが
子供達を自分の都合のいいように動かすための
やり方そのものなんすよね。
そのことについての統計があって
個別事情は違うってのは知ってるけど
全体的な傾向としては
親に虐待された人は
自分の子にも虐待しやすい
っていうデータがあるみたいなんですよ。
親のやり方をずっと見てきて
そのやり方しか知らなくて
親にも愛情があったと思ってたら
そうなりがちなのも理解できてしまう。
(あくまで実態知らない人がデータだけ見て
浅い知識と浅い考えによる考察なので
気を悪くした人がいたらごめんなさい)
ジークが弟にとった行動は
自分を搾取してきた国と
自分を道具として扱った親のやり方と
同じだったって話で
本当に悲しい、、、
しかも、やり方はともかく
なんでジークがエレンに
父親がひどい親だと分からせようと
思ったかっていうと
彼なりに
エレンを愛してたからだと思うんですよね。
彼の中では
「エレンは自分と同じ被害者で
今回エレンがジークのことを裏切ったのも
元はと言えば父親グリシャのせい」という認識。
彼はエレンにとっての父親になりたかった。
助けてくれた方の父親クサヴァーさんのように。
不戦の契りなき今、
鍵として必要だったエレンは
もうおそらく用済みだけど
ジークはエレンを救う父親なので
世界を救う時はお前も一緒だって
「見捨てないでいてあげる」んですよね。
そのための方法が
「グリシャは悪い父親で
お前は洗脳されている」というのを
時間をかけて記憶を見せていき
エレンに分からせてあげて
安楽死計画に賛成させることだった。
それから、
その方法をとったことには
エレンを愛してた、
エレンの父親になって救ってあげたかった
ということ以外にも
別の理由もあると思っている。
それは彼なりに、
大好きだったのに愛してくれなかった
あの父親のことを
「やっぱりあいつは悪い奴だった」と
自分の中でしっかり切り捨てることで
楽になりたかったっていうことだと思う。
「俺の大切な弟までも洗脳してくれやがって
このヤロ〜救いようがねえ父親だ」って
自分が納得することで
「自分が愛されなかったのも
こんな父親なんだから当然だむしろ良かった」と
心の深いところの傷を
少しでも和らげようとしたんだと思う。
なのに、
大切な弟の父親になろうとしたら
自分に酷いことしてきた父親と同じ方法を
無自覚にとってしまうし
自分の父親は思ってたほど「クソ野郎!」って
悪者にできる感じじゃないし
それどころか自分が愛されてた
かもしれないって話で
虐待親から離れられない子供のように
心が揺れてしまうなんて
あまりに悲しすぎる、、、
って思いました。おしまい。
他のことはツイで言ったから
スッキリしてます。
ひっさしぶりにこんな長文書いた〜