今更なんだけど、『猫街闘争』の感想とか節分の話とかロシアンブルーとシャム猫の話とかの覚書。
・猫種と名前の話から。
シアン→ロ『シアン』ブルー→ロシアンブルー。シアンはやや緑がかった明るい青色のことでもあります。
シャム→シャム猫。
ペル→ペルシャ猫。
沙羅→『サ』バト『ラ』→サバトラ猫。
茶斗→『茶ト』ラ→茶トラ猫。
かな、と。
洋猫族は洋服、和猫属は和服で区別されてました。
・寸劇からの流れと節分イベント
寸劇は去年の節分イベントをやったドラスタと彩。節分について、言及のある寸劇でした。
彩にとっての節分イベントは、(個人的な雑感として)「彩の華村翔真は1人ではない」「清澄と猫柳も(Pも)いるのだから、華村は1人で肩肘張って頑張ろうとしなくていい」という自覚をさせたイベントでもあったと思っています。
アルテの節分イベというと節分LIVE2016。懐かしのJIGOKUライブ。
猫街雑誌で麗さんが左肩にハートマークの入った猫になつかれていますが、節分LIVE2016で都築さんは左頬にメンタルの属性シンボルであるハートのペイントが入っていました。
節分LIVE2016では、四季・隼人・夏来の様子を見ていた麗さんに対して同年代の彼らの輪へと都築さんが背中を押そうとしたけれど、「本当に麗さんが行ってしまったら寂しいと思っていた」と都築さんに言う。麗さんは都築さんに対して遠慮があり、どうしてそう思ったのか、真意を聞けないまま終わってしまいました(余談ですが四季と麗さん(と漣)が接近したのはこの翌月のホワイトデーライブ2016です)
・Altessimoサイドの話
節分LIVE2016では言えなかったことを、今度はシャムとして、都築さん演じるシアンにぶつけられたのかなと思いました。役の力を借りるっていうんですかね。「私は自分の意思であなたのそばにいるんです。一緒に生きていくんです」という。四季や漣、オリピ、涼ちん。いろんな人との交流(特に越境イベ)と経験を経て、それでも共に音楽を奏でたいのはあなたなんだという強い想いというか。人間不信だった麗さんが、疲れて寝てしまった都築さんの傍らで安心して眠れる、という。まして都築さんは315プロで唯一の「音楽の世界で生きてきた大人」です。大分類でいうと、麗さんが苦々しい想いをさせられてきた側の、音楽で商売をしてきたヒトになります。その都築さんと、これからも麗さんは歩んでいくんです、みたいな。あれをしてはだめ、常識的に考えるとこれはダメ、そんな常識や固定概念はひとまず置いておいて、都築さんと一緒に眠ってしまおう、という麗さんがようやく見せてくれた、肩の力を抜いた年相応の姿だったのかな、と。四季も漣、それから朱雀もですかね。彼らとの存在と交流は、麗さんの固定概念をブッ壊すには最適な人材だったと思います。
で、珍しく最終面がSR同士じゃないこと、シャムの出自、何故アルテを同じ猫種にしなかったのか、設定がちょっと気になったので猫の方を調べたんです。
シアンの猫種ロシアンブルー、第二次世界大戦あたりで絶滅寸前になって、持ち直す際の交配種としてシャム猫の存在があったそうです。なので原産国がロシアではなく、イギリスとする説があるらしい。キャットショーがイギリスであったので、恐らくそこに出されたこともあったのかな。その辺の文献が見つからない…
暴走したシアンを『種』としてのロシアンブルーとすると、歯止めをかけられたのはシャム猫であるシャムだけだったのはそういうことかなと。
シアン色は前述の通り「緑がかった明るい青」ですが、シャム猫の定義は青い瞳らしいです。ちなみにシャムというか… 麗さんの瞳もシアン色ですかね、これ。今気付いた。
で、これまとめてる時にWDイベの情報が山村から流れてきて宇宙猫顔になったわよね…
アルテイベは掘りきれてないので、情報求むってところがありそう…
・彩の話
まず、体力レベルで言うとFRAMEやTHE虎牙道側の翔真くんでも「ちょっとキツい」レッスンってどういうことだと思ったら、わりと翔真くんは別の意味で運動量というか、アクティブな役回りだったんだろうなと。恐らく物語の息抜きポジだったんだろうなと。黒服を連れていて(それも恐らく複数)、喋り出すとミュージカル調になるとか、そういう…めちゃくちゃ猫街闘争の本編が見たいと爆笑したんですけど、笑いとしての美味しいところは総取りだったんだろうなというか。専属バックダンサーこと黒服も、恐らくは筋肉質のイカついのを背後に並べると、毛皮のマントもあってペルさんの迫力が出るんじゃないかというか。画面映えしそう。個人的には『ブレイド(映画)』のウェ○リー・スナイプスみたいな、細身のグラサンつけたのが4人くらいついてるのを想像してましたが。私の趣味ははどうでもいい。
猫柳のフォローが発生すると、茶斗の場合は2人にじゃれついてるみたいで可愛かったんですが、翔真&猫柳の場合は「猫の話をしてるのか、猫柳の話をしてるのかツッコミが追いつかない」と思ったのは覚えてます(面白すぎてずっと周回してた)
猫柳を猫扱いするというのは、節分ではなく、これもドラスタと共演したWinterSnowLive2019の雑誌でもやってるんですね。『猫は水嫌いというけれど』というタイトルなのも、ちょっと引っかかったんですが。というのも初期イベの湯けむり温泉の雑誌で、華村さんのおすすめと聞いて猫柳が飛び込んだ矢先は水風呂で、悲鳴を上げるというのもあったので…
それから華真様に続き、『争いを好まない』という設定なのもちょっと興味深かったです。
興味深いといえば、Twitterでも言ったんですけど、ペル衣装についてはブラッキッシュ961SPとヴァイスジュピター(衣装名が覚えられないPなのでホワイティッシュ961って呼んでた…)の北斗衣装を盛った感じだなと思ってたら『豪華絢爛』って評するんですね。これ、恒常SR北斗のカード名です。そういえばミュージカルと言うとウェストサイドストーリーことBADBOYSがあったか。
それで、もう一つ気になったのは沙羅の衣装のカラーリングが華村私服カラーに類似してないかという点で。
華村さんにキャットニップも決まってる、といわれたキャットニップ。別名を「イヌハッカ」この場合のイヌは犬ではなく、否定の「否ぬ(いぬ)」で「ハッカに似ているけれど違う」というイヌハッカ。キャット(猫)とイヌ(犬)、両面併せ持つ辺りも華村さんっぽいなと思った次第(華村さんについて話し出すと長くなるので割愛)
沙羅と茶斗、同じ手甲(でいいの?)で、同じ金魚の紋が袖に入ってるんですけど、ペルさんにはないんですね。というか、おそらくペルさんにはなんの模様(所属)もない感じ?そんな辺りからも、ペルさん一強みたいなところはあるのかなと。
沙羅の報告といい、グループの統括みたいなポジションと考えて、沙羅と茶斗の関係が何かを彷彿とすると思ったら西遊記だったんですね。中国三大奇書のうち、イベント実装されてない水滸伝を除いて、三国志演義と西遊記は彩が出演しているわけで。
三蔵と悟空の関係として考えたところ、今回はブブがいないので八戒はなし。ではペル役華村さんは悟浄ポジションかというと、そうではない。変則的な考え方ですが、西遊記のカードは悟浄と八戒が1枚にいるので、不成立として除外されてるのではと考えると、該当するのは釈迦如来になるのかな…
茶斗はペルに挑むのではなく、彼の元に修行しに行くとか、動きがあちこちしているところも悟空っぽくはあるのですけど、まあそれはそれ。そういえば児童書以外の西遊記をきちんと読んだことがないことに気付くなど。
さて、何故西遊記を持ち出したかというと、ペルさん、つまりペルシャ猫。ペルシャは今でいうイランです。シルクロードの途中にあり、シルクロードは三蔵一行の通ったルートでした。猫柳が正面から華村さんを頼ったのは三国瞬星録で清澄と喧嘩をしてしまった時だったなぁと。そう考えると、ペルさんの衣装は三蔵法師の衣装のカラーリングに類似しているのかなと思いました。因みに経典を天竺へ、と促したのが観世音菩薩で、悟空が指に字を書いたのは釈迦如来です。確か。
私見ですが、清澄は華村を師のように仰ぎ、猫柳は華村に対して敵わない。これは人生経験豊富というよりも、人の輪の中で生きてきた華村と、他人を観察対象として生きてきた猫柳という意味での敵わないだと思うんですか、そういう側面がよく出ているのかなと思いました。
あと、フォロワーさんが「漣を彷彿とする」と言っていたのも興味深かったです。
猫の皿。これは落語の話なんですけれど、ひとを騙して儲けるつもりが結局が相手が上をいっていたために返り討ちにあって損をする、という筋道が今回の茶斗だったなと思いました。結局ランクを落としてますし… なんだかんだいい子なんだよね、茶斗。というか、あれで彩オチっていうのがすごいんですよね、猫街闘争… これ、EDはペルさんオンステージのカットインで回想シーンとかオフショットの映像もしくは画像がカットインしてくるやつか…?
とりあえずこんなところかな。アルテのエモみが爆発したイベントだったな、というお話でした。