私が夢見た「黄金郷」はどこにも無かった。
(パッチ7.0黄金のレガシーに対する感想と疑問/無駄に11000文字あります)
これから私がお話しするのは、黄金のレガシー7.0のメインストーリーに対して「どうしてこうなっちゃったんだい?」と感じた部分についての、わたし個人の感想と解釈と疑問と文句と、最後に今後への期待や要望です。
めちゃくちゃ長いです。
ここまでで既にお察しの通り、賛否両論の「否」が8〜9割の内容となっています。
共感してくれる人がいたらそれは嬉しいけれど、純粋にすべて楽しんでハッピー!な方々は、こんなページはさっさと閉じて楽しい想い出を胸に今日も冒険を楽しんでくれた方が良いと思います。
あなたの冒険はあなたのもの。
わたしの冒険はわたしのものです。
感想が違うからと言って責められるべきではない、お互いにね。
1⃣全体を通しての感想
面白い…のかな…大筋は面白いのかもしれない。楽しい瞬間もある。でも退屈で疑問だらけ。これまでとの比較とかそういう話ですらない、シナリオや演出が未完成だとしか思えない。
ざっくりまとめるとそんな感じ。
音楽や景観の素晴らしさだけを取り上げれば賞賛されて然るべきと思うのだけれど、それをバックに展開される「ストーリー」の仕上がりが良くないと思った。
漫画や映画、アニメ、小説…こういったものを特別好きで見まくっている人や、自分で作品を作る側の人には理解してもらえるかもしれない。「演出」「構成」「設定」がとにかく足りていないと感じてしまった。
詳細は後述します。
プロが作ったものに素人が偉そうに「演出が〜」とか言うのはどうなのよ、と言われるのは覚悟の上だけど、素人から見たってもうちょっとどうにか出来ただろと思うシーンが山のように積み重なっていて、これが世界に配信されたんですか…日本の代表的なゲームのストーリーとして…と、微妙な気持ちにすらなった。
本当に偉そうでごめん。でもそう思った。
2️⃣「黄金郷」が「黄金郷」じゃないことは、やる前から分かってた
まぁそりゃそうでしょうね。
バカ正直に金銀財宝が眠る大都市に到着するストーリーなんて、今回の話よりもつまらんしファンタジーな物語を作る人間ならそんな事はしない。
「黄金のレガシー」と題されたこの新しい冒険の中で目指す場所。エメトセルクがわざわざ「見ておけ」と言い残したその場所は、エメトセルクにとってもそう呼ぶに値するものであるか、もしくはアゼムの魂を受け継いだヒカセンであればそう受け取るだろうと考えての言葉だったのか…まぁやってみれば分かるっしょ!楽しみ!と、リリース前にはこんな風に考えていたわけです。
なので、人の手で造られたエゴの塊のような「王様」が管理する、死者の記憶を維持するためのシステムと街が「黄金郷」でした〜!と言われて、
それならもっと見せ方ってもんが!!!!
あるだろうが!!!!!
と、そう思わざるを得なかったわけです。
何でそんなに楽しげな設定を思いついておいて、こんな出し方になるんです??
だって最高じゃないか、お花畑みたいな理想を抱えたお姫様(王様)による、独裁的な優しい壊れた世界。どう頑張ってもこちらの倫理感とは相容れない、あのどうしようもない思想。
スフェーンがこちらの質問には答えずやんわりと会話の中身をすり替えるような話し方をするたびに、あぁこいつは信用できねえ奴だなと思わされた。最後まで理解し合えないキャラなんだとすぐに気付けた。
最後の討滅で戦う相手はこの女なのね、と思いながらソリューションナインに足を踏み入れた。
この匂わせが出来て、どうして他はああなっちゃったの????
3️⃣物語前半「継承戦」
暁月のラストで登場したウクラマト。この子を王にするために遥々やってきましたトライヨラ。
音楽と街並みとそこに生きる人々!最高!新しい服!最高!ヤッター!
新しいエーテライト!サブクエもいっぱい!アルパカ乗れるじゃん!カード勝負できる人いる!モロコシ様!?ヤッター!!!
思えばトライヨラに到着したこの時が一番楽しかったかもしれない。
今回はヒカセンをはじめとする暁の面々は後ろで支えて見守っていく役目なので、ラマチやコーナ兄さんの成長をそっと後押しするような立ち回り。
全然いい。これぞ「雇われの冒険者」だよね。みんなこれまでの経験値エグいからね、後方腕組み保護者面が似合うったらないね。
エスティニアンだけマジで一人でふらふら遊び歩いてて、しかも王様との手合わせでお小遣いたんまり貰ったらしくて「えっ私には?」と思ったりして。想定より登場も早かったけど居なくなるのも早い。
継承戦グループがなんかいい感じの絆を育んでる一方で、エスティニアンが一人で野生のキモい形のサボテン食って「美味い…!」ってなってたんだと思うとオモロい。なんてオモロい男なんだ。
しかしその継承戦、あまりにも中身がガバすぎやせんか。
一応これ、次代の王様を決める大切な試験なんですよね?子供たち3人は分かる。で、強さに秀でたバクージャジャが平民代表なのも「まぁ王様がそう決めたならいいんじゃない」と思ってやってた。
誰が見ても人格が不適合なくせに候補になれるのは、理王が3年前から実質不在であるとはいえどうかと思うけど、王様が「まぁ他の3人にもそれぞれ問題点あるし」で済ませようというなら後方腕組み保護者グループとしては納得するしか無い。
この辺ですでに「設定甘々かよ」とは思ってた。秘技⭐︎ご都合展開、使うの早すぎないか?
実質全員が王の候補としては役不足だけど無理やり選んだので、暁の皆さんどうかコイツらを立派な王様の器に育ててやってください。というのが継承戦の1つの側面だったわけですね。
だったら犯した罪への制裁もしっかり入れろよ!!!!!!
ヴァリガルマンダ討滅戦、あれ、何だったんです……???バクージャジャが卑怯なことしかしない役回りなのは分かってるし、最終的にそうまでして勝たなきゃいけなかった理由が「双頭」の出生の秘密にあることは理解してるけど、それにしてもあの雑な戦いはなんなんだ。
たかが足止めのために最悪の厄災を解き放つ馬鹿さと、後半で「命の責任」とやらを背負う律儀さのバランスが絶望的に悪い。どっちかでいいだろ。キャラ設定にあれもこれもって入れすぎだろ。
そこまでやるなら「ヴァリガルマンダの力で、クソみたいな妄執に取り憑かれている親父も、双頭への信仰も、この国の伝統も何もかもぶっ壊して、俺について来れる奴だけの国を作る」くらいの野望を持てよ。
なんだよ足止めのためって。
そんでその後お行儀よくハンター試験みたいなお料理テストが始まるの待ってるの、お育ちが良すぎるのではなくって???
脅して攫って秘石を奪うくらいやるだろ、国を滅ぼす奴の封印解いた直後だぞお前…頭ん中ずっと凪節かよもっとバイオレンスさ出していけよ、それがお前の役割だろ。
「でも実際はバクージャジャは生まれてこられなかった沢山の子供たちの命や、双頭として生まれた子としての期待に応えようと……」
うるせえ!!!!!
それなら卑怯な行いや部下への横暴さの裏で、固い決意と何か深刻なものを抱えていることを匂わせるシリアスなセリフを効果的なタイミングで1つくらい入れてから馬鹿なことさせろ!!!!!
そんで、ヴァリガルマンダの封印解除はどうして継承戦を失格にならないんだ?普通に国家レベルの反逆罪で命さよならじゃない?
ヒカセンと暁のメンバーがいなかったらトライヨラ終わってたでしょ。
ヴァリガルマンダも何してんだよ、もっと村とか畑とか家畜を焼けよ。最悪の厄災なんじゃなかったのか、封印されてたから力が出ない😭じゃねえのよ。それでもこんなに被害が出るなんてどうしたらいいの、って絶望を与える係だろお前は。
もしくは「大きな被害が出る前に協力したら何とか出来た」という成功体験を王の候補者たちにさせたかったのなら、それ相応の対策を取るストーリーの流れになるべきだったし、「探して追いかけて見つけて早めに叩いたら倒せました!よかったね!」は雑すぎる。
対象年齢12歳か?ファンタジー児童書でももっと凝ったストーリーにしてる。
4️⃣キャラの生きてきた背景が見えてこない
説明されてる所はね、そりゃそのまま読めばいいから分かりますよね。
ラマチやコーナが引き取られた経緯とか。ゾラージャがどういう思想だとか。
でもあんだけ一緒に旅してたら嫌でも分かる、ラマチとコーナの「世間知らず」っぷり。
王宮で暮らしていて、しかも国を一つにまとめる旅の果てにこうして王の座についている父親がありながら、どうしてこんなにも自国の文化やそこに暮らす種族のことを知らないんだ????
訪れたことはなくとも、初めて知った!は流石にびっくりする。話にすら聞いたことないっておかしくないか。どっかでその理由って説明されてましたっけ。
3人全員、王族として育ったという雰囲気がどこにもなくて「性格や個性の違い」で全てを済ませようという力技のように感じた。3人の中から後継者をいずれ選ぶと分かっていたなら、もっと教育がちゃんと施されているべきじゃない…それをしなかったなら見通しが甘すぎだし何が理王だよ、と思ってしまう。
ゾラージャに至っては「戦が愚かなことであると分からせるために戦をして平和を望ませる」って、もう最初から意味不明の思想にどっぷり。その出処はどこなんだ。一体何から影響受けたらあんなねじ曲がった正義感が生まれるんだ。
「戦争」に対しての妙な理想があるというか、圧倒的な力で部族をまとめ上げた武王を父に持つからこその思想か?と考えたけど、それにしたって「普通はそんな理想には行きつかない」という思考回路…単純に頭が悪く見えてしまって残念に思う。
思想が捻じ曲がるきっかけになる「何か」があったとして、それを明確にストーリーに関わらせてこないのは何故なんだ。そもそも危険な平和思想を正してやれるだけの大人は王宮に一人もいなかったのか。理王は何やってんだ、3年前までは生きてたんだろ。
教育ってものがちゃんとされてないのかと思いきや、コーナには海外留学させるという「学び」への寛容さはあるときた。でも賢人たちのいる街で新しい知識を得て、いかにも秀才といったキャラデザ・性格でありながら、自国に根付いた文化やその根幹についてまでは想像が及ばないという短慮さ。
このアンバランスさがキャラ設定として本当に謎。どうやったら同じ場所で育てた子ども達がこんなチグハグなことになるんだ。
キャラクター設定としてこちらに出される情報と世界設定との矛盾・疑問が多すぎて、ストーリーが頭に入って来ない。そして疑問に思ったことの答えは結局出ない。
本当にあの人たち王宮で育ったんですか?と不思議に思う。暁月までは、新しく出てきたキャラが動いてしゃべれば大体どんな風に生きてきたからこういう思想なんだな、とかがすんなり入ってきてた。背景にあるものと、キャラの言動が一致していたし、アレコレといちいち説明されなくても納得がいった。
今回この3人に関してはそれがまるで感じられなくて、その要因には2人が養子だとか1人がコンプレックス抱えまくってるとか、そういうのは関係ないと思う。
ウクラマト達に「知って、聞いて感じて考えさせる」のが目的の旅なのだとしても、それが必要なことだとグルージャジャは分かっていたし言葉にもしていたのに、この王位継承の土壇場になってようやくその意図に気付くというのは…えっ…これから国を率いていこうという人たちが今更…?と思っちゃったんだよね……
1つの国の成り立ちからここに至るまでの歴史があって、その世界設定をこーーーんなに細かく考えてるんですよ!というのが街のつくりや服装、各種族の生き方からはこれでもかと見て取れるのに、メインキャラクターを動かした途端に綻びが見えてしまうのは不思議でしょうがない。
ましてやメインの登場人物が「王家の人間」である以上は、奔放で自由な考え方・生き方をしていながらも「王家として知るべきこと」は、継承権を争う以前にとっくに学んでいるべきだった。
それを学ぶための「継承の儀」だとしても「宿題に手を付けるのが遅い。もう夏休み最終日ですけど」って感覚で後ろをついて行ってて、自分がトライヨラの国民だったらせめてあと10年は勉強してから王の座についてくれよなと不安に思う。
コーナをオールドシャーレアンに留学させる前にやるべきことがあったと思う。本当に国のことを考えてる人間なら、せめてひと通り知ってから「その上で発展させるために何ができるか」っていう順番じゃないとおかしくないか?
王子としての「学び方」を教えてやらずに世間知らずをポンと海外に出すのは悪手すぎる。
コーナもコーナで「田舎のみんな〜世界広げようよ東京はすごい所なんだぜ」みたいになっててしんどい。見てて恥ずかしい。地元のこともよく分かってないのに何言ってるんだ。この人はトライヨラだけが国だと思ってたんだろうか。市議会選挙じゃねーんだぞ。
……と、こんな風に、外界とは違った特殊な暮らしや文化があったとしてもストーリーを読んでいて致命的な「そうはならんやろ」はあってはならないと思うんだ……少なくともメインストーリーでそれを感じさせるのはダメだろと。
サブクエやれば補完されるかなと思ってひと通りやったけど、別にそんなことはなかった。
なんでこのストーリー構成と雑な演出でGOが出たんだろうか。FF16と並行して作ってた弊害ですか?とかあんまり言いたくないこと考えちゃったよ。
いや暁月の時からぶっちゃけ演出の雑さには不満に思ってきたけど、せっかくこうして新しい出発点として始まった物語なのだから、いい加減誰か一人くらい「この話じゃ説得力に欠けるんじゃないですか」って言える人がいてほしかった。
5️⃣クルル・マイア・バルデシオンについて
別の世界から来たのね〜まさかそう来るとは思わなかったよ、素晴らしい、こういうサプライズは大好きだよ。でも分からない事があるんだ。
なんかもう後半は勢いで一気に進めて「早く終わらせたい」と思って読んでいたから、アイス運びながら「私は何をさせられてんだろな」って白目剥いてたので、ちゃんと読めてなかったかもしれないから誰か教えてほしい。
なんでクルルの両親は、せっかく世界が繋がって扉からこちらに来られたのに、クルルだけを置いて自分たちは帰って行ったの?
シンプルに謎。
だって組織?から抜けて逃げてきて、超える力を持った娘を守るためにわざわざ別の世界に安全に渡れる扉を開いたのに。何で帰るんだ、こっちに残って自分たちでクルルを育てなさいよ。
え、だって知らない男に自分のかわいい赤ちゃん渡せるか????売り飛ばされて酷い目に遭わされたらどうすんの、何のために逃げてきたんだ。何で帰るんだ。わからない。
その場にガラフ達が居なかったらどうするつもりだったんだ。すぐに閉じなきゃいけない扉から出てきて、もしそこに立ってたのがガラフじゃなくていかにも悪党で赤ちゃんに酷いことしそうな奴だったらどうするつもりだったんだ。
帰るなよ、こっちに逃げてこいよ。
そんで再会したら全員モジモジしてて、いやそんな事してる場合じゃないんだよな〜と。
最終エリアのあのダルさはどうにかならんかったんか…消すなら一度にドカンでよかった。
分けるにしても、スフェーンのところと、そのほか全ての人々を一気に…でよかった。何回やらせるんだ。
エレンヴィルもカフキワも、向き合うまでが長すぎる。不憫で可哀想でままならない状況にグッと来る事もあったけど、同じようなお別れ展開がしつこすぎて「いつ泣けばいい?」となってしまった。
感動は分散させずにドカンと1発食らわせてほしい。それぞれ全部に全力で「ほら!泣け!感動しろ!」は無理がある。キャラによって思い入れの差があるだろうし、好きなキャラのとこで泣いてね、というつもりなら同じフィールド内で同じ手順でやるべきじゃなかった。
「先が読める流れだからこそエレンヴィルとカフキワの会話が尊く感じられる」という場合もあるかもしれない。けどそれって感動に新鮮さがないし「その切なさはさっきも別の人で感じたからもういいです。あと展開の予想がついた時点でもう味わった」となってしまった。
「感動」の置き所を変えたらストーリーが上手くまとまらないというのなら、まとめられる人に書かせるべきだとしか言えない。辛辣ですまん。
あと単純に、あれだけのお散歩を悠々としていられる時間の猶予がきっちり残されてるのが、コチラに都合が良すぎてなんか気持ち悪かった。
スフェーンの世界統合の準備が終わるまでの時間、どっかに表示されてたのかな???と思うくらいにはぴったりと用事が済む。なんでだ。こういうご都合展開はシステムチックすぎるというか…なんか冷めるし没入感に欠けるように感じる。
6️⃣アンロスト・ワールド…!
あのセリフなんだったん。
ウクラマトによる「アンロスト・ワールドって呼ぼう」からの、エレンヴィルのナレーションによる「リビング・メモリー」は正直笑ってしまった。
笑わせんなよとちょっと一人で内心キレたくらいには笑った。幼なじみコントか???
ショートコント「らしくないセリフ」!とか想像してずっとクスクスしてたら、エレンヴィルが「黄金郷はここにあったんだな」とか言ってるし、見た目は完全に黄色いアーモロートだし。
私はあの街並みを見て、アーモロートやん!!と大はしゃぎしたんですよ。
死者の記憶を閉じ込めた街が「黄金郷」だったと。それをエメトセルクは「見ておけ」と言ったのかと。
いや、そもそも時間の流れが数日で30年も違う場所なのだからエメトセルクが見た黄金郷の姿と、ヒカセンが見たものは別物だったのだろうけど。
それでも一見してアーモロートを想起させるビル群が最初に目に入った時は、まだ出てきてないパシュタロットついに来たわ!!!!とか盛り上がっちゃったよね。
全然そんな話じゃなくてガッカリした。
星海へ還る命のめぐりから切り離して作られたスフェーンの「黄金郷」システム。
一方。魂を管理する冥界の管理者エメトセルク。彼が作ったテンペストのアーモロートとの対比が面白いじゃない!とテンション上がったけど、その後の展開が先述したような「泣きなさいラッシュ」で、生前のスフェーンの中身も別にパシュタロットの分かたれし魂だったとかでもなく、黄金郷は我々の手によってアッサリと黒い石の街となり、特にそこに抵抗してくる人もおらず……
ここで素直に全部しっかり感動出来た人は正直うらやましかった。いいなあ。一気にやらん方が感動できるとかあるのかな。(それなら最初からそういう作りにしてくれ)
もっと言うと、黄金郷…ガッカリした。今後いつでも行ける場所でガッカリした。
「リビング・メモリー」はFateとかが湧くようなエリアじゃなくて、その時にしか行けない特別なイベントエリアであれば良かった。敵とか居ない完璧な幸福空間であってほしかった。
具現化する人数を抑えてまでして維持してるのにモンスター入り込んできちゃってる、ってのはなんか…風脈とかもなんか…ウン…そっか、別に特別でもなんでもない場所だったんだなって感じて夢も希望もねえなと思った。
その辺でギャンギャンに草刈りしてたり、大人数でレアFateやってたりするし。
これが黄金郷かぁ…これをおすすめしてきたエメトセルク、今どんな気持ち?
あとグルージャジャさんよ。ここの存在を知ってる人が限られてるのなら、無謀にも海にでて還らぬ人が多数出る前にもうちょっとどうにか情報操作できたんじゃないのかね…
なんかその辺の設定の作り込みも甘さを感じる…私だったら、少数しか真実を知らないのであれば噂も根こそぎ情報操作して掻き消すね。じゃないと大切な国民が無駄死にする。
部族間でのみ語り継がれている噂や伝承も、国を統一できるくらいの実力と人望があるならどうにかできるでしょ。
なのにやらなかったんだよな…と思うとモヤる。アッサリと鍵盗まれてるのもあり得ないし、そんな適当な流れにするくらいならもっとファンタジックな設定つけて「ゾラージャが鍵に選ばれた」とか言って、自己肯定感をやや満たしつつ新しい世界で王として君臨する道を見つけるとか、なんかそういうドラマティックな事件性を表現してほしかった。
ボズヤのグンヒルドあたりではそれ出来てたじゃん。セイブザクイーンが突然現れてミーシィヤが牢から抜け出してたじゃん。
あのくらいのファンタジー表現をもっとくれよ、ファイナルファンタジーやってるんだから。
ミララ族とアロアロ島の神子像の関連性を匂わせたりはできるのに、どうして直近に起こったことをドラマティックに見せることはできないんだ。伏線って知ってる?もっと貼ってほしいんだよね。
7️⃣ソリューションナインのその後
まず、ウクラマトどうやって説明したの。
あれだけ「魂の予備」に縋ってスフェーンを信奉して生きてる人たちに、事の顛末をどうやって説明すれば暴動も起きずに済むの。
そんで全ての権限を持たされた一人の子どもの後見人に名乗り出て、なんか受け入れられてるけど……いや、あの街にも政府組織はあるんでしょ?そういうエリアあったよね?その人達は何してんだ?
ご都合展開と綺麗事もここまで来ると笑えない。ウクラマトが「笑顔を守る!」って言いながらやり遂げたのは、立派な他国乗っ取りだし普通に反乱起きてもおかしくないけど何で平和に終わってるの?
最後にはグルージャを一人でソリューション・ナインに帰してるけど、誰か信頼できる人は側につけてるのか??超要人だぞその子ども。コーナが一緒に行くくらいの配慮しないと、あっという間に政府側に傀儡にされそうだけど大丈夫??
スフェーンを失った人々、もっと「なんてことをしてくれたんだ」って憤っても良くないか。
そもそもリビング・メモリーでも「消えたくない」って言ってくる存在がいてもおかしくなかった。だって死んだ後は黄金郷で生き続けられると思ってた人たちなんでしょ。
そのためにスフェーン様が苦しむことになるくらいなら…と思っているのだとしたら、そもそも頭につけたそのおかしな装置は壊してしまえ。言動と思想の辻褄が合わないんだよ。
このあたりの矛盾がずーーーっと喉に引っかかった魚の骨みたいにチクチクむずむず残ってて、いや闘技場の再開より先にソリューションナイン側は取るべき行動があるだろ、と冷めた目で見てしまう。
あとこれはふざけた気持ちで書く閑話ですが
ソリューションナインの中さ、上層下層の移動に関してはやたらとハイテクノロジー見せつけてくるのに、「平面を徒歩で移動する」ことに工夫がないのはどうしてなのwww
そこまで技術が発展してたら、街中を高速で移動できる動く床みたいなのが一部にあってもいいのにね。エーテライトで移動したらだだっ広い廊下を歩かないといけないんだよね。
そんなソリューションナインにお住まいの技術職の方々には「ドラえもんのび太の銀河超特急」をご覧いただくことをおすすめします。
「ベアリングロード」っていうね、進みたい方向を思い浮かべるだけで高速で移動できる床がね、出てきますんで参考にしてもらって。
8️⃣良かったところ!!!!
▶︎景色!音楽!民族衣装!新しい髪型!
▶︎わりと取りやすい位置の風脈!
▶︎マムージャの子どもが可愛い!ちっちゃい爬虫類ってかわいいよねぇ〜これがあのゴツい「○○ージャ」になるのかと思うと諸行無常を感じるけれど。
▶︎サブクエとかワチュメキやれば別大陸で暮らすヴィエラの文化を思ったよりも沢山知ることができて嬉しい!
▶︎種族別のセリフ多くてSNSで他種族のやつ見られて楽しい!
▶︎納品クエストやモブのセリフ、釣ったイカの説明文にチラホラ出てくるエスティニアンの「一方その頃」エピソードの出し方がすごく良い!相棒にはずっとこういうおもしれー男で居てほしい。
以上…かな…
私にとって最も心がワクワクしたのは、セノーテの最奥部に到達した時に見た「黄金郷」の片鱗が漏れ出したあの空間、あの光景でした。
あの場所に到達した時だけが、私の「黄金郷」を求める心を満たしてくれる瞬間だった。でもあそこは黄金郷ではないんだそうだ。
アンロスト・ワールド(笑)
ラマチ、君のことは大好きだ。
でも君とキャラゲーやりたいわけじゃないし、そういうのはラハアリゼーでお腹いっぱいなんだ、ごめんな。
(手握っててくれないかのシーンはちょっと露骨なデレすぎて「アリゼーでもそこまではやらんぞ」と引いた、本当にごめん)
9️⃣今後に期待すること
大筋は面白いのに展開に雑さを感じて没入感に欠ける仕上がりにガッカリするのは、もうこれっきりにしてほしい。
あらすじで聞くと面白いよね、じゃなくて必要なところに必要な演出が入って、伏線と予想外の展開を盛り込んで、最後に全ての言動に納得がいくように仕上げてほしい。
絵本読まされてるんじゃないんだよ。
毎月課金をしているそれなりにいい年齢の大人たちが遊ぶゲームのメインシナリオなんだよ。責任と期待に応えなきゃいけないプレッシャーもあるんだろうけど、その道のプロとしてシナリオを書くのなら、演出もちゃんとやってほしい。
あとナイトのLB3がただの石壁でダサいのをそろそろ豪華な装飾とかついた「レベル100の騎士が出す壁」らしいかっこいいデザインにアプデしてほしい。
他のタンクはみんな何かしらのエフェクトあるのにどうしてナイトは石壁なの。初期ジョブ仲間の戦士ですら燃えてるエフェクトついてるのに。うらやましい。ナイトだって豪華な甲冑に見合う壁出して光りたい。
おわり
クルルの両親があえて元の世界に帰って行った理由、説明されてたか本当に覚えてないので、わかる人いたら教えてください。